極東黒社会

極東黒社会
DRUG CONNECTION
監督 馬場昭格
脚本 松本功
原作 上之二郎、平川輝治
製作 横山和幸、稲葉清治
出演者 役所広司
近藤真彦
ショー・コスギ
北原佐和子
中条きよし
ジミー・ウォング
音楽 埜邑紀見男
撮影 加藤雄大
編集 西東清明
製作会社 東映東京撮影所
配給 日本の旗 東映
公開 1993年5月15日
上映時間 110分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
英語
中国語
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極東黒社会 DRUG CONNECTION』(きょくとうくろしゃかい)は、1993年に公開された東映東京撮影所製作、東映配給による日本映画[1][2]R指定

東映従来のヤクザ路線だけではなく、香港マフィアを題材にした第一作[3]

ストーリー

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フランス外人部隊という経歴をもつフリーのスマグラーである加納(役所)は独自の方法で海外よりコカインを持ち込み日本国内で売りさばいていた。日本・香港台湾のヤクザ組織が新宿の覇権を争い、香港の組織が、日本進出を目論むイタリアマフィアと手を組んだ。加納は一人の日系アメリカ人ラリー・マツダ(ショー)と接触するが、彼はニューヨーク市警潜入捜査官という事を知る。

キャスト

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ほか

スタッフ

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製作・撮影

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JFK』や『氷の微笑』のような現代社会の底にある異常性をテーマとし、「東南アジアを舞台にした麻薬マフィアを描いた映画の製作を東映社長・岡田茂が指示を出したことに端を発する[4]。ドラマ終盤ではフィリピンロケが行われ、実銃ステージガンを多用した銃撃シーンが展開された。

興行成績と影響

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興行成績は不振に終わった[3]。東映は「極道の妻たちシリーズ」などのアクション映画を年間3、4本程度公開していたが、ビデオ販売が好調な半面、劇場配給では不振続き[3]で、配給収入は大半の作品が数億円にとどまり、収益の足を引っ張るようになった[3]。本作の失敗に続き、頼みの『新極道の妻たち 覚悟しいや』の配収が4億円どまりだったことから、アクション映画の配給業務を子会社の東映ビデオに移管させた。アクション映画は東映の看板のため、業務の移管は業界に波紋を広げた[3]

脚注

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  1. ^ 極東黒社会”. 日本映画製作者連盟. 2020年2月4日閲覧。
  2. ^ 極東黒社会 - KINENOTE
  3. ^ a b c d e “東映アクション映画配給業務、子会社に移管―興行不振でリスク分散。”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): p. 11. (1993年6月30日) 
  4. ^ 「東映・岡田茂社長インタビュー 危機と見るか体質改善好機と見るか」『AVジャーナル』1992年9月号 22–28頁、文化通信社 

外部リンク

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