チチブコウモリ

チチブコウモリ
チチブコウモリ B. leucomelas
保全状況評価
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))

絶滅危惧II類 (VU)環境省レッドリスト
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: コウモリ目 Chiroptera
: ヒナコウモリ科 Vespertilionidae
: チチブコウモリ属 Barbastella
: チチブコウモリ B. leucomelas
学名
Barbastella leucomelas
(Cretzschmar, 1826)
和名
チチブコウモリ
英名
Asian Barbastelle
Eastern Barbastelle

チチブコウモリBarbastella leucomelas)は、コウモリ目(翼手目)・ヒナコウモリ科チチブコウモリ属に分類されるコウモリの一種。

分布

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イスラエルからコーカサスインド北部、中国西部、日本に分布する[1]。コーカサスから中国と日本に分布する個体群を亜種 B. l. darielingensis とする場合もある[2]

日本国内では、北海道岩手県福島県埼玉県東京都神奈川県愛知県岐阜県静岡県愛媛県高知県で確認されている[3]

特徴

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前腕長39-44mm、頭胴長50-63mm、尾長43-54mm、体重8-12g[1]。耳介も幅広く、基部で左右が結合する。

樹洞を昼間の隠れる場所に利用する[1]。洞窟で見つかることもある[1]

和名は、日本では1883年に秩父で最初に発見されたことに由来する[3][4]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d 阿部永・石井信夫・伊藤徹魯・金子之史・前田喜四雄・三浦慎悟・米田政明『日本の哺乳類 改訂版』東海大学出版会、2005年7月20日。ISBN 4-486-01690-4 
  2. ^ S. D. Ohdachi, Y. Ishibashi, M. A. Iwasa, T. Saitoh (2009-07). The Wild Mammals of Japan. Shoukadoh. ISBN 978-4-87974-626-9 
  3. ^ a b 小宮輝之『フィールドベスト図鑑 日本の哺乳類』学習研究社、2002年3月29日。ISBN 4-05-401374-0 
  4. ^ 前田喜四雄「シリーズ 日本の哺乳類 種名検討編, 日本産翼手目(コウモリ類)の和名再検討」『哺乳類科学』第36巻第2号、日本哺乳類学会、1997年6月30日、237-256頁、doi:10.11238/mammalianscience.36.237NAID 10016303138 

外部リンク

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