スクラマサクス

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メロヴィング朝のサクス
サクス(上)と複製(下)

スクラマサクス古英語:scramasaxまたはscramaseax)は刀剣の一種。ヨーロッパの片刃の直刀で、肉切り包丁に似た外見を持つ。

紀元前には既に原型が出来ており、4世紀-11世紀にかけて使われた。

スクラマサクスとは、サクス(全長40センチ前後)の中でも特に長い物を示す名前で、戦争用武器として用いられた。

スクラマは「深い切り傷を負わせる」、サクスはナイフか刃を示す「sahs」という古高ドイツ語から来ている。

アングロ・サクソン人サクソン人という呼び名はこのサクスに由来する。

この武器はサクソン人のみならず、イタリアランゴバルド人を始めとする古代から中世初期のヨーロッパ中のゲルマン人諸族にとって、戦士の最後の武器、時にはその地位を示す物として携帯された。

関連項目

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