イチゴツナギ

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イチゴツナギ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
階級なし : ツユクサ類 Commelinids
: イネ目 Poales
: イネ科 Poaceae
: イチゴツナギ属 Poa
: イチゴツナギ Poa sphondylodes
学名
Poa sphondylodes
和名
イチゴツナギ

イチゴツナギ(苺繋、Poa sphondylodes Trin.)は、イネ科イチゴツナギ属(ナガハグサ属)に属する多年草である[1][2]。南シベリアから東アジアの温帯地域に生息する[2]。道端、土手、河原などに生える。

特徴[編集]

  • 草丈:30〜60cm
  • 葉:「線形」で、幅は1.5〜3.0mm、長さは5〜12cm。
  • 茎:茎がざらつくことから「ザラツキイチゴツナギ」の別名がある。
  • 花:花期は5月~7月で、花色は淡緑色。円錐花序で数回も分枝して花がつき、全体が円錐状にみえる。
  • 形態:束になって直立して生え、匍匐枝はない。

名称は、昔子供が野いちごを摘んだときに、この草の茎に通して持ち運んだという伝承による。 近縁種が多い。イチゴツナギ属には日本国内に帰化種を含んで25種以上がある。小型のスズメノカタビラなど以外は、多くが中型の草本で、区別が難しい。高山植物であるものも含まれる。 イチゴツナギ(Bluegrass)は、米国ケンタッキー州の愛称である。

脚注[編集]

  1. ^ イチゴツナギ”. 岡山理科大学自然フィールドワークセンター. 2022年6月6日閲覧。
  2. ^ a b Poa sphondylodes Trin” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2022年6月6日閲覧。