ディノス

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株式会社ディノス
Dinos Inc.
ディノス本社があった中野坂上セントラルビル
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
164-0012
東京都中野区本町2丁目46番2号
中野坂上セントラルビル
設立 1991年平成3年)3月25日
(株式会社フジサンケイリビングサービス)
業種 サービス業
法人番号 9011201004664 ウィキデータを編集
事業内容 通信販売事業(カタログ地上波衛星放送インターネット雑誌新聞他)
直販事業(催事店舗
その他(フラワーネット事業保険代理業卸事業 他)
代表者

代表取締役会長 小川 晋一

代表取締役社長 宇津 洋一
資本金 20億円
売上高 597億円(2012年3月期)
純資産 68億円(2012年12月)
総資産 252億円(2012年12月)
従業員数 315名
主要株主 株式会社フジ・ダイレクト・マーケティング 100%
主要子会社 セントラルインペックス株式会社
外部リンク https://www.dinos.co.jp/
特記事項:1971年12月創業。現在の法人は1991年3月設立。
2013年7月1日に株式会社ディノス・セシールに商号変更する前のデータ。
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ディノスdinos)は、フジサンケイグループの株式会社DINOS CORPORATIONが運営する通信販売ブランド。

また、株式会社ディノス: Dinos Inc.)は、2013年6月30日まで同事業を行っていた企業で、ディノス・セシール(現DINOS CORPORATION)の法人格上の前身である。

概要[編集]

日本通信販売協会加盟。主に自社発行による通販カタログ雑誌「ディノス」などを通じて通信販売業務を行っていた。また、日本におけるテレビショッピングの先駆けでもあり、フジテレビ地上波やBSフジにおいて各種のテレビショッピング番組を制作・放映した。また、各種催事や店舗による直販事業のほか、保険代理業や卸売業などにも展開した。

2010年4月1日フジ・メディア・ホールディングスの完全子会社となった同業のセシール株式移転により中間持株会社フジ・ダイレクト・マーケティング(FDM)を設立、当社はその完全子会社となった[1]

2013年7月1日、FDMとセシールを吸収合併し、商号を「株式会社ディノス・セシール」に変更した[2]。なお引き続き「ディノス」は「ディノス・セシール」の通販ブランドとして継続する。

2021年3月1日、「セシール」事業を譲渡し、商号を「株式会社 DINOS CORPORATION」に変更。12月に「ディノス」創業50周年。

本社・事業所[編集]

本社

〒164-0012 東京都中野区本町2丁目46番2号 中野坂上セントラルビル

物流センター

〒194-0215 東京都町田市小山ヶ丘2-1-6

コールセンター

〒164-0012 東京都中野区本町2-46-2 中野坂上セントラルビル

海外拠点(台北支店)

中華民国台北市中山区南京東路二段132号12樓

元グループ会社[編集]

  • ディネックス株式会社
  • 各地区のディノス
    • 静岡ディノス・京都ディノス・和歌山ディノス・岡山ディノス・広島ディノス・愛媛ディノス・西日本ディノス
      西日本ディノスは福岡市に本社を置き、西日本新聞社テレビ西日本のグループ会社だが、株式会社ディノスも資本参加して自社グループに加えている。これは、西日本リビング新聞社のケースと似ている。

元店舗[編集]

沿革[編集]

