エミフルMASAKI

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エミフルMASAKI
emifull MASAKI
エミフルMASAKI
地図
地図
店舗概要
所在地 愛媛県伊予郡松前町大字筒井字茶屋分850番地
座標 北緯33度47分23秒 東経132度42分56秒 / 北緯33.78972度 東経132.71556度 / 33.78972; 132.71556 (エミフルMASAKI)座標: 北緯33度47分23秒 東経132度42分56秒 / 北緯33.78972度 東経132.71556度 / 33.78972; 132.71556 (エミフルMASAKI)
開業日 2008年4月26日
敷地面積 196,000 m²
延床面積 140,000 m² 
商業施設面積 本館68,360 m2
店舗数 フジグランと204の専門店
駐車台数 5,000台
最寄駅 伊予鉄道郡中線 古泉駅
最寄IC 伊予IC 松山IC
外部リンク emifull.jp ウィキデータを編集
Fuji GRAND
FUJI
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エミフルMASAKI(エミフルまさき、英称:EMIFULL MASAKI)は、愛媛県伊予郡松前町にあるフジ・リテイリング系列のショッピングセンターである。

概要[編集]

松前町がショッピングセンターの誘致を計画し、県内に本社を置く地場系チェーンであるフジと、全国チェーンのイオングループとの競合となったが、結果フジに決定し2007年5月に着工、2008年4月26日に開業した[注 1]。「エミフル」という名前は一般公募され決定された。由来は「笑み」と「Full」を掛け合わせた造語である。

エミフルは三日月状のコンコースの周りに専門店が並んでいる構造で、インテリアなどにも趣向を凝らしている。さらに店内に無料の大型ロッカーを設置したりと利用者の利便が図られている。初日の来店者数は10万人を記録。開業後初めての大型連休であるゴールデンウイークには、予想されていた80万人を上回る100万人が来客した。

2000年に事業化され、計画が発表された。当初は2004年4月の開業を予定していたが、沿線住民の反対運動や用地の取得が遅れたことから延期となり、当初より4年遅い2008年4月26日となった。

当初は映画館だけではなく、天然温泉の入浴施設も計画されていたが、具体化されてない。

また、ニューレオマワールド行の送迎バス利用者専用パーク&ライドサービスを実施している。

オレンジコート
エミフルの夜景

店舗概要[編集]

  • 店舗開店 2008年4月26日
  • 敷地面積 約200,000m²(東京ドーム5個分)
  • 延床面積 約140,000m²
  • 店舗面積 68,360m²(本館棟/鉄骨造3階建)が中核となり周辺に別棟専門店。
  • 駐車場台数 5,000台
  • テナント数 204店舗
  • 雇用人数 2,200人
  • 年間売上 最大300億円(当初見込)346億円(2020年2月期)[2]

専門店[編集]

テナントにはフジグラン松山フジグラン重信や閉店したラフォーレ原宿・松山から移転してきた店舗があるほかに四国初出店のテナントも多数存在する。また、当初の予定より遅れたものの映画館も併設された。掲載は順不同であり代表的な店舗のみ掲載。全店舗のリストは公式ホームページを参照。

別棟専門店[編集]

2010年2月現在では敷地内の第一期工事は完了しており、その後は2009年8月にダイキニトリが同敷地内にそれぞれオープンしている。第二期工事で予定されていたシネマコンプレックスは、「シネマサンシャインエミフルMASAKI」として2010年2月27日にオープンしたが、当初計画にあった温浴施設に関してはディベロッパーの関係で建設時期は未定である。

シネマサンシャイン[編集]

シネマサンシャインエミフルMASAKI
情報
開館 2010年2月27日
収容人員 (9スクリーン)人
客席数 1,482
用途 映画上映
運営 佐々木興業株式会社
所在地 エミフルMASAKI内エミアニューズ2階
アクセス 当該項目参照
外部リンク シネマサンシャインエミフルMASAKI
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シネマサンシャインエミフルMASAKIはエミアミューズの2階に位置する映画館(シネマコンプレックス)。

2015年7月4日に四国初導入の体感型上映システム・4DXシアターがオープンした[3]

スクリーン 定員(座席数) 車椅子 音響方式 その他
1 119 2 デジタル6ch
2 200 2 デジタル6ch
3 153 2 デジタル6ch
4 153 2 デジタル6ch 3D対応
5 153 2 デジタル6ch
6 119 2 デジタル6ch
7 338 2 デジタル6ch
4DXシアター 128 2 デジタル6ch 4DX対応
9 119 2 デジタル6ch

交通アクセス[編集]

渋滞問題[編集]

隣接する幹線道路である国道56号宇和島方面行き車線からの右折信号待ちの車による渋滞緩和策として、他に国道から敷地内への高架橋が作られているが、実効性に乏しく、日中はほぼ年間を通じて渋滞しているのが現状である。フジ側はあくまで隣接する伊予鉄道郡中線古泉駅宇和島自動車(宇和島バス)エミフル松前停留場などの公共交通機関の利用を呼びかけている。鉄道を利用した場合、松山市駅から伊予鉄道郡中線を利用して約15分で到着することができる。利用促進策として、土日、祝日限定で3千円以上の買い物をすると、古泉駅発の伊予鉄道郡中線のみで利用できる無料乗車券を配布するサービスを行っている。

近隣施設[編集]

  • 松前町役場
  • 松前公園
  • 松前町総合福祉センター

近隣のショッピングセンター[編集]

愛媛FCスタジアム案[編集]

2009年、フジ社長の発言を受けて、松前町長がエミフル松前に隣接する松前公園への「スタジアム建設を以前から依頼されている、J1に上がるのとどちらが早いか競争ですね」といった趣旨の発言をしているが、2010年現在、愛媛県は国体予算を使って総合公園陸上競技場をJ1規格へと改修する予定であり、松前公園に建設するといった計画は存在しない。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ただし、フジは2018年10月にイオンと資本提携を結び、2024年3月までに同じイオングループのマックスバリュ西日本と経営統合するとしている[1](その後、2022年3月にマックスバリュ西日本とフジ・リテイリングを持株会社「フジ」の子会社とする経営統合を実施し、2024年3月にフジがマックスバリュ西日本とフジ・リテイリングを吸収合併した)。このため、2022年3月以降はエミフルMASAKIもイオングループの商業施設に属する事になった。
  2. ^ アフターサービスは、同じ双日オートグループジャパンが2023年4月に松山市水泥町で別途開店した認定中古車販売店舗「VOLVO SELEKT 松山」で行う。

出典[編集]

  1. ^ フジ、イオン傘下入り マックスバリュ西と合併へ”. 中国新聞 (2021年9月1日). 2021年9月2日閲覧。
  2. ^ 愛媛新聞2021年01月04日
  3. ^ 四国初「4DX」シート、4日稼働 松前の映画館愛媛新聞2015年07月03日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]