ヴィットリオ・ジャンニーニ

ウィキペディアから無料の百科事典

ヴィットリオ・ジャンニーニ
生誕 (1903-10-19) 1903年10月19日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア
死没 (1966-11-28) 1966年11月28日(63歳没)
学歴 ミラノ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 作曲家

ヴィットリオ・ジャンニーニ(Vittorio Giannini、1903年10月19日 - 1966年11月28日)は、イタリアアメリカ人作曲家。姉のドゥソリーナ英語版ソプラノ歌手であった。

経歴[編集]

ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。奨学金を受けて1912年からミラノ音楽院で学び、1917年にはニューヨークに戻って、ジュリアード音楽院で研究を継続して卒業した。1939年にニューヨークで名声を確立する前に、ヨーロッパでオペラ作曲家として大きな成功を収めていた。ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽学校カーティス音楽学校で教職につき、1964年にはノースカロライナ芸術学校の創設に関わっている。弟子にはアルフレッド・リードジョン・コリリアーノなどがいる。新ロマン主義音楽の作風で知られ、オペラの作曲のかたわら、4つの交響曲管弦楽曲、吹奏楽曲、ピアノ曲を残している。オペラでもっとも有名な作品は1953年の「じゃじゃ馬ならし」である。

作品[編集]

管弦楽[編集]

  • 交響曲「ルーズベルトの思い出に」(1935)
  • ピアノ協奏曲(1935)
  • オルガン協奏曲(1937)
  • 交響曲第1番(1950)
  • ディヴェルティメント第1番(1953)
  • 前奏曲とフーガ(1955)
  • ディヴェルティメント第2番(1961)
  • 交響曲第5番(1964)

吹奏楽[編集]

  • 前奏曲とアレグロ(1958)
  • 交響曲第3番(1958)
  • 変奏曲とフーガ(1964)

声楽[編集]

  • スターバト・マーテル(1922)
  • レクイエム(1937)
  • 詩篇第130編(1963)

オペラ[編集]

  • 緋文字(1937)
  • じゃじゃ馬ならし(1953)
  • 豊穣(1961)

ピアノ[編集]

  • ピアノソナタ(1963)

文献[編集]

  • Simmons, Walter G. 2001. ""Giannini, Vittorio". The New Grove Dictionary of Music and Musicians, second edition, edited by Stanley Sadie and John Tyrrell. London: Macmillan Publishers.

脚注[編集]