縄田一男
縄田 一男(なわた かずお、1958年1月4日[1] - )は、日本の文芸評論家、アンソロジストとして、時代小説傑作選を多数刊行している。雑誌幻影城ファンクラブ「怪の会」元会員[2]。中山義秀文学賞元選考委員、大衆文学研究会会員(のち会長)[3]、日本近代文学会会員、チャンバリストクラブ元代表[3]。
来歴・人物
[編集]東京都出身[3]。専修大学大学院文学研究科博士課程修了[3]。 時代小説・歴史小説に造詣が深く、『時代小説の読みどころ』で中村星湖文学賞[3]、『捕物帳の系譜』で大衆文学研究賞を受賞[3]。
他の著書に『武蔵』『図説 時代小説のヒーローたち』『大江戸ぶらり切絵図散歩 時代小説を歩く』などがあり、文庫判で多くのアンソロジー(編著)を出版している。「若さま侍捕物手帖」、「半七捕物帳」、「右門捕物帖」、「銭形平次捕物控」、「人形佐七捕物帳」を“五大捕物帳”と呼んだ。
単著
[編集]- 改題『「宮本武蔵」とは何か』 角川ソフィア文庫、2009年
- 『歴史・時代小説100選』 PHP研究所 1996年
- 『大江戸ぶらり切絵図散歩 時代小説を歩く』 PHP研究所 1995年
- 『日経時代小説時評』 日本経済新聞出版社 2011年
- 『時代小説の戦後史 柴田錬三郎から隆慶一郎まで』 新潮選書 2021年
共著
[編集]- 『ぼくらが惚れた時代小説』、山本一力/児玉清と鼎談、朝日新書・朝日新聞出版 2007年
- 『図説 時代小説のヒーローたち ふくろうの本』、永田哲朗と、河出書房新社 2000年
- 『池宮彰一郎が語る忠臣蔵のすべて』、池宮彰一郎と、PHP研究所 1994年