ジョー・アデル

ジョー・アデル
*Jo Adell*
ロサンゼルス・エンゼルス #7
	2021年8月27日
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ケンタッキー州ルイビル
生年月日	1999年4月8日（25歳）
身長; 体重	6' 3" ＝約190.5 cm; 215 lb ＝約97.5 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	外野手
プロ入り	2017年 MLBドラフト1巡目（全体10位）
初出場	2020年8月4日
年俸	$720,000（2023年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	バラード高等学校（英語版）; ロサンゼルス・エンゼルス (2020 - );
国際大会
代表チーム	アメリカ合衆国
プレミア12	2019年
	この表について

ジョーダン・スコット・アデル（Jordon Scott Adell, 英語発音: /ˈd͡ʒɔ˞dən skɑt əˈdɛl/^[2]; 1999年 4月8日 - ）は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身のプロ野球選手（外野手）。右投右打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。

経歴[編集]

2017年のMLBドラフト1巡目（全体10位）でロサンゼルス・エンゼルスから指名され、プロ入り^[3]^[4]^[5]^[6]。

2018年はA級バーリントン・ビーズ（英語版）とA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ（英語版）でプレーし^[7]オールスター・フューチャーズゲームにアメリカ合衆国選抜として出場した^[8]。

2019年はA+級インランド・エンパイア、AA級モービル・ベイベアーズ、AAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、3球団合計で76試合に出場して打率.289、10本塁打、36打点、7盗塁を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカンリーグ選抜に選出された^[9]。オフには11月に開催の第2回WBSCプレミア12・アメリカ合衆国代表に選出された^[10]。

2020年8月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のシアトル・マリナーズ戦に「7番・右翼手」で先発出場してメジャーデビューを果たし、初回の第一打席でジャスティン・ダンからメジャー初安打となる内野安打を記録した。また、29日のシアトル・マリナーズ戦で2回にジャスティス・シェフィールドからメジャー初本塁打を記録した。この年は打率.161、OPS.478と成績が低迷し、守備でも未熟なプレーが散見された。^[11]

2021年は打撃力・守備力の向上を図るため、出場機会を確保しやすいマイナーリーグでプレーさせるという首脳陣の判断により^[要出典]、傘下AAA級ソルトレイク・ビーズで開幕を迎える。成績に一定の改善が見られたため、8月2日にメジャー再昇格を果たした。怪我で離脱したジャスティン・アプトンに代わり主に左翼手を務め、打率.246、OPS.703を記録した。

2022年は開幕40人枠入りし、開幕前にDFAとなったジャスティン・アプトンに代わり主に左翼手を務めることになった^[12]。しかし守備に大きな課題があることや、同じ外野手であるテイラー・ウォードやブランドン・マーシュの成長が著しく、彼らを先発出場させるとアデルの出場機会が限られることから、守備力の向上と出場機会の確保を図るため、5月3日に傘下AAA級ソルトレイク・ビーズに降格した^[13]。その後はメジャーへの昇格とマイナーへの降格を繰り返していたが、ブランドン・マーシュがフィラデルフィア・フィリーズにトレードされた夏以降は再びメジャーに定着し、この年新加入のミッキー・モニアックとともに左翼手として出場を続けた。

エピソード[編集]

2021年8月25日の対オリオールズ戦（オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ）では、ファンサービスで左翼席にボールを投げ込むも、そのボールがオリオールズファンの子どもが持っていた飲み物に直撃し、こぼれてしまう。すると、アデルは次の回の攻守交代時に、自らのサインバットを持って守備位置まで走って行き、飲み物がこぼれた子どもにそのバットをプレゼントした。更にその子どもから写真撮影を求められて一緒に写真に納まった。アデルの紳士的な振る舞いに感激したその子どもは、自身のTwitterで「ジョー・アデル選手、バットをありがとう！新しいお気に入り選手」とつぶやいた^[14]。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2020	LAA	38	132	124	9	20	4	0	3	33	7	0	1	0	0	7	1	55	3	.161	.212	.266	.478
2021		35	140	130	17	32	5	2	4	53	26	2	1	1	0	8	1	32	3	.246	.295	.408	.703
2022		88	285	268	22	60	12	2	8	53	27	4	2	0	1	11	2	107	3	.224	.264	.373	.637
2023		17	62	58	7	12	3	1	3	26	6	1	0	0	0	4	0	25	1	.207	.258	.448	.706
MLB：4年		178	619	580	55	124	24	5	18	212	66	7	4	1	1	30	6	219	13	.214	.259	.366	.625

