ポーランド・テレビ

ウィキペディアから無料の百科事典

Telewizja Polska Spółka Akcyjna (TVP SA)
形態 テレビジョン放送
ポーランドの旗 ポーランド
視聴可能 国内
標語 : Bądźmy razem. TVP
(一緒にいよう。TVP)
所有者 ポーランド政府
開局 1952
CEO トマシュ・スィグト
公式サイト tvp.pl

ポーランド・テレビ SA: Telewizja Polska SA、テレヴィズヤ・ポルスカ)は、ポーランド全土を放送エリアを構える公共テレビ局である。略称はTVP。TVPはスポンサーなどの広告料と受信料で賄えている。

概要[編集]

ポーランド・テレビ

ポーランドにおけるテレビは1935年にワルシャワでのテレビ試験放送であり、ポーランド・ラジオ(Polskie Radio)が実施した。第二次世界大戦後の1952年10月25日にTVP1を開局した。1970年にはTVP2も開局した。またケーブル系のチャンネルを5つ持っているほか、国際放送のテレビポーランドも運営されている。

法と正義(PiS)が与党であった2005年から2007年にかけては、PiSに所属する議員や市長らが野党関係者に比べ多く出演するなど、非常に与党に好意的な報道を行っていたと指摘され[1]、PiS政権によるプロパガンダに加担したと批判されていた。2023年にPiSが野党に転落し市民プラットフォームが中心となって発足したドナルド・トゥスク政権下では見直しが急速に進められ、12月には公共ニュース専門チャンネルのTVP Info英語版の放送を中止し幹部らを解雇。PiS寄りのアンジェイ・ドゥダ大統領が公共メディア向け歳出法案に拒否権を発動したことを受け、同年12月27日にバルトウォミェイ・シェンキェヴィチュ英語版文化相が公共放送であるポーランド・テレビとラジオ・ポーランド英語版ポーランド通信社を清算することを決定したと発表した。ただし営業そのものは継続され、必要な再編が行われ、従業員の解雇は回避できるとも述べ、清算状態はいつでも撤回できるとしている[2]

主要チャンネル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Freedom House. Nations in Transit 2008: Democratization from Central Europe to Eurasia. Rowman & Littlefield, 2008. p.443. ISBN 978-0-932088-63-5
  2. ^ “ポーランド文化相、公共メディアの清算決定と表明ポーランド文化相、公共メディアの清算決定と表明”. ロイター. (2023年12月28日). https://jp.reuters.com/world/EL4EP4Z45VPV7O3KIZKPOGD4BA-2023-12-28/ 2023年12月28日閲覧。 

外部リンク[編集]