天寿光希
てんじゅ みつき 天寿 光希 | |
---|---|
生年月日 | 9月10日 |
出身地 | 日本 秋田県秋田市 |
身長 | 167cm |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2005年 - |
活動内容 | 2005年:宝塚歌劇団入団、星組配属 2022年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
著名な家族 | 加賀健一(従兄弟) |
公式サイト | 天寿光希オフィシャルファンクラブ |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『ロミオとジュリエット』 『かもめ』 『ドクトル・ジバゴ』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
天寿 光希(てんじゅ みつき、9月10日[1] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団星組の男役[2]。
秋田県秋田市[3]、聖霊女子短期大学附属高等学校出身[2][3]。身長167cm[1]。愛称は「みっきぃ」[3]。
来歴
[編集]2005年、宝塚歌劇団に91期生として首席入団[4]。花組公演「マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー」で初舞台[4]。その後、星組に配属[4][5]。
2006年の阪急阪神初詣ポスターモデルに起用される[6][7]。
2022年7月24日、「めぐり会いは再び next generation/Gran Cantante!!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[2][8]。退団公演では自身初となるエトワールを務めた[8]。
人物
[編集]宝塚入団前には子役として舞台活動をしていた経験がある[5]。
秋田で育ち、父の仕事の関係で東京に転勤した際に、思い出作りのためにとミュージカルに挑戦[5]。その頃、花組公演「哀しみのコルドバ/メガ・ヴィジョン」で宝塚初観劇[5]。客席の熱量と群舞の迫力、綺麗な男役に圧倒され、一回でとりことなる[3]。小学6年で秋田に戻ってからも、小遣いをためて東京まで何度も観劇に通う[5]。
音楽学校を受験すると決めてから歌とダンスを習い始めたが、歌劇団には首席で入団した[5]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2005年3 - 5月、花組『マラケシュ・紅の墓標』『エンター・ザ・レビュー』(宝塚大劇場のみ)
星組時代
[編集]- 2005年7 - 8月、『長崎しぐれ坂』『ソウル・オブ・シバ!!』(東京宝塚劇場のみ)
- 2006年1 - 4月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』 - 新人公演:小公子(本役:麻尋しゅん)
- 2006年5月、『Young Bloods!!-Twinkle Twinkle Star-』(バウホール) - リトルチェリンカ
- 2006年8 - 11月、『愛するには短すぎる』 - 新人公演:ベル(本役:麻尋しゅん)『ネオ・ダンディズム!』
- 2006年12 - 2007年1月、『ヘイズ・コード』(ドラマシティ・日本青年館) - ギルバート・グリーン
- 2007年3 - 7月、『さくら』『シークレット・ハンター』
- 2007年8月、『シークレット・ハンター』『ネオ・ダンディズム!II』(博多座)
- 2007年11 - 2008年2月、『エル・アルコン-鷹-』 - ティリアン(少年)、新人公演:スコット(本役:麻尋しゅん)『レビュー・オルキス-蘭の星-』
- 2008年4 - 5月、『ANNA KARENINA(アンナ・カレーニナ)』(バウホール) - ポリューシカ公爵/執事
- 2008年6 - 10月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - 新人公演:アンドリュー・フォークス(本役:涼紫央)
- 2008年11月、『ブエノスアイレスの風』(日本青年館・バウホール) - 署長
- 2009年2 - 4月、『My dear New Orleans(マイ ディア ニュー オリンズ)』 - 少年時代のジョイ、新人公演:アルバート・ジョーダン(本役:涼紫央)『ア ビヤント』
- 2009年6 - 9月、『太王四神記 Ver.II』 - 新人公演:プルキル(大長老)(本役:涼紫央)
- 2009年10 - 11月、『再会』 - ジャン『ソウル・オブ・シバ!!』(全国ツアー)
- 2010年1 - 3月、『ハプスブルクの宝剣』 - アブラハム、新人公演:ラビ・ダウィド(本役:鶴美舞夕)『BOLERO』
- 2010年5月、『リラの壁の囚人たち』(バウホール・日本青年館) - ピエール
- 2010年7 - 8月、『ロミオとジュリエット』(梅田芸術劇場・博多座) - パリス[5]
- 2010年10 - 12月、『宝塚花の踊り絵巻』『愛と青春の旅だち』 - 新人公演:シド(本役:紅ゆずる)
- 2011年2月、『愛するには短すぎる』 - ビリー『ル・ポァゾン 愛の媚薬II』(中日劇場)[注釈 1]
- 2011年4 - 7月、『ノバ・ボサ・ノバ』 - 新人公演:シスター・マーマ(本役:英真なおき)『めぐり会いは再び』 - ユリウス[5]
- 2011年8 - 9月、『ランスロット』(バウホール) - アーサー
- 2011年9月、専科『おかしな二人』(バウホール) - ロイ
