ش

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ش
語末形 語中形 語頭形
ـش ـشـ شـ
ش
語末形 語中形 語頭形
ـش ـشـ شـ
アラビア文字
خ ح ج ث ت ب ا
ص ش س ز ر ذ د
ق ف غ ع ظ ط ض
ي و ه ن م ل ك
لا ة ء
ペルシア文字
ح چ ج ث ت پ ب ا
ش س ژ ز ر ذ د خ
ق ف غ ع ظ ط ض ص
ی ه و ن م ل گ ک
لا ء

ش(シーン, شين)はアラビア文字の13番目に位置する文字。無声後部歯茎摩擦音 /ʃ/ を表す。ただし、この発音はセム祖語/ɬ/が推移してきたものであり、祖語の/ʃ/に対応する発音ではない[1]

単独形の筆順
語頭形の筆順

س‎ (/s/) の上に点をつけたものである。س‎ と ش‎ は、ともにヘブライ文字ש‎、ギリシャ文字Σキリル文字СШラテン文字S と対応する。

符号位置[編集]

文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 説明
ش U+0634 ش
ش
シーン
ښ U+069A ښ
ښ
パシュトー語
ڛ U+069B ڛ
ڛ
マグリブ[tʃ]の表記に使用。またس書法上このように書かれることがある[2]
ڜ U+069C ڜ
ڜ
マグリブ[tʃ]の表記に使用[3]ワハン語[ʂ]
ۺ U+06FA ۺ
ۺ
アラビ・マラヤラム文字 (Arabi Malayalam script[ʂ]の表記に使用

脚注[編集]

  • Watson, Janet C. E. (2002), The Phonology and Morphology of Arabic, New York: Oxford University Press