RIKKI
RIKKI(りっき、本名:中野 律紀(なかの りつき)[1]1975年1月19日[1] - )は、鹿児島県・大島郡瀬戸内町(奄美大島)出身[1]の女性唄者で、ポップス歌手。
略歴
[編集]15歳で、日本テレビの「第13回日本民謡大賞」にて、史上最年少でグランプリを獲得[2]。
1993年にBMGビクターより本名の中野律紀でポップス系のアルバム『風の声』でデビュー。合計3枚のアルバムを出してフリーに。
1998年、「RIKKI」の名でアルバム『Miss you Amami』をリリース。中野律紀はデビュー当時、純島唄CD『むちゃ加那』を発表しており、久保田真琴プロデュースの『RIKKI』でもワールド系のアプローチをとったが、この自主制作アルバム『miss you amami』で改めて奄美の島唄とポップスの接点を探った。後にこのアルバムは英語版のブックレットを付けて英国でもリリースされた。
以降、RIKKIの名で3枚のアルバムを発表し、奄美の新しい音楽スタイルを目指している。ルーマニア、モルドヴァ、ASEAN諸国でも演奏した。
他、Sound HorizonおよびLinked Horizonにもボーカルとして参加しており、「お母さん」「ママン」の愛称で親しまれる。
2008年5月末日に双子を出産。
ディスコグラフィー
[編集]シングル
[編集]- 中野律紀名義
-
- 『満天の星』(1993年12月1日)
- 『翼をひろげ』(1994年5月1日)
- 『くばの木の下で』(1995年7月5日) ※中野律紀with日出克名義
- RIKKI名義
-
- 『素敵だね featured in FINAL FANTASY X』(2001年7月18日)
- プレイステーション2専用ゲーム『ファイナルファンタジーX』主題歌。
- 『からたち野道 / 朱鷺 -トキ-』(2003年3月19日) ※RIKKI+宮沢和史名義
- Sound Horizon『少年は剣を…』(2006年10月4日)
- Sound Horizon『聖戦のイベリア』(2007年8月1日)
- 「争いの系譜」「石畳の緋き悪魔」「侵略する者される者」のボーカルおよびコーラスを担当。
- 『素敵だね featured in FINAL FANTASY X』(2001年7月18日)
アルバム
[編集]- 中野律紀名義
-
- 『むちゃ加那』(1993年5月21日)
- 九州限定発売。2002年に全国で再発売。
- 『風の声』(1993年12月16日)
- 『太陽の下で』(1994年8月24日)
- 『RIKKI』(1995年12月16日)
- 『むちゃ加那』(1993年5月21日)
- RIKKI名義
-
- 『miss you amami』(1998年11月15日)
- 久石譲『千と千尋の神隠しイメージアルバム』(2001年4月4日)
- イメージソング「白い竜」のボーカルを担当。
- 『加那鳥 〜カナリア〜』(2001年10月3日)
- 『蜜』(2002年8月21日)
- 『シマウタTRICKLES』(2002年9月25日)
- 『結ぬ島へ -リッキの奄美島唄-』(2005年1月19日)
- Revo(Sound Horizon)『リヴァイアサン 終末を告げし獣』(2005年3月2日)
- 収録曲のうち「辺境からの生還者」「少女曰く天使」のボーカルを担当。
- Sound Horizon『Roman』(2006年11月22日)
- 収録曲のうち「焔」「11文字の伝言」のボーカル、その他コーラスを担当。
- Linked Horizon『ルクセンダルク大紀行』(2012年9月19日)
- 「Theme of the Linked Horizon」「ルクセンダルク紀行」「虚ろな月の下で[Vocalized Version]」のボーカルを担当。
- Sound Horizon『Nein』(2015年4月22日)
- 収録曲のうち「涙では消せない焔」のボーカルなどを担当。
- 『あまみの唄あそび RIKKIのくろうさぎはねた』(2017年2月15日)[3]
- 『Shimauta Bass 2』(2022年9月4日)
- 山口健一郎プロデュースの奄美シマウタ集。「朝花」「塩道長浜」「長雲」「野茶坊」「糸くり」収録。
脚注
[編集]- ^ a b c セントラル楽器 奄美島唄 「中野律紀」の項目。
- ^ その後、同大会終了まで、この記録は破られなかった。
- ^ あまみの唄あそび RIKKIのくろうさぎはねた - ZIPANGU LABEL WEB SHOP