金子万寿夫
金子 万寿夫 かねこ ますお | |
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生年月日 | 1947年1月11日(77歳) |
出生地 | 米国占領下 大島郡瀬戸内町 |
出身校 | 鹿児島県立大島高等学校 |
前職 | 衆議院議員保岡興治秘書 |
所属政党 | 自由民主党(石原派) |
称号 | 旭日重光章 |
公式サイト | 金子ますお 衆議院議員 自由民主党鹿児島県第二選挙区支部長 |
選挙区 | 鹿児島2区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2014年4月30日[1] - 2021年10月14日 |
鹿児島県議会議長 | |
在任期間 | 2005年3月 - 2013年3月 |
在任期間 | 2003年5月 - 2004年3月 |
選挙区 | 大島郡区 |
当選回数 | 6回 |
在任期間 | 1991年 - 2014年 |
金子 万寿夫(金子 萬壽夫[2]、かねこ ますお、1947年(昭和22年)1月11日[3] - )は、日本の政治家。自由民主党所属の元衆議院議員(3期)。勲等は旭日重光章。
鹿児島県議会議員(6期)、同議長を歴任。
経歴
[編集]アメリカ合衆国占領下の奄美大島大島郡瀬戸内町に生まれる[4]。鹿児島県立大島高等学校卒業[5]。1972年、瀬戸内町議会議員に初当選[5]。衆議院議員保岡興治の秘書[6]を経て、1991年より鹿児島県議会議員に6回連続当選[5]。この間は自由民主党に所属し、県議会議長[7]、全国都道府県議会議長会会長などを歴任した[4]。
2014年4月、徳田毅の辞職を受けて実施された衆議院鹿児島2区補欠選挙に、自由民主党公認候補(公明党推薦)として立候補し[8][9]、民主党などが推薦した打越明司らを抑えて初当選した[1][10]。同年12月に行われた第47回衆議院議員総選挙で再選。
2017年10月に行われた第48回衆議院議員総選挙で3選。
2021年10月31日投開票の第49回衆議院議員総選挙で無所属で立候補した前鹿児島県知事の三反園訓に敗れ落選。
選挙後の2022年10月26日、記者会見で政界引退を正式表明した[11]。
政策
[編集]- 憲法改正と集団的自衛権の行使に賛成[13]。
- アベノミクスを評価する[13]。
- 原発は日本に必要[13]。
- 首相の靖国神社参拝は問題ない[13]。
- 特定秘密保護法は日本に必要[13]。
- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2016年の西日本新聞によるアンケートで、「結婚したら夫婦同姓か夫婦別姓を自由に選べるようにすべき」としている[14]。一方、2014年のアンケートでは、反対、としていた[15]。
人物・不祥事
[編集]統一教会との関係
[編集]- 2021年5月に世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)の関連団体「鹿児島県平和大使協議会」が開いたイベント「鹿児島未来フォーラム2021」の後援申請資料に、小里泰弘、保岡宏武とともに顧問として記載された。理事には自民党県議の酒匂卓郎と柴立鉄平が名を連ねた[16]。
- 2021年6月11日、統一教会の関連団体「天宙平和連合」が創設した世界平和国会議員連合の日本の議員連盟「日本・世界平和議員連合懇談会」の総会が衆議院第一議員会館で開催。金子を含む20人の国会議員が出席し[17]、金子は幹事に就任した。同議連は前年に設立された団体で、初代会長は大野功統だった[18][19]。総会で会長に選出された原田義昭は6月15日、フェイスブックにその旨を記載するとともに、出席議員と国際勝共連合会長の梶栗正義がガッツポーズをする写真を掲載した[17][19]。翌16日、原田は投稿から写真だけ削除した[20]。教団は同年10月の衆院選に立候補した議連参加者を支援し、電話かけなどを熱心に行った[17]。
- 2022年7月23日に開催が予定されていた天宙平和連合が主催する自転車イベント「ピースロード2022 in鹿児島」の実行委員会の顧問を、小里泰弘、保岡宏武とともに務めた。なおイベントは中止された[21]。
その他
[編集]- ジャーナリストの横田一は『日刊ゲンダイ』(2014年4月19日)において、2014年4月15日の衆議院鹿児島2区補欠選挙の告示以降においても金子のポスターが、国道沿いの街路樹や電柱・ガードレールなどに大量に掲示されていたことを指摘した[22][信頼性要検証]。公職選挙法は145条で選挙期間中に前述のような公共物へのポスター掲示は禁止されており、他陣営がポスターの撤去を申し入れても、金子陣営は意に介さず掲示を続けた[22]。
