林徹 (競馬)
林徹 | |
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福島競馬場にて(2024年7月14日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 兵庫県 |
生年月日 | 1979年4月4日(45歳) |
所属団体 | JRA |
初免許年 | 2017年(2018年開業) |
経歴 | |
所属 | 美浦T.C.(開業 - ) |
林 徹(はやし とおる、1979年4月4日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・美浦トレーニングセンターに所属している調教師である。
来歴
[編集]兵庫県出生だが、生まれてから半年後に千葉県に引っ越す。さらに、小学4年生の頃に茨城県龍ケ崎市に引っ越した[1]。地元の中学校を卒業後、開成高校に入学する。高校では野球部に入学し、部活に励んでいたが、東大の模試の結果は「E判定」だった[2]。また、この頃に競馬に興味を持ち始める。その後、東京大学を受験し一発合格。3年時に医学部看護学科を選択し留年せずに4年で卒業した。また部活は馬術部に入部し頭角を現した[3]。
大学卒業後は競馬界で仕事をするために藤沢和雄厩舎が外厩として使用していたミホ分場で勤務。ゼンノロブロイ、ダンスインザムード、ダイヤモンドビコーなどに騎乗した経験がある[4]。
2006年に競馬学校厩務員課程を経て、美浦・本間忍厩舎で厩務員になる。その後、加藤和宏厩舎で調教助手になると、田子冬樹厩舎、矢野英一厩舎でも調教助手として勤務を行った[5]。
2017年、調教師試験を4回目の受験で合格。調教師となる[6]。1年目は開成高校の先輩にあたる矢作芳人厩舎で研修を積み、翌2018年に厩舎を開業した[7]。3月3日の中山第9レースでクレッシェンドラヴで初出走(2着)。7月1日の函館第9レースでクレッシェンドラヴが1着となり、初勝利を挙げた[8]。
2019年、福島記念をクレッシェンドラヴで勝利し、重賞初制覇を飾る[9]。初出走、初勝利、重賞初勝利をクレッシェンドラヴにて記録した。
2022年、サウジアラビアの1351ターフスプリントをソングラインで制し、海外重賞を制覇する[10]。さらに、ソングラインで安田記念を優勝し、GI勝利を飾った[11]。
2023年6月4日の安田記念をソングラインで連覇を達成。この勝利により、JRA通算100勝を達成した[12]。
調教師成績
[編集]日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走 | 2018年3月2日 | 2回中山3日9R | 潮来特別 | クレッシェンドラヴ | 10頭 | 3 | 2着 |
初勝利 | 2018年7月1日 | 1回函館6日9R | 3歳上500万下 | クレッシェンドラヴ | 11頭 | 1 | 1着 |
重賞初出走 | 2018年7月22日 | 2回函館6日11R | 函館2歳S | イチゴミルフィーユ | 16頭 | 8 | 10着 |
重賞初勝利 | 2019年11月10日 | 3回福島4日11R | 福島記念 | クレッシェンドラヴ | 16頭 | 1 | 1着 |
GI初出走 | 2020年10月05日 | 4回京都6日11R | 菊花賞 | ロバートソンキー | 18頭 | 9 | 6着 |
GI初勝利 | 2022年6月5日 | 3回東京2日11R | 安田記念 | ソングライン | 18頭 | 4 | 1着 |
主な管理馬
[編集]※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、太字はGI級競走。
- クレッシェンドラヴ(2019年福島記念、2020年七夕賞)
- ソングライン(2021年富士ステークス、2022年1351ターフスプリント、安田記念、2023年ヴィクトリアマイル、安田記念)
- アナザーリリック(2022年福島牝馬ステークス)
- パライバトルマリン(2023年関東オークス)[13]
- ミアネーロ(2024年フラワーカップ)[14]
脚注
[編集]- ^ “【2018年注目の人】JRA史上初!開成東大調教師「第1回:あなたはなぜ東大へ?」/林徹×須田鷹雄の先輩後輩対談 - netkeibaライター | 競馬コラム”. netkeiba.com. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “開成→東大→なぜ競馬の調教師?林徹「学歴に興味ないですから」(日比野恭三)”. Number Web - ナンバー. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “開成→東大→なぜ競馬の調教師?林徹「学歴に興味ないですから」(日比野恭三)”. Number Web - ナンバー. 2023年6月11日閲覧。
- ^ グリーンチャンネル『競馬ブロス』#51 24年4月2日初回放送
- ^ “林徹厩舎の分析サマリー :: 一口馬主DB”. www.umadb.com. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “林徹さん「皆様から教えて頂いたことが礎」/新規調教師の美浦共同会見 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “東大出身・林師、矢作師のもとで研修「恩返ししたい」”. サンスポZBAT!競馬 (2018年3月2日). 2023年6月11日閲覧。
- ^ “林徹調教師、JRA初勝利|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI”. ラジオNIKKEI. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “【福島記念】クレッシェンドラヴ、4度目挑戦で重賞初制覇!林徹調教師も初の重賞タイトル”. スポーツ報知 (2019年11月11日). 2023年6月11日閲覧。
- ^ “【1351ターフスプリント結果】ルメール騎手騎乗ソングラインが抜け出し日本馬連勝! | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “ソングライン&池添、林徹調教師に東大卒で初のG1制覇を贈る「直視できない感じでした」【安田記念】:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “林徹調教師が100勝 ソングライン安田記念Vで達成「全く気付いてなかった」現役150人目【競馬】(中日スポーツ)”. Yahoo!ニュース. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “パライバトルマリン”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “ミアネーロ”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2024年3月16日閲覧。