Adobe AIR(アドビ・エアー)は、ハーマン・インターナショナルが開発する、デスクトップ・リッチインターネットアプリケーション (RIA) およびスマートフォン・タブレット・スマートテレビ向けアプリケーションを開発・実行するための複数のオペレーティングシステムに対応したランタイムである。
Adobe Flash、Adobe Flex、WebKitを採用することによりHTML、Ajax などのウェブ開発技術を利用することができる。当初の製品名はAdobe Integrated Runtime(略称:AIR)だった。かつてはアドビが開発していたが、2019年6月にハーマン・インターナショナルに移管された。
版 | 公開日 | 備考 |
パブリックアルファ | 2007年3月19日 | SDK と Apollo アプリケーションを開発するための Flex 拡張とともに公開。コードネームは Apollo。 |
ベータ | 2007年6月11日 | |
版 | 公開日 | 備考 |
1.0 | 2008年2月25日 | 対応するFlash Playerは9 |
1.1 | 2008年6月17日 | 日本語対応版 |
版 | 公開日 | 備考 |
1.5 | 2008年11月17日 | - Adobe Flash Player 10を統合。
- SquirrelFishを搭載した新しいWebKitを採用し、JavaScriptを高速化。
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1.5.1 | 2009年2月24日 | |
1.5.2 | 2009年7月30日 | |
1.5.3 | 2009年12月8日 | |
版 | 公開日 | 備考 |
2.0.2 | 2010年6月10日[3] | - 対応するFlash Playerは10.1、WebKitはSafari 4.0.3 相当
- ネイティブインストーラ
- ネイティブプロセスの起動
- ファイルのデスクトップへのドラッグアウト
- UDP、SSL、サーバーソケット
- プリンタ対応強化
- ローカルマイクからの録音
- DNSクライアント
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2.0.3 | 2010年8月10日 | |
2.0.4 | 2010年10月5日 | |
デスクトップアプリからスマートフォンアプリへと用途を広げた。
版 | 公開日 | 備考 |
2.5.0 | 2010年10月25日[4] | - Android、BlackBerry Tablet OSに対応。
- 位置情報
- 加速度センサ
- 画面暗転の防止
- SMS、TEL URI
- StageWebView
- CSS shadow、font-face
- WindowsでH.264のハードウェアデコーダ
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2.5.1 | 2010年11月11日 | |
2.6 | 2011年3月21日[5] | - iOSに対応。Linux対応の最終版。
- 対応するFlash Playerは10.2
- AndroidでのUSBデバッグ
- デスクトップ用のNativeWindow、ネイティブメニュー
- Linuxでのベクター印刷
- ネイティブマウスカーソル
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2.7 | 2011年6月14日[6] | - 対応するFlash Playerは 10.3
- ビデオのアクセス解析
- 音声エコー除去
- iOS(CPUモード)で4倍の高速化
- Androidで動画の高速化
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GPUによる3D対応。3.9の次は4になり、これ以降は0.1ずつではなく、1ずつバージョンを増やしていく予定だったが、Adobe Flash Playerとメジャーバージョンを一致させるため、4の次は13となった。
版 | 公開日 | 備考 |
3.0 | 2011年10月3日 | - 対応するFlash Playerは11.0以下、AIR 3.0 固有の追加機能のみ列挙。これ以外に、Flash Player 11.0 の新機能にも対応。
- ネイティブ拡張 - ネイティブコードが実行可能になった
- Captive ランタイムサポート
- 前面カメラ対応 (Android) - Android以外は元から対応
- カメラの前面・後面判定
- バックグラウンドのオーディオ再生 (iOS)
- 暗号化されたローカルストレージ。
- Androidライセンスサービス
- デバイススピーカーコントロール
- 色数の16ビット、32ビット設定
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3.1 | 2011年11月10日 | - 対応するFlash Playerは 11.1
- iOS 5 対応
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3.2 | 2012年3月27日 | - 対応するFlash Playerは 11.2
- モバイル版でのStage 3Dのサポート
- 右クリックと中クリックのサポート (Flash Player 11.2)
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3.3 | 2012年6月8日 | - 対応するFlash Playerは 11.3
- iOS シミュレータのサポート、USB デバッグ (iOS)
- Android 4.0 のスタイラスをサポート
- デバイスの向きにあわせた画面回転機能の仕様変更
- 音声再生機能の遅延を低減 (Flash Player 11.3)
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3.4 | 2012年8月21日 | - 対応するFlash Playerは 11.4
- iOSデバイスでのアプリケーション開発ワークフローを強化
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3.5 | 2012年11月6日 | - 対応するFlash Playerは 11.5
- iOS 6 をサポート
- Android 4.1をサポート
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3.6 | 2013年2月12日 | |
3.7 | 2013年4月9日 | |
3.8 | 2013年7月9日 | |
3.9 | 2013年10月8日 | |
4 | 2014年1月14日 | |
13.0 | 2014年4月8日 | |
14.0 | 2014年6月10日 | |
15.0 | 2014年9月9日 | |
16.0 | 2015年1月13日 | |
17.0 | 2015年3月12日 | |
18.0 | 2015年6月9日 | |
19.0 | 2015年9月21日 | |
20.0 | 2015年12月9日 | |
21.0 | 2016年3月10日 | |
22.0 | 2016年6月16日 | |
23.0 | 2016年9月13日 | |
24.0 | 2016年12月13日 | |
25.0 | 2017年3月14日 | |
26.0 | 2017年6月13日 | |
27.0 | 2017年9月12日 | |
28.0 | 2017年12月12日 | |
29.0 | 2018年3月13日 | |
30.0 | 2018年6月7日 | |
31.0 | 2018年9月11日 | |
32.0 | 2018年12月11日 | |
33.0以降 アドビからハーマンインターナショナルに移管
[編集] 版 | 公開日 | 備考 |
33.0 | | 33.0系の早期バージョンでリリースノートが公開されているv33.0.2.338は2019年12月6日に公開。 |
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ただし、PowerPC Mac は AIR 2.5サポート対象外である。
項目 | 内容 |
CPUクロック周波数 | ARM v7-A(ベクターFPU搭載)550MHz 以上 |
主記憶 | 256MB以上 |
ソフトウェア環境 | Android 4.0 以降、OpenGL ES 2.0 装備 |
その他 | H.264およびAACハードウェアデコーダー装備 |
AIRはバージョン2.5から対応している。
AIRはバージョン2.6から対応している。
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