Isakusan

isakusan(イサクサン、ハングル: 이사쿠상、本名: ヤン・ジュヨン、ハングル: 양주영、1982年5月11日 - )は、韓国のゲーム会社NEXON Gamesに所属するゲームディレクター、シナリオライターである。スマートフォン向けゲームアプリ『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』の開発を指揮しており、同作の成功により一躍注目を集める存在となった。IP室の室長も兼任している。愛称は「ピカおじ」。

経歴[編集]

  • 2021年2月4日 - NEXON Gamesが開発しYostarが配信する『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』が日本でリリースされ、ディレクター兼シナリオライターとしてデビュー。[1]
  • 2023年 - 『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』が「Google Play ベスト オブ 2023 ユーザー投票部門」を受賞。[1]
  • 2024年2月 - 『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』が日本でサービス開始3周年を迎える。[1]
  • 2024年4月7日 - 『ブルーアーカイブ The Animation』がテレビ東京系列にて放送開始。[2]

人物[編集]

  • メディア出演の際は、常にサングラスを着用しており、その素顔は謎に包まれている。[1]
  • インタビューでは、自身のことを「作家」と表現し、ゲーム開発におけるシナリオの重要性を強調している。[1]
  • 「ブルーアーカイブ」の舞台であるキヴォトスを「現実」として捉え、自身は「虚構を観測する存在」であるという独特な世界観を持っている。[1]
  • 好きな食べ物は寿司で、日本文化への関心も高い。[1]
  • IP室の室長として、ブルーアーカイブのIP展開にも積極的に関わっている。[1]
  • 愛称の「ピカおじ」は、オンラインコミュニティで使用されているアバターのピカチュウに由来する。[3]
  • 好きな作家として舞城王太郎を挙げている。[4]

作風[編集]

  • 『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』では、魅力的なキャラクターたちが織りなす青春群像劇と、銃器を扱う少女たちの激しい戦闘シーンを融合させた独特の世界観を構築。[1]
  • シナリオは、緻密な伏線と先の読めない展開が特徴で、プレイヤーを飽きさせない。[1]
  • キャラクター同士の関係性や心情描写に重点を置き、プレイヤーの感情移入を促す。[1]
  • 多様なメディアミックス展開を視野に入れたシナリオ作りを行っている。[1]
  • 各キャラクターに詳細な設定やバックストーリーを用意し、彼女たちの個性や魅力を引き出すことに長けている。[1]

作品[編集]

  • ブルーアーカイブ -Blue Archive- (2021) - ディレクター、シナリオライター
  • ブルーアーカイブ The Animation (2024) - シナリオディレクター

受賞歴[編集]

  • 2023 Google Play ベスト オブ 2023 ユーザー投票部門 - ブルーアーカイブ -Blue Archive-[1]

発言[編集]

  • 「私は作家だと思っています。ゲームを作る人間ではありますが、シナリオを書く人間として、作家性を大事にしています。」[1]
  • 「キヴォトスは現実です。私は虚構を観測する存在でしかありません。」[1]
  • 「ブルーアーカイブはゲームとしてだけでなく、様々なメディアで展開できるIPとして育てていきたいと考えています。」[1]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 日本初『ブルーアーカイブ』独占インタビュー: キャラクターは人間であり、作家は組織であり、虚構は真実であること”. 電ファミニコゲーマー (2024年6月28日). 2024年6月30日閲覧。
  2. ^ TVアニメ版「ブルーアーカイブ」,2024年4月よりテレ東系列,BS11ほかにて放送開始。ノノミやムツキら登場キャラの設定画もお披露目”. 4Gamer.net. Aetas (2024年1月20日). 2024年6月30日閲覧。
  3. ^ isakusan”. ナムウィキ. 2024年6月30日閲覧。
  4. ^ 『ブルーアーカイブ』開発陣にインタビュー!”. This Is Game. 2024年6月30日閲覧。