  • 1971年12月 - 株式会社ディノス(旧)創業。
  • 1972年1月 - 日本初のテレビショッピングおよび催事事業として業務開始。フジテレビで「リビング11」「リビング4(→リビング2)」放送開始。
  • 1972年11月 - 通販カタログ「フジサンケイリビングカタログ」第1号発行。
  • 1973年6月 - 社名を株式会社フジサンケイリビングサービス(旧)に変更[3]
  • 1976年6月 - 新宿にカタログショールーム「リビングプラザディノス新宿」をオープン。
  • 1980年 - 自社配送体制へ
  • 1987年5月 - フジテレビで日本初の深夜生放送によるテレビショッピング番組「出たMONO勝負」(司会・愛川欽也)を放送開始。
  • 1991年3月 - フジサンケイグループの再編に伴い、株式会社フジサンケイリビングサービス(新)設立。事業を新会社に承継。
  • 1996年12月 - 中野坂上の現本社に移転。
  • 2003年3月 - CS放送チャンネル「フジテレビ.ディノス」開局(スカイパーフェクTV!2 (現・スカパー!)、委託放送事業者サテライト・サービス)。その後スカイパーフェクTV!(現・スカパー!プレミアムサービス)にも進出(衛星役務利用放送事業者はフジテレビジョン)。
  • 2004年12月 - 社名を株式会社ディノス(新)に変更。
  • 2006年10月 - 「フジテレビ.ディノス」、「ディノスチャンネル」に名称変更。
  • 2007年4月 - 株式会社フジテレビフラワーセンターを吸収合併。「フジテレビフラワーネット」として生花事業を引き継ぐ。
  • 2007年10月 - ひな人形のセットを、50万円での販売実績が無いにもかかわらず「50万円のものが35万円」と割安感を強調して販売したとして、公正取引委員会から警告を受ける。
  • 2007年12月31日 - 「ディノスチャンネル」放送終了(e2 by スカパー!(当時)では2007年3月に放送終了)。
  • 2010年4月1日 - セシールと株式移転により中間持株会社「株式会社フジ・ダイレクト・マーケティング」を設立、同社の完全子会社となる。
  • 2011年4月11日 - 川崎フロンターレとの共同で「ディノス アズ☆ネロ[4]を立ち上げる。
  • 2013年7月1日 - 当社を存続会社としてセシール、フジ・ダイレクト・マーケティングを吸収合併し、株式会社ディノス・セシールに商号変更。
  • 2021年3月1日、「セシール」事業を譲渡し、商号を「株式会社 DINOS CORPORATION」に変更。12月に「ディノス」創業50周年。

刊行物[編集]

  • ディノスリビング編:春夏号、秋冬号
  • ディノスオブライフ
  • ハウススタイリング
  • ガーデンスタイリング
  • ココロにきくカタログ
  • 家具収納大事典
  • カーラ
  • リカコスタイル
  • RULE(ルール)
  • ダーマコレクション
  • ジェムスタジオ
  • ソー クロース
  • どうぞ召し上がれ

テレビ番組[編集]

  • ディノス特番
    • ヒロミの集結!スゴ腕カリスマバイヤーズ(2019年7月6日 - ) - MC:ヒロミ
    • ヒデ&川島明のアイテムマスター(フジテレビ、2020年6月27日・2021年7月3日・2022年7月9日) - MC:ヒデ(ペナルティ)、川島明(麒麟)
    • ヒデ・川島のイチ推し オブ・ザ・イヤー(フジテレビ、2022年1月15日) - MC:ヒデ(ペナルティ)、川島明(麒麟)
    • 川島明の胸キュンアイテムお持ちしました?(2022年3月12日) - MC:川島明(麒麟)
過去に放送していた番組
  • ディノス特番
    • 高田純次の秋の京都逸品シリーズ(2006年11月25日 - 2008年9月27日) - MC:高田純次
    • 夜の物産店 逸品!北海道(2007年3月)
    • ワケありオバさんシリーズ(2010年12月25日 - 2015年12月24日) - 主な出演者:国生さゆり・眞鍋かをり
    • SHELLYのナツタビ!おうちで美ハワイ直送便(2013年7月6日) - 出演者:SHELLY花田美恵子松嶋初音
    • 博多華丸・大吉 メイド・イン・ジャパンの底力〜秋のメガヒットアイテムSP〜(2014 年10月11 日) - MC:博多華丸・大吉秋野暢子
    • おてがるチェンジ!ビューティーの達人〜メガヒットアイテム緊急確保SP〜(2015年3月7日)
    • オトナ女子★ビューティー応援団〜お買い得アイテム大放出SP〜(2015年7月11日) - MC:平成ノブシコブシ
    • ナツトク!ビューティ応援団〜夏のお悩み!スピード解決SP〜(2016年7月2日) - MC:スピードワゴン
    • オンナのビューティーあるある総選挙〜厳選アイテムで女子力UPせよ〜(2018年6月30日) - 出演者:川島明麒麟)、井森美幸藤本美貴アジアン
    • 秋のサキドリMONOツアーズ〜体験!話題の最新アイテムSP〜(2015年9月12日・2016年9月10日) - MC:ヒロミ
    • 芸能人のSNSのぞき見会〜バレちゃった素顔 アイテムで解決します。〜(2018年1月13日)いいものプレミアム特番 - MC:ヒデペナルティ)、神崎ゆう子サヘル・ローズ
    • プロがうなった厳選アイテム(2019年2月23日) - 出演者:井森美幸、川島明(麒麟)、hitomi
    • キレイの新習慣〜原田龍二の"美"アカデミー〜(2019年1月19日) - MC:原田龍二
    • バカ売れナンバー1の秘密、調査します!(2019年12月7日) - MC:ビビる大木
    • ヒロミの潜入!ヒットのヒミツ(2020年4月25日) - MC:ヒロミ
    • ヒロミのバカ売れ!ヒットのヒミツ(2020年11月21日) - MC:ヒロミ

