地峡
地峡(ちきょう、英語: Isthmus, neck of the land)とは、海峡の逆で、2つの陸塊をつなぎ、水域(海や湖)に挟まれて細長い形状をした陸地である。この地形に注目して、スエズ地峡のスエズ運河、パナマ地峡のパナマ運河のように、航路を短縮させるために運河、連水陸路が建設されることがある。
人間による運河開鑿以外に、先史時代に存在した地峡のいくつかは、氷期終了に伴う自然現象の海面上昇で水没し、現在は海峡になっている。イギリス海峡やベーリンジア(現ベーリング海峡)が代表的な例である。
主な地峡
[編集]- クラ地峡(タイ)
- スエズ地峡(エジプト)
- カレドニア地峡(イギリス・スコットランド)
- カレリア地峡(ロシア - フィンランド)
- コリントス地峡(ギリシャ)
- テワンテペク地峡(メキシコ)
- パナマ地峡(パナマ)
- タラバオ地峡(フランス領ポリネシア・タヒチ島)
- シグネクト地峡(カナダ・ノバスコシア州 - ニューブランズウィック州)
- マディソン地峡(アメリカ・ウィスコンシン州マディソン)