- 2011年11 - 2012年2月、『オーシャンズ11』 - ターク・モロイ、新人公演:テリー・ベネディクト(本役:紅ゆずる)
- 2012年3月、『天使のはしご』(日本青年館・バウホール) - コリンズ
- 2012年5 - 8月、『ダンサ セレナータ』 - カレル『Celebrity』
- 2012年9月、『琥珀色の雨にぬれて』 - アルベール『Celebrity』(全国ツアー)
- 2012年11 - 2013年2月、『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』『めぐり会いは再び 2nd〜Star Bride〜』 - ユリウス『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』 - ヴァルゴオムA[5]
- 2013年3 - 4月、『南太平洋』(ドラマシティ・日本青年館) - ジェームス・ヘイズ/ボブ・マッカーフリー[5]
- 2013年5 - 8月、『ロミオとジュリエット』 - パリス[注釈 2]/マーキューシオ[注釈 2][5]
- 2013年10月、『日のあたる方(ほう)へ』(ドラマシティ・日本青年館) - ブルーノ
- 2014年1 - 3月、『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-』 - ナポレオンII世
- 2014年5 - 6月、『かもめ』(バウホール) - ボーリス・アレクセーエヴィチ・トリゴーリン
- 2014年7 - 10月、『The Lost Glory -美しき幻影-』 - レイモンド・ウォーカー『パッショネイト宝塚!』
- 2014年11 - 12月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - ベル・ワットリング
- 2015年2 - 5月、『黒豹(くろひょう)の如(ごと)く』 - マルコス・ファビオ『Dear DIAMOND!!』
- 2015年6 - 7月、『大海賊』 - ドクター『Amour それは…』(全国ツアー)
- 2015年8 - 11月、『ガイズ&ドールズ』 - アーヴァイド・アバーナシー
- 2016年3 - 6月、『こうもり』 - イワン『THE ENTERTAINER!』
- 2016年8 - 11月、『桜華に舞え』 - 篠原国幹『ロマンス!! (Romance)』
- 2017年1月、『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』(バウホール) - 黒田官兵衛
- 2017年3 - 6月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - アンドリュー・フォークス
- 2017年7 - 8月、『オーム・シャンティ・オーム-恋する輪廻-』(梅田芸術劇場) - ラージェシュ・カプール
- 2017年9 - 12月、『ベルリン、わが愛』 - ヴィクトール・ライマン『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』
- 2018年2月、『ドクトル・ジバゴ』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター) - ヴィクトル・イッポリートヴィチ・コマロフスキー
- 2018年4 - 7月、『ANOTHER WORLD』 - 杢兵衛『Killer Rouge(キラー ルージュ)』
- 2018年8 - 11月、『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』 - 蔑天骸(ベツテンガイ)『Killer Rouge/星秀☆煌紅』(梅田芸術劇場・日本青年館・國家戯劇院・高雄市文化中心至徳堂)
- 2019年1 - 3月、『霧深きエルベのほとり』 - カウフマン警部『ESTRELLAS(エストレ―ジャス)〜星たち〜』
- 2019年5月、『鎌足-夢のまほろば、大和(やまと)し美(うるわ)し-』(ドラマシティ・日本青年館) - 船史恵尺
- 2019年7 - 10月、『GOD OF STARS -食聖-』 - ミッキー・チョウ『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』
- 2019年11 - 12月、『龍の宮(たつのみや)物語』(バウホール) - 龍神
- 2020年2 - 3月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 慶梁『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場)
- 2020年7 - 9月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 慶梁『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)[3]
- 2020年12月、『シラノ・ド・ベルジュラック』(ドラマシティ) - ド・ギッシュ伯爵[3]
- 2021年2 - 5月、『ロミオとジュリエット』 - キャピュレット卿
- 2021年7月、『VERDAD(ヴェルダッド)!!』(舞浜アンフィシアター)
- 2021年9 - 12月、『柳生忍法帖』 - 沢庵和尚(沢庵宗彭)『モアー・ダンディズム!』
- 2022年2月、『王家に捧ぐ歌』(御園座) - ネセル
