第55回カンヌ国際映画祭
第55回カンヌ国際映画祭(だい55かいカンヌこくさいえいがさい)は、2002年5月15日から5月26日にかけて開催された。
受賞結果
[編集]- パルム・ドール:『戦場のピアニスト』(ロマン・ポランスキー)
- グランプリ:『過去のない男』(アキ・カウリスマキ)
- 審査員賞:『D.I.』(エリア・スレイマン)
- 監督賞:イム・グォンテク(『酔画仙』)、ポール・トーマス・アンダーソン(『パンチドランク・ラブ』)
- 男優賞:オリヴィエ・グルメ(『息子のまなざし』)
- 女優賞:カティ・オウティネン(『過去のない男』)
- 脚本賞:ポール・ラヴァーティ(『SWEET SIXTEEN』)
- カメラ・ドール:ジュリー・ロペス=キュルヴァル(『Bord de mer』)
- ある視点賞:『ブリスフリー・ユアーズ』(アピチャートポン・ウィーラセータクン)
- 55周年記念賞:『ボウリング・フォー・コロンバイン』(マイケル・ムーア)
審査員
[編集]コンペティション部門
[編集]- 審査委員長
- デヴィッド・リンチ(アメリカ/監督)
- 審査員
ある視点部門
[編集]- 審査委員長
- アンヌ・フォンテーヌ(フランス/監督)
学生映画部門
[編集]- 審査委員長
- マーティン・スコセッシ(アメリカ/監督)
上映作品
[編集]コンペティション部門
[編集]ある視点部門
[編集]題名 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|
わが故郷の歌 Avazhayé Sarzaminé Madariyam | バフマン・ゴバディ | イラン |
小さな中国のお針子 Balzac and the Little Chinese Seamstress | ダイ・シージエ | フランス 中国 |
Bemani | ダリウシュ・メールジュイ | イラン |
めざめ Carnages | デルフィーヌ・グレーズ | フランス ベルギー |
Dix-sept fois Cécile Cassard | クリストフ・オノレ | フランス |
ダブル・ビジョン 雙瞳 | チェン・クォフー | 台湾 香港 アメリカ合衆国 |
El bonaerense | パブロ・トラペーロ | アルゼンチン |
Farishtay Kitfi Rost (Angel on the Right) | ジャムシェド・ウスモノフ | タジキスタン |
幸福を待ちながら Heremakono | アブデラマン・シサコ | モーリタニア |
Confession | ゼキ・デミルクブツ | トルコ |
涙女 Ku qi de nü ren | リュウ・ビンジェン | フランス 韓国 カナダ |
La Chatte à deux têtes | ジャック・ノロ | フランス |
Long Way Home | ピーター・ソレット | アメリカ合衆国 |
マダム・サタン Madame Satã | カリン・アイノウス | ブラジル フランス |
Rachida | ヤミナ・バシール=シュイク | アルゼンチン |
ブリスフリー・ユアーズ Sud sanaeha | アピチャートポン・ウィーラセータクン | タイ |
Sundûq al-dunyâ | オサマ・ムハンマド | シリア フランス |
10ミニッツ・オールダー Ten Minutes Older | アキ・カウリスマキ ヴィクトル・エリセ ヴェルナー・ヘルツォーク ジム・ジャームッシュ ヴィム・ヴェンダース スパイク・リー チェン・カイコー | イギリス フランス ドイツ |
Terra Incognita | Ghassan Salhab | レバノン フランス |
Tomorrow La Scala! | ランチェスカ・ジョセフ | イギリス |
Une part du ciel | リエナール・ベネディクト | ベルギー フランス ルクセンブルク |
Yagzi | ゼキ・デミルクブツ | トルコ |
特別招待作品
[編集]- アララトの聖母 - アトム・エゴヤン(カナダ)
- 男と女 アナザー・ストーリー - クロード・ルルーシュ(フランス)
- 鏡の女たち - 吉田喜重(日本)
- 完全犯罪クラブ - バーベット・シュローダー(アメリカ)
- くたばれ!ハリウッド - ナネット・バーンスタイン、ブレット・モーゲン(アメリカ)
- さよなら、さよならハリウッド - ウディ・アレン(アメリカ)
- シティ・オブ・ゴッド - フェルナンド・メイレレス(ブラジル)
- スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 - ジョージ・ルーカス(アメリカ)
- スピリット - ローナ・クック、ケリー・アスバリー(アメリカ)
- デブラ・ウィンガーを探して - ロザンナ・アークエット(アメリカ)
- ファム・ファタール - ブライアン・デ・パルマ(アメリカ)
- ぼくの好きな先生 - ニコラ・フィリベール(フランス)
- Carlo Giuliani, ragazzo - フランチェスカ・コメンチーニ(イタリア)
- De l'autre côté - シャンタル・アケルマン(ベルギー、フランス)
- Devdas - サンジャイ・リーラー・バンサーリー(インド)
- Histoire(s) de Festival - ジル・ジャコブ(フランス)
- La Dernière lettre - フレデリック・ワイズマン(フランス)
外部リンク
[編集]- Festival de Cannes - カンヌ映画祭 公式サイト(フランス語、英語)
- Cannes Festival - 2002年の記録(英語)
- Cannes Festival - 2002年の記録(フランス語)