カメオ出演

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カメオ出演(カメオしゅつえん、cameo appearance / cameo role)は、俳優歌手監督漫画小説などの原作者、時には政治家スポーツ選手などがゲストとしてとても短い時間、映画ドラマアニメ舞台に出演すること。遠目からでもはっきりと分かる装飾品カメオからそう呼ばれるようになったが、元々は主役以外に有名スターを起用することを意味していた[1]。英語のcameoには「名場面」「山場」という意味もある。

日本国外では単に「cameo」と呼ばれることもある。スーパーエキストラという扱いの場合もある。

事例[編集]

実写作品[編集]

監督や主演俳優(女優)の友人や、原作者、作品のモデルとなった人物や作品に由縁の深い人物などが出演する。端役以下がほとんど。

アニメ作品[編集]

複数メディア[編集]

  • スタン・リーマーベル・コミックの作品の映像化作品においてたびたび端役で出演することで知られており、実写作品や、アニメーション作品(本人に似せたキャラクターで、原語版のCVも担当していた)共々関係なく出演されていた。原作コミックの中でも例えば『アベンジャーズ・アニュアル』においてルーク・ケイジの結婚式の場面で神父役を務めている。なお、スタン・リーはカメオ出演した映画の興行収入が世界一の俳優として、ギネス世界記録に認定されている[11][12]
  • 漫画家島本和彦は、自身の作品を原作とする映像作品(アニメの声優や、実写は本人自身が直接出演)やコンピュータゲームのCVに度々カメオ出演している。具体例としては、ドラマ『アオイホノオ』最終話のゲストであるバイク屋の店主役など。2022年に発売・配信された『ライブ・ア・ライブ』HD-2Dリマスター版の近未来編(島本和彦が登場キャラクター原画を担当)にも出演している。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 計算書を「部長、これ出来ています」と差し出し、小野寺らに気づいて「よぉ!」と挨拶するシーン。
  2. ^ 厳密には本人役ではない。
  3. ^ MBC製作ラジオ番組コカ・コーラ Presents ちぇすといけ!ヤング』(後の『チェストいけ!ヤング』→『内田詠子のGo! Go! Go!』→『スマイリー園田のLive Alive』)にアマチュア時代の長渕が出演したのが縁で、出演当時のディレクターだったため。
  4. ^ 本作と同じアンブリン・エンターテインメント制作のため、スピンオフ作品としての性格を兼ねた『スペース・ジャム』(ワーナー・ブラザース)にも本作と同じ手法で合成されたルーニー・テューンズのキャラクター単体が出演した実写映画もある。
  5. ^ その後、2021年の映画版に作品自体の実写化を果たしている。
  6. ^ 妖怪ウォッチ!』からケータ(天野景太)、フミちゃん(木霊文花)、クマ(熊島五郎太)、カンチ(今田干治)、イナホ(未空イナホ)、ウィスパー、ジバニャン、ブシニャン、コマさん・コマじろうのコマ兄弟、フユニャン、ロボニャンF型、トムニャン、メラメライオン、ふぶき姫、じんめん犬、しろく魔、ハリー、USAピョン、コマみ、『妖怪ウォッチ シャドウサイド』から天野ナツメ、天野ケースケ、月浪トウマ、有星アキノリ、酒呑ハルヤ(酒呑童子)、姫乃アヤメ、有星光江(おばば)、ウィスパー(シャドウサイド版)、ジバニャン(シャドウサイド版)、コマさん(シャドウサイド版)、コマじろう(シャドウサイド版)、ミッチー(ミツマタノヅチ)、ジュニア、洞潔(島之内巌流)。
  7. ^ 寺刃ジンペイ、玉田マタロウ、小間サン太夫、姫川フブキ、雷堂メラ、九尾リュウスケ、霧隠ラント、蛇山チアキ、三又義ノズチカ、雲池クマ子/七雲クウカ、モモ、バケーラ、コマジロ、ブロッケンクロック、獅子黒カズマ、イズナ、ゴロミ、ブルポン、ミケッティオ、天見エルナ/エルゼメキア、来星ナユ、ティーダス、大王路エマ、臼見沢ハルヒコ、園等なつき、大王路キンヤ。
  8. ^ これらの別作品在阪局の製作であるため、ウシロシンジ監督作品では声優として出演した大半が多い。

出典[編集]

  1. ^ 「ゴジラ×メカゴジラ用語辞典」『ゴジラ×メカゴジラ』朝日ソノラマファンタスティックコレクション〉、2002年12月30日、73頁。ISBN 4-257-03668-0 
  2. ^ “【今だから見ておきたい これがチャップリンの名作だ】悲劇を笑いに変えた「黄金狂時代」 喜劇王の究極の〝身体芸〟 困難な時代を生きる勇気に(1/2ページ)”. zakzak (産経デジタル). (2022年11月1日). https://www.zakzak.co.jp/article/20221101-YEW5DAPADFJ65LGZD3R7TKJSTY/ 2023年5月11日閲覧。 
  3. ^ 映画 伯爵夫人 (1967)について”. allcinema. スティングレイ. 2023年8月9日閲覧。
  4. ^ 空想特撮シリーズ ウルトラQ(第10話)地底超特急西へ(シナリオNo.26)”. テレビドラマデータベース. キューズ・クリエイティブ. 2023年11月9日閲覧。
  5. ^ ウルトラマン 第18話 ウルトラQ空想特撮シリーズ ウルトラマン「遊星から来た兄弟」(特撮)”. WEBザテレビジョン. KADOKAWA. 2023年6月22日閲覧。
  6. ^ Spielberg, Steven (1975-06-20), Jaws, Roy Scheider, Robert Shaw, Richard Dreyfuss, Zanuck/Brown Productions, Universal Pictures, https://www.imdb.com/title/tt0073195/ 2023年11月13日閲覧。 
  7. ^ 映画『キングコング』の歴史<1933-2017>アメリカが世界に誇るモンスターの歩み”. otocoto. バカ・ザ・バッカ (2017年3月27日). 2023年11月9日閲覧。
  8. ^ Creepy Nuts、「浅草キッド」にカメオ出演 “師匠”を語るインタビュー映像公開 : 映画ニュース”. 映画.com. 2023年11月13日閲覧。
  9. ^ アニメラマ三部作 [クレオパトラ/解説、ストーリー&スタッフ]”. columbia.jp. 2023年7月13日閲覧。
  10. ^ カスペ! 2013/11/26(火)19:00 の放送内容 ページ2”. TVでた蔵. 2023年8月9日閲覧。
  11. ^ クレイグ・グレンディ 編『ギネス世界記録2015(日本語版)』角川アスキー総合研究所、2014年、165頁。ISBN 978-4-04-899601-3 
  12. ^ クレイグ・グレンディ 編『ギネス世界記録2018(日本語版)』角川アスキー総合研究所、2017年、172頁。ISBN 978-4-04-899609-9