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	左翼（LF）						中堅（CF）						右翼（RF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2020	LAA	-						4	11	0	1	0	.917	34	61	2	2	0	.969
2021		25	45	0	0	0	1.000	-						19	37	2	0	1	1.000
2022		69	99	4	4	0	.963	-						15	40	1	1	1	.976
2023		2	6	0	0	0	1.000	7	20	0	0	0	1.000	9	14	0	0	0	1.000
MLB		96	150	4	4	0	.975	11	31	0	1	0	.969	77	152	5	3	2	.981

2023年度シーズン終了時

記録[編集]

MiLB

オールスター・フューチャーズゲーム選出：2回（2018年 - 2019年）

背番号[編集]

59（2020年）
7（2021年 - ）

代表歴[編集]

2019 WBSCプレミア12 アメリカ合衆国代表

脚注[編集]

^ “Jo Adell Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年7月11日閲覧。
^ “英語のIPA発音記号変換（アメリカ英語）”. tophonetics.com. 2019年11月17日閲覧。
^ “MLB.com 2017 Prospect Watch”. Major League Baseball. 2018年8月3日閲覧。^{[リンク切れ]}
^ “Tournament of Stars Day One: Adell Stands Out”. BaseballAmerica.com (2016年6月22日). 2018年8月3日閲覧。^{[リンク切れ]}
^ “Ballard’s Adell closing in on major decision”. WLKY Channel 32 (2016年9月4日). 2018年8月3日閲覧。
^ “Angels draft Jordon Adell in first round”. Los Angeles Angels. 2018年8月3日閲覧。^{[リンク切れ]}
^ Angels' Jo Adell: Headed to High-A CBSSports.com 2018年5月22日
^ “Former Ballard High star Jo Adell named to MLB's Futures Game roster”. Courier-Journal (2018年6月6日). 2018年8月3日閲覧。
^ “2019 MLB All-Star Futures Game rosters” (英語). ESPN. USA Baseball (2019年7月3日). 2020年8月5日閲覧。
^ USA Baseball Names Premier12 Roster USA Baseball 2019年10月10日
^ “3アウトチェンジのはずが…エ軍アデルが痛恨の珍プレー右飛を弾いて“本塁打”プレゼント”. Full-Count（フルカウント） ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2020年8月10日). 2023年8月2日閲覧。
^ Angels’ Mike Trout embraces a new workout regimen he hopes will keep him in lineup Orange County Register 2022年4月7日
^ エンゼルス、アデルのマイナー降格を発表「もう少し安定して試合に出られる状況を」マドン監督日刊スポーツ 2022年5月4日
^ “大谷翔平の同僚が取った紳士的な行動に敵地オリオールズファンが歓喜”. スポーツ報知 (2021年8月26日). 2021年8月26日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Jo Adell stats MiLB.com（英語）
Jo Adell (@adell7) - Instagram

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[1] “Jo Adell Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年7月11日閲覧。

[2] “英語のIPA発音記号変換（アメリカ英語）”. tophonetics.com. 2019年11月17日閲覧。

[3] “MLB.com 2017 Prospect Watch”. Major League Baseball. 2018年8月3日閲覧。^{[リンク切れ]}

[4] “Tournament of Stars Day One: Adell Stands Out”. BaseballAmerica.com (2016年6月22日). 2018年8月3日閲覧。^{[リンク切れ]}

[5] “Ballard’s Adell closing in on major decision”. WLKY Channel 32 (2016年9月4日). 2018年8月3日閲覧。

[6] “Angels draft Jordon Adell in first round”. Los Angeles Angels. 2018年8月3日閲覧。^{[リンク切れ]}

[7] Angels' Jo Adell: Headed to High-A CBSSports.com 2018年5月22日

[8] “Former Ballard High star Jo Adell named to MLB's Futures Game roster”. Courier-Journal (2018年6月6日). 2018年8月3日閲覧。

[9] “2019 MLB All-Star Futures Game rosters” (英語). ESPN. USA Baseball (2019年7月3日). 2020年8月5日閲覧。

[10] USA Baseball Names Premier12 Roster USA Baseball 2019年10月10日

[11] “3アウトチェンジのはずが…エ軍アデルが痛恨の珍プレー右飛を弾いて“本塁打”プレゼント”. Full-Count（フルカウント） ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2020年8月10日). 2023年8月2日閲覧。

[12] Angels’ Mike Trout embraces a new workout regimen he hopes will keep him in lineup Orange County Register 2022年4月7日

