国務大臣 (モナコ)

モナコの旗 モナコ公国
国務大臣
Ministre d'État
所属機関政府評議会
庁舎国務大臣公邸
任命モナコ大公
根拠法令モナコ憲法
創設1911年2月5日
初代エミール・フラック
俸給年間 180,000 ユーロ[1]
ウェブサイトgouv.mc

国務大臣(こくむだいじん、フランス語: Ministre d'État)は、モナコ政府の長。各国の首相に相当し、政治評議会(内閣に相当)の議長を務める。行政の調整及び外交権、モナコ警察の最高指揮監督権を保持する。

歴史

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このポストはモナコ憲法の採択に伴い、1911年に創設される。フランス・モナコ友好協力条約2005年に締結される以前は、フランス国民しか任命できなかった。2005年以降は、モナコ人とフランス人が就くことができ、大公は任命の前にフランス政府に相談することが条件である[2]。国務大臣は大公に責任を負い、国民議会に対し責任を負わない。

歴代国務大臣

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氏名  就任  退任 政党 君主
1 エミール・フラック 1911年2月5日 1917年12月31日 無所属 アルベール1世

1889-1922
暫定 ジョルジュ・ジャロウストル 1918年1月1日 1919年2月19日
2 レイモン・ル・ブルドン 1919年2月19日 1923年8月11日 アルベール1世
ルイ2世
4 モーリス・ピエット 1923年8月11日 1932年1月 ルイ2世

1922-1949
暫定 ヘンリー・モーラン 1932年1月 1932年6月
5 モーリス・ブイルー・ラフォン 1932年6月 1937年6月
暫定 ヘンリー・モーラン 1937年6月 1937年8月
6 エミール・ロブロ 1937年9月15日 1944年9月29日
暫定 ピエール・ブランシー 1944年9月29日 1944年10月13日
7 ピエール・ド・ヴィタス 1944年10月13日 1948年12月
暫定 ピエール・ブランシー 1949年1月4日 1949年7月12日 ルイ2世
レーニエ3世
8 ジャック・ルエフ 1949年7月12日 1950年8月1日 レーニエ3世

1949-2005
9 ピエール・ヴォザール 1950年8月1日 1953年9月2日
10 ヘンリー・スム 1953年11月15日 1959年2月12日
11 エミール・ペルティエ 1959年2月12日 1962年1月23日
暫定 ピエール・ブランシー 1962年1月23日 1963年8月16日
12 ジャン・レイモン 1963年8月16日 1966年12月28日
13 ポール・デマンジュ 1966年12月28日 1969年4月1日
14 フランソワ=ディディエ・グレッグ 1969年4月1日 1972年5月24日
15 アンドレ・サン・ムルー 1972年5月24日 1981年7月
16 ジャン・ハーリー 1981年7月8日 1985年9月16日
17 ジャン・オーセイユ 1985年9月16日 1991年2月16日
18 ジャック・デュポン 1991年2月16日 1994年12月2日
19 ポール・ディジュー 1994年12月2日 1997年2月3日
20 ミシェル・レヴェック 1997年2月3日 2000年1月1日
21 パトリック・ルクレール 2000年3月29日 2005年5月1日 レーニエ3世
アルベール2世
22 ジャン=ポール・プルースト 2005年5月1日 2010年3月29日 アルベール2世

2005-現在
23 ミシェル・ロジェ 2010年3月29日 2015年12月16日
暫定 ジル・トネリ 2015年12月16日 2016年2月1日
24 セルジュ・テレ 2016年2月1日 2020年8月31日
25 ピエール・ダルトゥ 2020年9月1日 2024年9月2日
26 ディディエ・ギヨーム 2024年9月2日 (現職)

引用・脚注

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  1. ^ Laurens, Didier (2007-05-02). Monaco, un pays ensoleillé dirigé par un prince magnifique. Hachette Littératures. ISBN 9782012387997. https://books.google.com/books?id=25NxAgAAQBAJ 2023年12月12日閲覧。 
  2. ^ Monaco : un Français à la tête du gouvernement” (フランス語). lepoint.fr. 2014-02-24. 2023年12月12日閲覧。