あけぼの (食品)

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あけぼのは、日本の食品メーカー・マルハニチロ(旧ニチロ→マルハニチロ食品)が製造する食品に付けられているブランド。缶詰冷凍食品を代表として、他に瓶詰レトルトチルド業務用食品などがある。

由来[編集]

缶の赤い3本線は、マルハニチロ食品の前身・日魯漁業の創業家である堤家ののれんをデザインしている。

歴史[編集]

  • 1913年大正2年)
    • あけぼのブランド採用。日本で初めて衛生缶を使った本格的な缶詰機械を設備し、サケマス缶詰を大量生産する。
    • イギリス輸出向け鮭缶詰の大量生産を開始。
  • 1914年(大正3年) - 日魯漁業株式会社を設立。
  • 1920年(大正9年) - 鮭缶ラベルの基本パターン完成。
  • 1945年昭和20年) - 国外資産喪失。
  • 1961年(昭和36年) - 冷凍食品第1号「魚介スティック」を発売。
  • 1979年(昭和54年) - 「あけぼの おべんとうシリーズ」を展開。
  • 1990年平成2年) - ニチロへ社名変更。同時にコーポレートマーク・ブランドマークも変更。
  • 2003年(平成15年) - 雪印乳業の冷凍食品子会社、アクリフーズを買収。
  • 2004年(平成16年) - コーポレートブランドマークを刷新。新商品ブランド「ニチロマザー」を発売。
  • 2007年(平成19年) - マルハグループ本社(のちのマルハニチロホールディングスを経て、現・マルハニチロ)と経営統合。
  • 2008年(平成20年) - マルハの食品事業を統合し、社名をマルハニチロ食品に改称。前身2社の「あけぼの」ブランドと「マルハ」ブランドに関しては使用を継続する。
  • 2014年(平成26年) - マルハニチロ食品がマルハニチロ水産に吸収され消滅。「あけぼの」「マルハ」ブランドは、マルハニチロ水産が改称したマルハニチロが使用していた。

商品[編集]

保存食品全般である。

缶詰・瓶詰・レトルト食品[編集]

さけ(素材缶、味付缶)、さけフレーク、かにほたていわしさばまぐろツナ)、さんまいかあさりとり卵類珍味農産品スープソースデザート飲料

冷凍食品・チルド食品[編集]

おべんとう畜肉魚介類・その他)、麺類米飯お惣菜、お惣菜(中華)、農産品、デザート、チルド食品

業務用食品[編集]

あらい骨なし切身魚、茶あらい骨なし焼魚、水産フライコロッケ、麺類・米飯、畜肉加工品(とんかつメンチカツハンバーグ)、天ぷら唐揚げぎょうざしゅうまい点心、その他調理品、チルド和惣菜、デザート、缶詰・レトルト、大地の種(中国凍菜)・国産凍菜、海の種(寿司種)、やさしい素材(介護食

外部リンク[編集]