[13] エンゼルス、アデルのマイナー降格を発表「もう少し安定して試合に出られる状況を」マドン監督日刊スポーツ 2022年5月4日

[hochi210826-14] “大谷翔平の同僚が取った紳士的な行動に敵地オリオールズファンが歓喜”. スポーツ報知 (2021年8月26日). 2021年8月26日閲覧。

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表話編歴ロサンゼルス・エンゼルスロースター
投手	31 タイラー・アンダーソン 40 サム・バックマン（故障者リスト） 71 ケルビン・カセレス（英語版） 47 グリフィン・キャニング 90 アダム・シンバー 67 ホセ・シスネロ（故障者リスト） 58 デービス・ダニエル（英語版） 48 リード・デトマーズ 53 カルロス・エステベス 41 カーソン・フルマー 66 ルイス・ガルシア 44 ベン・ジョイス 64 ジャック・コチャノビッチ（英語版） 72 ザック・クリストファク（英語版） 62 ビクター・メデロス（英語版） 55 マット・ムーア 65 ホセ・キハダ（故障者リスト） 78 ケニー・ローゼンバーグ 43 パトリック・サンドバル 63 チェイス・シルセス（故障者リスト） 59 ホセ・ソリアーノ 24 ロバート・スティーブンソン（故障者リスト） 61 ハンター・ストリックランド 54 ホセ・スアレス 60 アンドリュー・ワンツ 49 ギレルモ・ズニガ（故障者リスト）
捕手	14 ローガン・オーハッピー 21 マット・サイス
内野手	13 エイーレ・アドリアンサ 23 ブランドン・ドルーリー 9 ザック・ネト 19 カイレン・パリス 6 アンソニー・レンドン（故障者リスト） 2 ルイス・レンヒフォ 22 ミゲル・サノ 18 ノーラン・シャヌエル 38 マイケル・ステファニック（故障者リスト）
外野手	39 ジョーディン・アダムス 7 ジョー・アデル 12 アーロン・ヒックス 16 ミッキー・モニアック 27 マイク・トラウト 3 テイラー・ウォード
監督・コーチ	37 ロン・ワシントン（監督） 81 レイ・モンゴメリー（英語版）（ベンチコーチ） 82 ジョニー・ワシントン（英語版）（打撃コーチ） 84 バリー・エンライト（英語版）（投手コーチ） 88 ボー・ポーター（一塁コーチ） 85 エリック・ヤング・シニア（三塁コーチ） 86 スティーブ・カーセイ（ブルペンコーチ） 89 ライアン・ゴインズ（内野守備コーチ） 83 ティム・レイカー（英語版）（攻撃コーディネイター） 87 ジェリー・ナロン（捕手コーチ） 80 ジェイソン・ニックス（アシスタント） 95 ティム・バス（アシスタント） 93 ジェイソン・ブラウン（英語版）（ブルペン捕手） 91 マイク・アッシュマン（打撃投手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年4月28日更新

表話編歴野球アメリカ合衆国代表 - 2019 WBSCプレミア12
監督	18 スコット・ブロシアス
コーチ	13 ロリー・デ・アーマス（コーチ） 24 フィル・プランティアー（コーチ） 34 ブライアン・プライス（投手） 30 ウィリー・ランドルフ（ベンチ） 9 アンソニー・サンダース（一塁） 19 アーニー・ヤング（三塁）
投手	3 クレイトン・アンドリュース 8 ペン・マーフィー 16 ケイレブ・シールバー 21 タイラー・ジョンソン 27 J.P.ファイアライゼン 29 パーカー・ダンシー 31 タナー・ハウク 32 ブランドン・ディクソン 33 ダニエル・ティロ 36 ワイアット・ミルズ 37 ノア・ソン 38 クレイトン・リチャード 39 スペンサー・ハワード 43 ブライアン・フリン 44 コディ・ポンセ 50 ブルックス・パウンダーズ
捕手	10 ドールトン・バーショ 14 エリック・クラッツ 17 テイラー・グシュー
内野手	1 ジェイク・クロネンワース 2 C.J.チャタム 5 ゼイビア・エドワーズ 12 アンドリュー・ボーン 15 ボビー・ダルベック 23 アレク・ボーム
外野手	4 マーク・ペイトン 11 ドリュー・ウォーターズ 22 ジョー・アデル 35 ブレント・ルッカー

ジョー・アデル

経歴[編集]

エピソード[編集]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度別守備成績[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

代表歴[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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