1978年の文学
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1978年の文学(1978ねんのぶんがく)では、1978年(昭和53年)の文学に関する出来事について記述する。
できごと
[編集]- 1月17日 - 第78回芥川龍之介賞・直木三十五賞(1977年下半期)の選考委員会開催。
- 4月 - 有吉佐和子の『和宮様御留』が講談社より刊行される。同書は1978年年間ベストセラーの総合3位を記録した[1]。
受賞
[編集]日本国内
[編集]- 第78回(1977年下半期)芥川賞・直木賞(1月)
- 第79回(1978年上半期)芥川賞・直木賞(7月)
- 谷崎潤一郎賞(第14回) - 中村真一郎『夏』
- 泉鏡花文学賞(第6回) - 唐十郎『海星・河童(ひとで・かっぱ)』
- 群像新人文学賞(第21回) - 小幡亮介『永遠に一日』、中沢けい『海を感じる時』
日本国外
[編集]- ノーベル文学賞 - アイザック・バシェヴィス・シンガー
- ブッカー賞 - アイリス・マードック 『海よ、海』
- ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞(1977年度) - ジョン・ル・カレ 『スクールボーイ閣下』(フィクション部門)
- ゴールド・ダガー賞(1978年度) - ライオネル・デヴィッドスン 『チェルシー連続殺人事件』
1978年の本
[編集]小説
[編集]- 赤川次郎 『セーラー服と機関銃』(主婦と生活社)
- 有吉佐和子 『和宮様御留』(講談社)
- 井上ひさし 『十二人の手紙』(中央公論社)
- 川端康成 『婚礼と葬礼』(創林社)
- 筒井康隆 『富豪刑事』(新潮社)
- 天藤真 『大誘拐』(カイガイ出版部)
- 西村寿行 『蒼茫の大地、滅ぶ』(講談社)
- 見延典子 『もう頰づえはつかない』(講談社)
- 吉行淳之介 『夕暮まで』(新潮社)
その他
[編集]- 篠田桃紅 『墨いろ』(PHP研究所)
- 立花隆 『日本共産党の研究』(講談社)
- 津島美知子 『回想の太宰治』(人文書院)
- 中島梓 『文学の輪郭』(講談社)
- 宮脇俊三 『時刻表2万キロ』(河出書房新社)
- 向田邦子 『父の詫び状』(文藝春秋)
死去
[編集]- 1月14日 - 花森安治、兵庫県出身の編集者。『暮しの手帖』の創刊者。66歳没。
- 3月16日 - 山手樹一郎、栃木県出身の小説家。79歳没。
- 3月18日 - リイ・ブラケット、米国のSF作家・脚本家。62歳没。
- 4月3日 - 平野謙、日本の文芸評論家。70歳没。
- 4月25日 - 大畑末吉、日本の北欧文学者・翻訳家。76歳没。
- 5月15日 - 網野菊、東京府出身の小説家。78歳没。
- 6月30日 - 柴田錬三郎、岡山県出身の小説家。61歳没。
- 9月11日 - ゲオルギー・マルコフ、ブルガリア出身の作家。49歳没。
- 9月30日 - 山岡荘八、新潟県出身の小説家。71歳没。
- 11月2日 - 岩倉具栄、東京市出身の英文学者。74歳没。
- 12月21日 - ロジェ・カイヨワ、フランスの文芸批評家・哲学者。65歳没。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『川端康成全集35巻 雑纂2』新潮社、1983年2月。ISBN 978-4106438356。