山田彰
山田 彰(やまだ あきら[1][2][3]、1932年〈昭和7年〉9月12日[1][3] - 2003年〈平成15年〉2月27日)は、日本の俳優。台湾台北州台北市出身[1][3]。
人物
[編集]東宝の専属俳優。ジャンルを問わず数多くの映画に出演しているが、主に本多猪四郎、杉江敏男の監督作品への出演が多い。1970年以降は映画出演の記録が途絶えた。一部の資料では氏名が「山田 影」と誤記されている。
俳優を引退後、淀橋教会の小原十三司牧師との出会いを通して牧師となり、栃木県のウェスレアン・ホーリネス教団・塩谷キリスト教会にて伝道牧会にあたっていたが、2003年2月27日、交通事故により死去した。70歳没。
主な出演作品
[編集]映画
[編集]- プーサン(1953年 市川崑監督):外食券を売る学生
- 太平洋の鷲(1953年 本多猪四郎監督):少年航空兵A[4]
- 赤線基地(1953年 谷口千吉監督):西川
- 七人の侍(1954年 黒澤明監督):百姓
- 幽霊男(1954年 小田基義監督):浩吉
- 獣人雪男(1955年 本多猪四郎監督):梶[4]
- 船場の娘より 忘れじの人(1955年 杉江敏男監督):バーテン
- 白夫人の妖恋(1956年 豊田四郎監督)
- 好人物の夫婦(1956年 千葉泰樹監督):滝の兄
- 殉愛(1956年 鈴木英夫監督)
- 空の大怪獣 ラドン(1956年 本多猪四郎監督):パイロット[5]
- 大番(1957年 千葉泰樹監督):松本
- 三十六人の乗客(1957年 杉江敏男監督):スキーバスの若者
- 青い山脈 新子の巻(1957年 松林宗恵監督):男
- 愛情の都(1958年 杉江敏男監督):小谷啓太
- お父さんはお人好し:浜三
- お父さんはお人好し 家に五男七女あり(1958年 青柳信雄監督)
- お父さんはお人好し 花嫁善哉(1958年 青柳信雄監督)
- 結婚のすべて(1958年 岡本喜八監督):「キングサイズ」のボーイ
- 昭和刑事物語 俺にまかせろ(1958年 日高繁明監督):市村刑事
- 変身人間シリーズ
- 若い娘たち(1958年 岡本喜八監督):学生
- 大怪獣バラン(1958年 本多猪四郎監督):一作[4]
- 若旦那大いに頑張る(1959年 中村積監督):三郎
- デン助のやりくり親父(1959年 板谷紀之監督)
- 大学のお姐ちゃん(1959年 杉江敏男監督):毛利
- 孫悟空(1959年 山本嘉次郎監督)
- 奥様三羽烏(1959年 青柳信雄監督):目黒京太
- サラリーマン出世太閤記 課長一番槍(1959年 筧正典監督):片桐
- 銀座のお姐ちゃん(1959年 杉江敏男監督):柴田
- 戦国群盗伝(1959年 杉江敏男監督):土岐家の家臣
- 上役・下役・ご同役(1959年 本多猪四郎監督):小関新介
- 独立愚連隊(1959年 岡本喜八監督)
- 日本誕生(1959年 稲垣浩監督)
- 非情都市(1960年 鈴木英夫監督):岡
- 国定忠治(1960年 谷口千吉監督):五郎蔵
- 夜の流れ(1960年 成瀬巳喜男監督・川島雄三監督):呉服屋の店員
- 男対男(1960年 谷口千吉監督):塚本の子分
- 花のセールスマン 背広三四郎(1960年 岩城英二監督):スポーツ東都のカメラマン
- 大坂城物語(1961年 稲垣浩監督)
- 暗黒街の弾痕(1961年 岡本喜八監督):能中の子分
- 顔役暁に死す(1961年 岡本喜八監督):半田組子分
- 若大将シリーズ
- モスラ(1961年 本多猪四郎監督):照準士[4](爆撃機パイロット[3])
- 紅の海(1961年 谷口千吉監督):小原
- 椿三十郎(1962年 黒澤明監督):侍
- サラリーマン 権三と助十:宇井
- サラリーマン 権三と助十(1962年 青柳信雄監督)
- サラリーマン 権三と助十 恋愛交叉点(1962年 青柳信雄監督)
- 妖星ゴラス(1962年 本多猪四郎監督):隼号機関員[1][3]
- 妻という名の女たち(1963年 筧正典監督):北原登
- 青島要塞爆撃命令(1963年 古澤憲吾監督):補給隊員B[4]
- 恐怖の時間(1964年 岩内克己監督):石崎
- 無責任遊侠伝(1964年 杉江敏男監督)
- 女体(1964年 恩地日出夫監督):クラブのボーイ
- 太平洋奇跡の作戦 キスカ(1965年 丸山誠治監督):ガンルーム士官C[4]
- 続 西の王将・東の大将(1965年 杉江敏男監督):ホテルのボーイ
- 女は幾万ありとても(1966年 杉江敏男監督):野崎
- 昭和残侠伝 唐獅子仁義(1969年 マキノ雅弘監督):豊平 ※東映作品
- コント55号 人類の大弱点(1969年 福田純監督):自動車販売店の店員
テレビドラマ
[編集]- 新・三等重役(1959年 - 1960年)
- 七人の刑事 第128話「黒の死角」(1964年)
- 青春とはなんだ 第26話「大山鳴動」(1966年):金高組の子分
- 特別機動捜査隊
- 第290話「美しくなりたい」(1967年)
- 第301話「女を喰う虫」(1967年)
- ジャイアントロボ 第16話「怪ロボットGR2」(1968年):坪山新平
- とぼけた奴ら 第18話「死刑は午前七時だぜ」(1968年)
- 怪奇大作戦 第15話「24年目の復讐」(1968年):米兵クラブのボーイ
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。
- 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2。