坂井榮八郎
坂井 榮八郎(さかい えいはちろう、1935年5月19日 - )は、日本の歴史学者。東京大学名誉教授。専門は西洋近代史、ドイツ史。
来歴
[編集]千葉県生まれ。1955年武蔵中学校・高等学校卒業、1959年東京大学文学部西洋史学科卒業、1962年-65年西ドイツのマールブルク大学に留学。67年東京大学教養学部助教授(ドイツ語)、教授、85年定年退官、名誉教授、聖心女子大学教授。
著作
[編集]単著
[編集]- Der kurhessiche Bauer im 19. Jahrhundert und die Grundlastenablösung, 1967.
- 『ドイツ歴史の旅』(朝日新聞社[朝日選書]、1986年、増補1993年)
- 『ゲーテとその時代』(朝日新聞社[朝日選書]、1996年)
- 『ドイツ近代史研究――啓蒙絶対主義から近代的官僚国家へ』(山川出版社、1998年)
- 『ヒストリカル・ガイド:ドイツ・オーストリア』(山川出版社、1999年)
- 『ドイツ史10講』(岩波書店[岩波新書]、2003年)
- 『ユストゥス・メーザーの世界』(刀水書房、2005年)
- 『ドイツの歴史百話』(刀水書房、2012年)
共著
[編集]- (保坂一夫)共編『ヨーロッパ=ドイツへの道――統一ドイツの現状と課題』(東京大学出版会、1996年)
- (成瀬治・山田欣吾・木村靖二)『世界歴史大系 ドイツ史<2> 1648~1890年』(山川出版社、1996年)
翻訳
[編集]- F. ハルトゥング(成瀬治共訳)『ドイツ国制史 15世紀から現代まで』(岩波書店、1980年)
- スティーブン・ベラー(川瀬美保共訳)『フランツ・ヨーゼフとハプスブルク帝国』(刀水書房、2001年)
- トーマス・ニッパーダイ『ドイツ史を考える』(山川出版社、2008年)