国立ハンセン病資料館
国立ハンセン病資料館 | |
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施設外観 | |
施設情報 | |
館長 | 内田博文 |
事業主体 | 厚生労働省 |
管理運営 | 日本財団 |
建物設計 | 柳澤孝彦 +TAK建築研究所 |
開館 | 1993年6月 (「高松宮記念ハンセン病資料館」として) [1] |
所在地 | 〒189-0002 日本 東京都東村山市青葉町4丁目1-13[2] |
位置 | 北緯35度46分03秒 東経139度30分00秒 / 北緯35.767583度 東経139.499972度座標: 北緯35度46分03秒 東経139度30分00秒 / 北緯35.767583度 東経139.499972度 |
アクセス | 本文を参照 |
外部リンク | 国立ハンセン病資料館 |
プロジェクト:GLAM |
国立ハンセン病資料館(こくりつハンセンびょうしりょうかん)は、東京都東村山市の国立療養所多磨全生園内に設置された、ハンセン病に関する資料を保有する博物館・図書館である。
目的は、ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律に基づき、ハンセン病に対する正しい知識の普及啓発と、ハンセン病回復者に対する差別解消と名誉回復を図ることにある。
沿革
[編集]- 1993年(平成5年)6月25日 - 国立療養所多磨全生園内に、旧「高松宮記念ハンセン病資料館」として開館。藤楓協会創立40周年記念事業として作られた。
- 2001年(平成13年)5月11日 - らい予防法違憲国家賠償訴訟が熊本地方裁判所で判決。日本国政府の全面敗訴だが、5月25日に内閣総理大臣小泉純一郎が、福岡高等裁判所に控訴しない旨を表明し、ハンセン病資料館の充実を発表。
- 2004年(平成16年)
- 3月 - ハンセン病資料館拡充に係る基本計画書を作成。
- 10月 - 「高松宮記念ハンセン病資料館10周年記念誌」を刊行。
- 2005年(平成17年)9月 - 新館建設のため一時休館。
- 2007年(平成19年)3月 - 国立ハンセン病資料館としてリニューアルオープン。
- 2017年(平成29年)6月27日 - 入館者40万人を達成。
展示
[編集]ハンセン病についての古代から近世の歴史、国立ハンセン病療養所の生活状態やハンセン病療養所の特殊通貨の実物、治療薬グルコスルホンナトリウムなどの資料展示、世界のハンセン病事情についての解説など。国立の施設であるが、日本のハンセン病問題・無癩県運動について、日本国政府の対応を批難・糾弾している展示もある。
資料館の中心的課題は、ハンセン病の患者・回復者らを現に苦しめているもの、つまりは外来診療における薬物治療によって確実に治癒するハンセン病そのものではなく、ハンセン病と患者・回復者に対する差別と偏見である。ハンセン病差別をなくすために、ハンセン病が忌避されてきた歴史の成り立ち、
資料館の情報
[編集]- 公式サイトも参照
利用情報
[編集]アクセス
[編集]- 西武池袋線 - 清瀬駅よりバスで約10分
- 東日本旅客鉄道 - 新秋津駅よりバスで約10分
- 隣接施設:国立ハンセン病療養所の一つである国立療養所多磨全生園、国立感染症研究所ハンセン病研究センター
脚注
[編集]関連項目
[編集]- ハンセン病
- 日本のハンセン病問題
- 国立ハンセン病療養所 - 国立療養所多磨全生園
- 高松宮宣仁親王 - 宣仁親王妃喜久子
- プロミン
- 特別病室(重監房)