- 2022年4 - 7月、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - ユリウス『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』 退団公演、初エトワール[2][8]
出演イベント
[編集]- 2005年8 - 9月、轟悠ディナーショー『Alpha-20ans FACE OF YU』
- 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
- 2006年11月、『夢のメモランダム』
- 2007年1月、『清く正しく美しく』
- 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』(コーラス)
- 2012年6月、涼紫央ディナーショー『HOME〜宝・夢〜』
- 2014年10月、『演劇人祭 特別篇』(外部出演)
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年1 - 2月、紅ゆずるディナーショー『STELLA ROSSA〜フリーダムに ランダムに〜』[10]
- 2016年7月、『宝塚巴里祭2016』[11]
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
- 2019年8月、紅ゆずるディナーショー『Berry Berry BENNY!!』[12]
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
- 2022年6月、星組ミュージック・パフォーマンス『ten∞ten TIME』 主演[13]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
[編集]舞台
[編集]- 2023年8月、『Neo Doll』(シアターサンモール) - 桜葉博士[注釈 3]/千石博士[注釈 3][14]
- 2024年4月、『美少女戦士セーラームーン』(IMM THEATER) - タキシード仮面/地場衛[15]
- 2024年9月、『夢から醒めない夢を見よ。』(シアター・アルファ東京)[16]
- 2024年12月、『RUNWAY』(梅田芸術劇場・KAAT神奈川芸術劇場)[17]
広告
[編集]受賞歴
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『宝塚おとめ 2022年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、100頁。ISBN 978-4-86649-189-9。
- ^ a b c d e 天寿光希さん(秋田市出身)宝塚退団へ 男役として活躍 秋田魁新報電子版。
- ^ a b c d e f <華宝塚>この瞬間、ベスト尽くす 天寿光希(星組) 東京新聞。
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 117.
- ^ a b c d e f g h i j k フェアリーインタビュー 星組 天寿光希 ウィズたからづか。
- ^ a b 100年史(人物) 2014, p. 77.
- ^ a b “50年のあゆみ - 年の初めを飾るTOKK年始号 表紙特集”. 阪急阪神マーケティングソリューションズ. 2022年3月25日閲覧。
- ^ a b c 宝塚歌劇星組「めぐり会いは再び」第3弾開幕「礼真琴とルーチェの10年間をリンクさせて」 スポーツ報知。
- ^ [1] 加賀健一 twitter
- ^ 紅ゆずるディナーショー「STELLA ROSSA 〜フリーダムに ランダムに〜」('16年・第一ホテル東京) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 宝塚巴里祭2016('16年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 紅ゆずるディナーショー「Berry Berry BENNY!!」('19年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 星組ミュージック・パフォーマンス「ten∞ten TIME」('22年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 児玉明子×良知真次のミュージカル「Neo Doll」平井桃伽・浜浦彩乃がW主演 ステージナタリー。
- ^ 乃木坂46の5期生版「セラミュー」配役発表、天寿光希がタキシード仮面に ステージナタリー。
- ^ “秋山真太郎の朗読劇「夢から醒めない夢を見よ。」日替わりキャストに美弥るりから”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年7月22日). 2024年7月23日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇100周年メンバーが集結するショー「RUNWAY」ビジュアル解禁”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月21日). 2024年8月22日閲覧。
- ^ 『2018年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2019年、87頁。ISBN 978-4-86649-090-8。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。
外部リンク
[編集]- 天寿光希オフィシャルファンクラブ
- 天寿光希 (@mitsuki_ten10) - Instagram