ロバート・ウィリアム・ウッド
Robert Wood ロバート・ウッド | |
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ロバート・ウッド(circa 1912) | |
生誕 | 1868年5月2日 アメリカ合衆国マサチューセッツ州コンコード |
死没 | 1955年8月11日 (87歳没) アメリカ合衆国ニューヨーク州サフォーク郡 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身校 | ハーバード大学 マサチューセッツ工科大学 シカゴ大学 |
プロジェクト:人物伝 |
ロバート・ウィリアム・ウッド(Robert Williams Wood、1868年5月2日 - 1955年8月11日)は、アメリカ合衆国の物理学者。
経歴
[編集]マサチューセッツ州生まれ。ハーバード大学、シカゴ大学などで化学を学んだが、1894年にベルリン大学に留学した時、専門を物理学に変えた。1901年からジョンズ・ホプキンス大学の教授に就任。
1901年頃、紫外線だけを透過するフィルターを開発し、このフィルターを使って紫外線に関する研究を進めた。1904年にはナトリウム蒸気の可視・紫外領域の分散を観測している。また天文学の分野でも月の紫外線写真を撮り、月面に紫外線の強い領域を見つけるなど、紫外線の研究に貢献した。医療分野で用いられる紫外線ランプは、ウッドの名前に因んでウッド灯と呼ばれることがある。
この他、N線の発見を巡る騒動に際し、ルネ・ブロンロの実験に立ち会い、N線の発見が幻であることを結論づけている。また低融点合金であるウッドメタルの発明者でもある。1975年にアメリカ光学会によりR・W・ウッド賞が創設された。
受賞歴
[編集]- 1918年 - マテウチ・メダル
- 1933年 - フレデリック・アイヴズメダル
- 1938年 - ランフォード・メダル(王立協会)
- 1940年 - ヘンリー・ドレイパー・メダル(アメリカ科学アカデミー)
命名
[編集]- 月のクレータ: ウッド