クィンクティウス氏族

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ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ『独裁官への指名を受けるキンキナトゥス』（1725年頃）エルミタージュ美術館

クィンクティウス氏族 (ラテン語: Gens Quinctia) は、古代ローマの氏族。元々アルバ・ロンガの有力者であったが、その滅亡後、ユリウス氏族やセルウィリウス氏族らと共にローマ市に移り住み、パトリキ（貴族）として迎え入れられたという[1]。髪型に由来するコグノーメンが多い[2]。

一族[編集]

キンキンナトゥス-カピトリヌス家[編集]

『ローマ建国史』日本語訳での表記はキンキンナトゥス[3]。ここではグンデルの作成した図を元にする[4]。

ドメニコ・ベッカフーミ『マエリウスの殺害』（1532年頃）シエナのプブリコ宮殿

クラウドゥス-クリスピヌス-フラミニヌス家[編集]

ジュゼッペ・シューティ『ギリシアへ自由を与えるティトゥス・クィンクティウス』（1879年）

ミュンツァーは、紀元前300年頃に床屋がシチリアからやってきたという伝説を元に、宗教的タブーから髪を切ることを拒否したフラメン（神官）の後継者たちがフラミニヌス、切ってカールしていたのがクリスピヌスだとしたが、それ以前にクリスピヌスが存在するため、おそらく間違いである[20]。グンデルの作成した図を元にする[4]

その他[編集]

出典[編集]

  1. ^ リウィウス『ローマ建国史』1.30
  2. ^ Badian, p. 102.
  3. ^ 岩谷, p. 42他.
  4. ^ a b Badian, p. 104.
  5. ^ MRR1, p. 30.
  6. ^ MRR1, p. 69.
  7. ^ MRR1, p. 37.
  8. ^ MRR1, p. 74.
  9. ^ MRR1, p. 57.
  10. ^ MRR1, p. 100.
  11. ^ MRR1, p. 63.
  12. ^ MRR1, p. 105.
  13. ^ MRR1, p. 124.
  14. ^ MRR1, p. 143.
  15. ^ MRR1, p. 147.
  16. ^ MRR1, p. 99.
  17. ^ MRR1, p. 108.
  18. ^ a b MRR1, p. 111.
  19. ^ MRR1, p. 128.
  20. ^ Badian, pp. 102–103.
  21. ^ MRR1, p. 198.
  22. ^ MRR1, p. 289.
  23. ^ MRR1, p. 371.
  24. ^ MRR1, p. 350.
  25. ^ MRR1, p. 330.
  26. ^ MRR1, p. 336.
  27. ^ MRR1, p. 456.
  28. ^ MRR1, p. 512.
  29. ^ MRR1, p. 245.
  30. ^ MRR1, p. 398.
  31. ^ MRR1, p. 281.
  32. ^ MRR1, p. 472.
  33. ^ MRR2, p. 72.
  34. ^ MRR2, p. 138.

参考文献[編集]

  • T. R. S. Broughton (1951). The Magistrates of the Roman Republic Vol.1. American Philological Association 
  • T. R. S. Broughton (1952). The Magistrates of the Roman Republic Vol.2. American Philological Association 
  • E. Badian (1971). “The Family and Early Career of T. Quinctius Flamininus”. The Journal of Roman Studies (Society for the Promotion of Roman Studies) 61: 102-111. JSTOR 300009. 
  • ティトゥス・リウィウス 著、岩谷智 訳『ローマ建国以来の歴史 2』京都大学学術出版会、2016年。ISBN 978-4814000319。 
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