ディノスチャンネル[編集]

ディノスチャンネル
フジテレビが、お届けするショッピングチャンネルです。
基本情報
運営(番組供給)事業者 株式会社フジテレビジョン
旧チャンネル名 フジテレビ.ディノス(2003年3月18日 - 2006年9月30日
放送(配信)開始 2003年3月18日
放送(配信)終了 2007年12月31日
ジャンル ショッピング
放送内容 ディノスのテレビショッピング番組
衛星基幹放送(東経110度CS放送)
プラットフォーム e2 by スカパー!
放送事業者 株式会社サテライト・サービス
チャンネル番号 Ch.183
物理チャンネル ND20
放送開始 2003年3月18日
放送終了 2007年3月31日
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者 株式会社フジテレビジョン
チャンネル番号 Ch.244
放送開始 2004年4月1日
放送終了 2007年12月31日
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ディノスチャンネルは、フジテレビとディノスの共同で運営し、24時間無料放送されていたCS放送のショッピングチャンネルである。

2003年3月18日「フジテレビ.ディノス」(ふじてれびどっとでぃのす)として、スカイパーフェクTV!2(スカイパーフェクTV!110、e2 by スカパー!を経て現:スカパー!)で放送を開始した(フジテレビからの番組供給を受け、関連会社のサテライト・サービス委託放送事業者として放送)。その後、スカイパーフェクTV!(現:スカパー!プレミアムサービス)(電気通信役務利用放送事業者はフジテレビ)、ケーブルテレビでも放送開始したほか、ブロードバンドでの配信も開始した。このチャンネルは先発のフジテレビ721(現・フジテレビTWO)・フジテレビ739(現・フジテレビONE)とは異なり東経110度CS先行開局であり、「いいものふぁんくらぶ」「直行便TV」「Dの法則」といったディノスが制作した30分のショッピング番組を中心にを放送していた。その後、スカパー!での開局まもなく独自路線に変更し、フジテレビグッズ情報満載の「笑売繁盛!フジテレビ本舗」やスポーツ関連グッズを扱う「ものすぽα」等を放送していた。

電子番組ガイド(EPG)などで使われていたロゴは、2009年3月までフジテレビのCSチャンネルで共通して使用されていた「」のロゴの丸の部分を「ディノス」のロゴと同じ黄緑色に変えたもの。

2006年10月1日より、チャンネル名を「ディノスチャンネル」に名称変更するも、2007年3月31日にe2 by スカパー!での放送を終了し、同年12月31日にはスカイパーフェクTV!、ケーブルテレビでの放送およびブロードバンド配信といった全ての放送サービスを終了した。

放送していたチャンネル[編集]

放送していた番組[編集]

  • ディノスセレクション
  • 1分ディノス
  • 笑売繁盛!フジテレビ本舗
  • COUNTDOWN dinos
  • なっとく!Mr.Soldout
  • ものすぽα
  • おいしい台所
  • ビバ!プリプリッ
  • 旅する通販
  • kids2TV
  • うちのそと

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 株式会社フジ・ダイレクト・マーケティング設立のお知らせ (日本語) - 株式会社フジ・メディア・ホールディングス・2010年3月10日プレスリリース
  2. ^ 連結子会社の合併及び商号変更に関する方針決定のお知らせ (日本語) - 株式会社フジ・メディア・ホールディングス・2013年2月28日プレスリリース
  3. ^ 同社が販売・斡旋する商品の品質保証マークと同名であるため「テレビショッピングへの批難を避けるための偽装」と指摘されかねない等の理由で商号変更。
    出典: 境政郎 『テレビショッピング事始め』 扶桑社、東京、2008年、第1部 フジサンケイグループの形成とリビング作戦 「法が想定していなかったテレショップ」。ISBN 978-4-594-05565-3
  4. ^ ディノス アズ☆ネロ」での売上金の一部は本拠地スタジアムである等々力陸上競技場の改修工事費に使用される。

外部リンク[編集]