- 鹿児島県発注の海上工事談合事件で、独占禁止法違反(不当な取引制限)で公正取引委員会の排除措置命令を受けた県内の建設会社から、指名停止後も献金を受けていた[23]。
所属団体・議員連盟
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 平成26年(2014年)鹿児島県選挙管理委員会告示第19号「衆議院鹿児島県第2区選出議員補欠選挙における当選人の住所及び氏名並びに当該当選人に係る候補者届出政党の名称」 : 『鹿児島県公報』 平成26年4月30日(水)第3003号の4
- ^ 『官報』号外第106号47頁 令和6年4月30日
- ^ 自由民主党. “議員情報 > 国会議員 > 金子万寿夫”. 2014年5月29日閲覧。
- ^ a b “トップインタビュー 金子万寿夫・鹿児島県議会議長”. 時事ドットコム (2012年1月2日). 2014年4月10日閲覧。
- ^ a b c “プロフィール”. 金子ますおウェブサイト. 2014年4月14日閲覧。
- ^ “鹿児島2区補選、自民は金子県議擁立へ 保岡氏の元秘書”. 朝日新聞 (2014年3月9日). 2014年4月10日閲覧。
- ^ “歴代正副議長名簿”. 鹿児島県. 2021年4月30日閲覧。
- ^ “自民が擁立決定 金子氏会見 「クリーン選挙実践」 衆院鹿児島2区補選 (鹿児島県)”. 西日本新聞 (2014年3月10日). 2014年4月10日閲覧。
- ^ “衆院鹿児島2区補選、立候補は6氏”. 南日本新聞. (2014年4月15日) 2014年4月15日閲覧。
- ^ 鹿児島2区補選「安倍人気」なお追い風、金子氏初当選 産経新聞 2014年4月28日閲覧。
- ^ “金子万寿夫前衆院議員が政界引退表明 後継に保岡宏武氏挙げる”. 朝日新聞. (2022年10月27日) 2022年10月29日閲覧。
- ^ 『官報』号外第106号、令和6年4月30日
- ^ a b c d e 2014衆院選 毎日新聞候補者アンケート
- ^ 「<憲法特集>九州・沖縄の国会議員アンケート(3)主なテーマ」、西日本新聞、2016年4月30日。
- ^ 選択夫婦別姓アンケート、mネット、2014年
- ^ “旧統一教会関連団体 鹿児島県関係国会議員2氏が顧問 名簿に記載、前職1人も 理事には県議2氏”. 南日本新聞 (2022年8月24日). 2022年8月24日閲覧。
- ^ a b c ““21人のガッツポーズ”細田衆院議長の姿も・・・旧統一教会と自民党が国会内で集会、出席した元閣僚「選挙にプラスになる」”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年7月26日). 2022年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月9日閲覧。
- ^ 日テレNEWS (2022年7月25日). “【“統一教会”と政治家】2年前設立の議員連合“顧問”に… 名簿を入手”. YouTube. 2022年8月2日閲覧。
- ^ a b “原田義昭 Facebook 2021年6月15日” (2021年6月15日). 2022年7月18日閲覧。
- ^ 日テレNEWS (2022年7月29日). “【ライブ】銃撃事件から3週間:“統一教会”と政治家の関係…続々と明らかに”. YouTube. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “旧統一教会系イベント「ピースロード」顧問に自民党2国会議員「つながり知らなかった」 鹿児島”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年8月8日). 2022年8月9日閲覧。
- ^ a b 日刊ゲンダイ 2014年4月19日
- ^ 南日本新聞 2011/12/1 朝刊
- ^ “2019年12月号_2面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年11月25日) 2020年7月21日閲覧。
- ^ a b 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
- ^ 『現代印章 2019年4月号』(ゲンダイ出版)