エルビス・アラウホ

エルビス・アラウホ
*Elvis Araújo*
	フィラデルフィア・フィリーズ時代; (2015年3月4日)
基本情報
国籍	ベネズエラ
出身地	スリア州マラカイボ
生年月日	1991年7月15日（32歳）
身長; 体重	6' 7" ＝約200.7 cm; 275 lb ＝約124.7 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2007年アマチュアFA
初出場	MLB / 2015年5月5日 ; NPB / 2017年5月9日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	フィラデルフィア・フィリーズ (2015 - 2016); 中日ドラゴンズ (2017); モンテレイ・サルタンズ (2021); グアダラハラ・マリアッチス (2022); モンテレイ・サルタンズ (2022); レオン・ブラボーズ (2022);
	この表について

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓（父方の姓）はアラウホ、第二姓（母方の姓）はラミレスです。

この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。

エルビス・アローホ
エルビス・アラウージョ

エルビス・アレハンドロ・アラウホ・ラミレス（Elvis Alejandro Araújo Ramírez, 1991年 7月15日 - ）は、ベネズエラ・スリア州マラカイボ出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。

経歴[編集]

プロ入りとインディアンス傘下時代[編集]

2007年にクリーブランド・インディアンスと契約してプロ入り。

2008年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・インディアンスでプロデビューしたが、トミー・ジョン手術を受けたため、2009年から2年間も全休した。

2011年はルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスとA-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプレーし、2球団合計で15試合（先発13試合）に登板して9勝1敗・防御率3.36・63奪三振の成績を残した。

2012年はA級レイクカウンティ・キャプテンズでプレーし、28試合に先発登板して7勝10敗・防御率5.00・111奪三振の成績を残した。

2013年はA+級カロライナ・マドキャッツは故障を繰り返し、2試合の登板にとどまった。

2014年からはリリーフに転向すると、A+級カロライナとAA級アクロン・ラバーダックスでプレーし、2球団合計で43試合に登板して2勝1敗11セーブ・防御率3.42・50奪三振の成績を残した。オフにFAとなった。

フィリーズ時代[編集]

2014年11月13日にフィラデルフィア・フィリーズと1年契約を結んだ^[1]。

2015年の開幕は傘下のAA級レディング・ファイティン・フィルズで迎えたが、5月2日にメジャー初昇格を果たし^[2]、5日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは40試合に登板して2勝1敗・防御率3.38・34奪三振の成績を残した。

2016年は32試合に登板して2勝1敗・防御率5.60・29奪三振の成績を残した。

中日時代[編集]

2016年11月18日にウェイバー公示でマイアミ・マーリンズへ移籍した^[3]。12月のウィンターミーティングに派遣された中日ドラゴンズの編成部国際渉外担当である友利結とマーリンズとで交渉が行われ、12月22日に中日が獲得することに決まった^[4]。また翌12月23日にはブラッド・ジーグラーの加入もあってDFAとなり^[5]、2017年1月5日にFAとなった。その翌日の1月6日に中日への入団が正式発表された^[6]。背番号は49。年俸は8000万円＋出来高（2017年）^[7]。

2017年は一軍で6試合登板したものの結果は振るわず、シーズン終了後契約保留選手名簿から外れ、自由契約となった^[8]。

オリオールズ傘下時代[編集]

2018年2月6日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ^[9]。

マーリンズ傘下時代[編集]

2019年2月18日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ。6月20日にFAとなった。

メキシカンリーグ時代[編集]

2021年2月12日にリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのモンテレイ・サルタンズと契約を結んだ^[10]。

2022年には、同リーグの3球団でプレーした^[11]。

投球スタイル[編集]

最速97mph（約156km/h）^[12]・平均92mph（148km/h）のフォーシームと、決め球の平均84mph（約135km/h）の縦のスライダーの2球種を中心に使用し、その他に平均87mph（約140km/h）のチェンジアップを使う^[13]。
メジャー通算の奪三振率は9.2と高いものの、通算与四球率は5.2とこちらも高い^[13]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	勝利	敗戦	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2015	PHI	40	2	1	2	.500	151	34.2	29	1	19	1	0	34	2	0	17	13	3.38	1.38
2016	PHI	32	2	1	4	.500	134	27.1	35	4	17	2	2	29	0	1	22	17	5.60	1.90
2017	中日	6	1	0	0	1.000	38	8.1	9	1	3	0	2	6	0	1	6	6	6.48	1.44
MLB：2年		72	4	2	6	.500	285	62.0	64	5	36	3	2	63	2	1	39	30	4.35	1.61
NPB：1年		6	1	0	0	1.000	38	8.1	9	1	3	0	2	6	0	1	6	6	6.48	1.44

2017年度シーズン終了時

記録[編集]

NPB投手記録

初登板：2017年5月9日、対横浜DeNAベイスターズ7回戦（長良川球場）、8回裏に4番手で救援登板、1回1失点^[14]
初奪三振：同上、梶谷隆幸から見逃し三振^[14]
初勝利：2017年5月13日、対東京ヤクルトスワローズ6回戦（松山中央公園野球場）、8回裏に3番手で救援登板、1回無失点^[15]

背番号[編集]

59（2015年 - 2016年）
49（2017年）

脚注[編集]

