内藤礼
ないとう れい 内藤 礼 | |
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生誕 | 1961年(62 - 63歳) 日本・広島県広島市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科 卒業 |
著名な実績 | インスタレーション |
代表作 | 「地上にひとつの場所を」 「母型」(豊島美術館) |
受賞 |
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活動期間 | 1985年 - |
内藤 礼(ないとう れい、1961年 - )は、日本の美術家[1]。ひそやかで繊細な造形作品と、それを配置し鑑賞する緊張感のある空間からなるインスタレーション作品などを制作。
広島県広島市出身、広島女学院中学校・高等学校卒業。1985年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業[1]。
来歴
[編集]2000年まで
[編集]- 1986年、東京都のパルコ・スペース5で初個展『Apocalypse Palace』開催[2]。
- 1991年、佐賀町エキジビット・スペースで「地上にひとつの場所を」発表。
- 1994年、日本現代藝術奨励賞(インスタレーション部門)[3]
- 1995年、国立国際美術館で個展『みごとに晴れて訪れるを待て』開催。
- 1997年、第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展の日本館にて「地上にひとつの場所を」を展示[4]。鑑賞者を一人ずつ数分間だけ招き入れる方法をとったため、長蛇の列となった。同年、フランクフルト近代美術館の企画でカルメル会修道院にて個展『Being Called』開催[4]。
2000年代
[編集]- 2001年、ベネッセアートサイト直島の家プロジェクトで古民家「きんざ」に『地上にひとつの場所を』の直島ヴァージョン「このことを」を設置。
- 2002年、香川県の直島で個展。
- 2003年、アサヒビール芸術文化財団芸術賞受賞[5]。
- 2008年、横浜トリエンナーレ2008に参加。
- 2009年、神奈川県立近代美術館にて個展『すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している』開催[4]。
2010年代
[編集]- 2010年、豊島美術館に「母型」設置。
- 2013年、広島県立美術館にて個展『タマ/アニマ(わたしに息を吹きかけてください)』を開催。
- 2014年、東京都庭園美術館にて個展『内藤礼 信の感情』を開催。
- 2017年、パリ日本文化会館にて個展『émotions de croire(信の感情)』を開催[4]。テルアビブ美術館にて個展『Two Lives』を開催[4]。
- 2018年、水戸芸術館にて大規模個展『明るい地上には あなたの姿が見える』を開催。第60回毎日芸術賞を受賞。
- 2019年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2020年代
[編集]パブリックコレクション
[編集]- きんざ/「このことを」(直島・家プロジェクトベネッセアートサイト直島)
- 「母型/Matrix」(豊島美術館)
作品集
[編集]- 『直島・家プロジェクト第3弾きんざ/「このことを」内藤礼』(ベネッセアートサイト直島)
- 『内藤礼作品集』(筑摩書房)
- 『地上にひとつの場所を』(筑摩書房)
- 『世界によってみられた夢』(ちくま文庫)
- 『内藤礼〈母型〉』(聞き手・中村鐵太郎、左右社、神戸芸術工科大学レクチャーブックス)
- 『内藤礼|1985−2015 祝福』(millegraph)
参考文献
[編集]- 『美術手帖』第664号、1993年1月、p184、美術出版社
- 内藤礼、松井健、他『信仰と美のかたち可視化された神の像: 日本・アジア・西洋 - プリミティヴ・アートから現代美術まで』里文出版、2013年1月1日。ISBN 978-4898063958。 NCID BB11931471。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 内藤礼、松井健、他『信仰と美のかたち可視化された神の像: 日本・アジア・西洋 - プリミティヴ・アートから現代美術まで』里文出版、2013年1月1日。ISBN 978-4898063958。 NCID BB11931471。
- ^ 岡部あおみ (2005年4月1日). “カルチャー・パワー > data 内藤礼”. 武蔵野美術大学. 2024年8月28日閲覧。
- ^ “公益財団法人 日本文化藝術財団 助成顕彰事業授賞者一覧”. 日本文化藝術財団 (2024年8月28日). 2024年8月28日閲覧。
- ^ a b c d e f “内藤礼 うつしあう創造”. 金沢21世紀美術館 (2020年8月1日). 2024年8月28日閲覧。
- ^ “『アサヒビール芸術賞』を創設、第1回授賞者を決定ジャンルや形態にこだわらず、芸術と社会の橋渡しを推進する対象を表彰”. アサヒビール (2003年2月18日). 2024年8月28日閲覧。
- ^ “内藤礼 生まれておいで 生きておいで”. 東京国立博物館 (2024年8月28日). 2024年8月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- 1997 第47回ヴェネチア・ビエンナーレ 内藤礼 - 国際交流基金
- 「このことを」2001 - ベネッセアートサイト直島
- 「母形」2010 - ベネッセアートサイト直島
- 映画『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』の完成に是非ご協力ください!中村祐子 2014 - 中村祐子
- 映画『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』予告編 2015/8/27 - YouTube
- 「内藤礼 うつしあう創造」キュレーターインタビュー 2020/6/1 - YouTube - 金沢21世紀美術館
- 内藤礼 うつしあう創造 2020/11/2 - Window Research Institute
- 三木あき子連載「現代アーティストな生き方」内藤礼 - ベネッセアートサイト直島
- 内藤礼インタビュー。東京国立博物館「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」展で追求した縄文と現代の「生」のリアリティ(文:永田晶子)2024 - tokyoartbeat.com