JFE西日本硬式野球部
チーム名(通称) | JFE西日本、JFE西 |
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加盟団体 | 日本野球連盟 |
加盟区分 | 企業チーム |
創部 | 2003年 |
チーム名の遍歴 |
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本拠地自治体 |
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練習グラウンド | 旭丘野球場(福山市大門町津之下)、JFE健保野球場(倉敷市鶴の浦) |
チームカラー | 青色 |
監督 | 内田 聡 |
都市対抗野球大会 | |
出場回数 | 13回 |
最近の出場 | 2024年 |
最高成績 | 8強 |
社会人野球日本選手権大会 | |
出場回数 | 16回 |
最近の出場 | 2023年 |
最高成績 | 優勝(1回) |
全日本クラブ野球選手権大会 | |
出場回数 | ※出場資格なし |
JFE西日本硬式野球部(ジェイエフイーにしにほんこうしきやきゅうぶ)は、広島県福山市と岡山県倉敷市に本拠地を置き、日本野球連盟に加盟する社会人野球の企業チームである。
運営母体は、JFEホールディングスの中核企業である鉄鋼メーカーのJFEスチール。
概略
[編集]誕生の経緯
[編集]2001年、日本鋼管(NKK)と川崎製鉄が合併しJFEスチールが発足すると発表された。これに伴い、各社所有の野球部はJFEスチールのJFEスチール東日本製鉄所(千葉・京浜)とJFEスチール西日本製鉄所(倉敷・福山)を拠点とした2チームに集約されることになった。東日本には川崎製鉄千葉硬式野球部しかなかったことから[1]チーム名をJFE東日本硬式野球部に改称するのみで済んだが、西日本にはNKK硬式野球部と川崎製鉄水島硬式野球部があったことから、2002年シーズン限りで両チームを廃部にして統合し、2003年から『JFE西日本硬式野球部』として日本野球連盟に新規登録される形で活動を開始した。本拠地は、NKKのあった広島県福山市に置かれた。
創部後
[編集]活動初年度の2003年は、都市対抗野球と日本選手権にそれぞれ初出場している。
2004年、日本選手権で決勝まで駒を進め大阪ガスと対戦し、大会史上最長となる延長15回までもつれ込む接戦を制し初優勝を手にした。
2006年2月21日、日本野球連盟理事会において、チーム形成の経緯や福山市と水島地域(倉敷市)が地理的に近いことから、都市対抗野球に出場した場合は特例として、福山市・倉敷市の両都市の代表となることが認められた。
設立・沿革
[編集]- 2002年 - シーズン終了後、NKKと川崎製鉄水島が統合。
- 2003年 - 新たに『JFE西日本』として創部。本拠地は広島県福山市。都市対抗野球に初出場(1回戦敗退)、日本選手権に初出場(2回戦敗退)。
- 2004年 - 日本選手権で初優勝。
- 2006年 - 本拠地が、広島県福山市と岡山県倉敷市の両都市となる。
主要大会の出場歴・最高成績
[編集]- 都市対抗野球大会:出場13回、8強1回(2008年)
- 社会人野球日本選手権大会:出場16回、優勝1回(2004年)、準優勝1回(2018年)
- JABAベーブルース杯争奪大会:優勝1回(2015年)
- JABA岡山大会:優勝3回(2012年、2019年、2023年)
主な出身プロ野球選手
[編集]- 稲田直人(内野手) - 2003年ドラフト5位で北海道日本ハムファイターズに入団
- 田中敬人(投手) - 2004年ドラフト8位で広島東洋カープに入団
- 岡本秀寛(投手) - 2007年大学生・社会人ドラフト4位で東京ヤクルトスワローズに入団
- 内村賢介(内野手) - 退団後、BCリーグの石川ミリオンスターズを経て、2007年育成選手ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団
- 河野竜生(投手) - 2019年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団
- 三好大倫(外野手) - 2020年ドラフト6位で中日ドラゴンズに入団
- 吉川雄大(投手) - 2021年ドラフト7位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団
元プロ野球選手の競技者登録
[編集]- 樋口賢(元:中日ドラゴンズ) - 投手(2010年)→退団
- 小林寛(元:横浜DeNAベイスターズ) - 投手(2018年 - 2019年)→退団
- 梵英心(元:広島東洋カープ) - コーチ(2020年。エイジェックから派遣)[2] →退団、プロ野球オリックス・バファローズのコーチに就任
- 堀内汰門(元:福岡ソフトバンクホークス) - 捕手(2021年)→退団
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 日本鋼管野球部(日本鋼管川崎)は1987年で活動を終了し、日本鋼管福山野球部に一本化されていた。
- ^ 梵英心さん JFE西コーチに NHK NEWS WEB、2020年1月30日。インターネットアーカイブへのキャッシュ(オリジナル)。