^ “Jeff Francoeur agrees with Phillies”. Associated Press. ESPN.com. (2014年11月13日) 2017年1月8日閲覧。
^ MLB公式プロフィール参照。2017年1月8日閲覧。
^ Jeff Todd (2016年11月18日). “Marlins Claim Elvis Araujo”. mlbtraderumors.com. 2017年1月8日閲覧。
^ “【中日】１５０キロ左腕、前マーリンズ・アラウホ獲得へ”. スポーツ報知. (2016年12月23日) 2017年1月9日閲覧。
^ Jeff Todd (2016年12月23日). “Marlins Designate Elvis Araujo, Announce Brad Ziegler Signing”. mlbtraderumors.com. 2017年1月8日閲覧。
^ “2017年度新外国人選手獲得のお知らせ”. 中日ドラゴンズ公式ウェブサイト (2017年1月6日). 2017年1月8日閲覧。
^ 中日　新助っ人アラウホ獲得　ドラゴンボール好き、鳥山明氏と対面熱望スポニチWeb 2017年1月7日掲載
^ “自由契約選手｜2017年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2017年12月2日). 2018年1月18日閲覧。
^ “Marlins' Bryan Holaday: Added to 40-man roster” (英語). CBS Sports (2018年2月7日). 2018年5月5日閲覧。
^ “Elvis Araujo sellará su pasaporte beisbolero en México”. Sports Venezuela (2021年2月12日). 2021年4月20日閲覧。
^ https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=araujo001elv
^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』廣済堂出版、2016年、324頁。ISBN 978-4-331-52002-4。
^ ^a ^b FanGraphs2017年2月5日閲覧。
^ ^a ^b “中日アラウホ来日初登板１失点「球は悪くなかった」”. 日刊スポーツ (2017年5月9日). 2017年8月19日閲覧。
^ “中日アラウホ来日初勝利「もっともっと勝ちたい」”. 日刊スポーツ (2017年5月13日). 2017年8月19日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Elvis Araujo stats MiLB.com （英語）
個人年度別成績エルビス・アラウホ - NPB.jp 日本野球機構

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[1] “Jeff Francoeur agrees with Phillies”. Associated Press. ESPN.com. (2014年11月13日) 2017年1月8日閲覧。

[MLBstats-2] MLB公式プロフィール参照。2017年1月8日閲覧。

[3] Jeff Todd (2016年11月18日). “Marlins Claim Elvis Araujo”. mlbtraderumors.com. 2017年1月8日閲覧。

[4] “【中日】１５０キロ左腕、前マーリンズ・アラウホ獲得へ”. スポーツ報知. (2016年12月23日) 2017年1月9日閲覧。

[5] Jeff Todd (2016年12月23日). “Marlins Designate Elvis Araujo, Announce Brad Ziegler Signing”. mlbtraderumors.com. 2017年1月8日閲覧。

[6] “2017年度新外国人選手獲得のお知らせ”. 中日ドラゴンズ公式ウェブサイト (2017年1月6日). 2017年1月8日閲覧。

[7] 中日　新助っ人アラウホ獲得　ドラゴンボール好き、鳥山明氏と対面熱望スポニチWeb 2017年1月7日掲載

[8] “自由契約選手｜2017年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2017年12月2日). 2018年1月18日閲覧。

[9] “Marlins' Bryan Holaday: Added to 40-man roster” (英語). CBS Sports (2018年2月7日). 2018年5月5日閲覧。

[10] “Elvis Araujo sellará su pasaporte beisbolero en México”. Sports Venezuela (2021年2月12日). 2021年4月20日閲覧。

[11] ttps://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=araujo001elv

[12] 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』廣済堂出版、2016年、324頁。ISBN 978-4-331-52002-4。

[FanGraphs-13] FanGraphs2017年2月5日閲覧。

[nks130807-14] “中日アラウホ来日初登板１失点「球は悪くなかった」”. 日刊スポーツ (2017年5月9日). 2017年8月19日閲覧。

[15] “中日アラウホ来日初勝利「もっともっと勝ちたい」”. 日刊スポーツ (2017年5月13日). 2017年8月19日閲覧。

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基本情報
フィラデルフィア・フィリーズ時代 (2015年3月4日)
国籍	ベネズエラ
出身地	スリア州マラカイボ
生年月日	(1991-07-15) 1991年 7月15日（32歳）
身長体重	6' 7" ＝約200.7 cm 275 lb ＝約124.7 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2007年アマチュアFA
初出場	MLB / 2015年5月5日 NPB / 2017年5月9日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
フィラデルフィア・フィリーズ (2015 - 2016) 中日ドラゴンズ (2017) モンテレイ・サルタンズ (2021) グアダラハラ・マリアッチス (2022) モンテレイ・サルタンズ (2022) レオン・ブラボーズ (2022)
この表についてこの表はテンプレートを用いて表示しています。編集方法はTemplate:Infobox baseball playerを参照してください。 ■プロジェクト:野球選手 ■テンプレート

エルビス・アラウホ

経歴[編集]

プロ入りとインディアンス傘下時代[編集]

フィリーズ時代[編集]

中日時代[編集]

オリオールズ傘下時代[編集]

マーリンズ傘下時代[編集]

メキシカンリーグ時代[編集]

投球スタイル[編集]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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