モノマー
モノマー(英: monomer)とは、重合を行う際の基質のこと。単量体ともいう。モノマーが多数結合した高分子のことをポリマー(重合体、英: polymer、ポリは「たくさん」の意)と呼ぶのに対して、1を表すギリシャ語の接頭辞であるモノからモノマーと呼ぶ。
モノマー同士がつながった重合度の高い分子が重合体であるが、そのうち分子二つつながったものを、二量体またはダイマー(dimer)、三つつながったものを、三量体またはトリマー、トライマー(trimer)、四つつながったものをテトラマー(tetramer)と呼ぶ。また、十数分子程度までの比較的重合度の低い重合体をオリゴマー(oligomer)と呼ぶことがある。
例
[編集]- ポリエチレンに対するエチレン(モノマー)
- ポリスチレンに対するスチレン(モノマー)
- ポリプロピレンに対するプロピレン(モノマー)
- ポリ塩化ビニルに対する塩化ビニル(モノマー)
- ポリアクリルアミドに対するアクリルアミド(モノマー)
- ポリエチレンテレフタラート (PET) に対するエチレングリコールおよびテレフタル酸