志木沢郁
志木沢 郁(しぎさわ かおる、1955年 - )は、日本の小説家。東京都出身。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。
概要
[編集]2003年、「嶋左近戦記 信貴山妖変」で第2回「ムー伝奇ノベル大賞」優秀賞を受賞し、デビュー。
以後、戦国武将を主人公とした歴史小説や、江戸時代を舞台とした時代小説を多数発表する。また、時代小説を発表する際は、一時期「湊谷卓生」という別名義で歴史小説と区別していた。
「著者紹介」によれば、能(金春流)、狂言(和泉流)、弓道(日置流)などに親しむとあり、作中にも能や弓のシーンが登場することが多い。
作品
[編集]歴史小説
- 嶋左近戦記 信貴山妖変(学研M文庫、2003年)
- 立花宗茂(学研M文庫、2004年)
- 結城秀康(学研M文庫、2005年)
- 上杉謙信(学研M文庫、2006年)
- 可児才蔵(学研M文庫、2007年)
- 豊臣秀長(学研M文庫、2008年)
- 真田信之(学研M文庫、2009年)
- 前田利家(学研M文庫、2010年)
- 佐竹義重・義宣(学研M文庫、2011年)
- 仙石秀久、戦国を駆ける(PHP文庫、2016年)
- 光秀 叛逆の血脈(コスミック時代文庫、2018年)
時代小説
- 邪神―ご制外新九郎風月行(学研M文庫、2012年)湊谷卓生名義
- 死を売る男―ご制外新九郎風月行(学研M文庫、2012年)湊谷卓生名義
- 剣客定廻り 浅羽啓次郎―旗本同心参上(コスミック時代文庫、2015年)
- 剣客定廻り 浅羽啓次郎―非番にござる(コスミック時代文庫、2016年)
- 剣客定廻り 浅羽啓次郎―奉行の宝刀(コスミック時代文庫、2016年)
- 見習い同心捕物帳 深紅の影(角川文庫、2018年)
- 食いしんぼう同心 謎を食らわば皿まで(角川文庫、2018年)
- 火盗改宇佐見伸介 黒房の十手 (徳間文庫、2019年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 志木沢郁は湊谷卓生のブログ(作者ブログ)
- 志木沢郁 (@shigisawakaoru) - X(旧Twitter)