上田剛士

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上田 剛士
出生名 上田 剛士
別名
  • 紅麗死異剛市
  • CRA¥
  • TAKESHI"¥"UEDA
  • TAKESHI UEDA
  • AA=
生誕 (1968-08-25) 1968年8月25日(55歳)
出身地 日本の旗 日本 神奈川県横浜市
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 1990年 -
レーベル commmons
(2008年 - 2010年)
SPEEDSTAR RECORDS
(2011年 - )
事務所 SWEEP-ZWEEP
共同作業者 THE MAD CAPSULE MARKETS
公式サイト FUZZ REZ ZWEEP AA=

上田 剛士(うえだ たけし、1968年8月25日 - )は、日本ミュージシャン音楽プロデューサーベーシストボーカリストマニピュレーターである。THE MAD CAPSULE MARKETSのメンバーでほぼ全ての楽曲とプロデュースを手がける。2008年からはソロユニットAA=(エー・エー・イコール)として活動。本名同じ。身長180cm。神奈川県横浜市出身。既婚である。独特で強烈と形容される上田剛士サウンドは、日本だけでなくイギリスのメタル雑誌Kerrang!での5K(最高得点)獲得やOZZ FEST UKのメインステージに立つなど海外での評価も高い[要出典]

来歴[編集]

THE MAD CAPSULE MARKETS 以前

  • THE MAD CAPSULE MARKETSのメンバーのKYONO、元メンバーで2005年サポートメンバーとしてツアー参加した児島実とは横浜時代の同級生であり、KYONO・児島が高校時代に、その前身バンド・BERRIEを結成。そのまもなく後に上田らが加入。当初は児島実(当時「室姫深」という名)がバンドのリーダーとなっていたが、1990年の児島脱退後は上田が現在まで長きにわたりリーダーとしてバンドを牽引している。
  • 90年のレッド・ホット・チリ・ペッパーズの来日公演のオープニングアクトをつとめた際、彼らを気に入ったフリーチャド・スミスが彼らのライブ中にステージからダイブをした逸話がある。

THE MAD CAPSULE MARKETS 期

  • REMIXワークでは自らMADのリミックスを手がける他、YMOトリビュート(東風)、GODZILLA remixes(GODZILLA WALK)、WRENCH(FACT -TRASH REMIX-)、DELI(口車)、10FEET(4REST)、MERRY(ジャパニーズモダニスト Trash mix)等々。NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのメンバーDELIには「TIME 4 SOME ACTION」「SECRET EXPRESS」と2曲の楽曲提供とプロデュースも手がけている。
  • 海外でも精力的に活動し、UK,EU,USツアーを成功。UKツアーではヘッドライナーとして2000キャパの会場もソールドアウト、OZZFESTのメインステージに日本人初出演、DOWNLOAD fes出演と数々の記憶に残る活躍をした。

活動休止期

  • 2005年9月、自身がプロデュースするウェアブランドFUZZ REZ ZWEEP(ファズ・レズ・ズウィープ)を発足。ブランド名は「激しく歪んだ電子音」という意味である。
  • 10FEET、MERRYへREMIX曲を提供。
  • ガールズブランド「Katie」10周年を記念したコンピレーションアルバム「PINK&BLACK」に「RADIO SWEETS」を楽曲提供した(ボーカルはLynchburg Lemonadeが担当)。

AA=

  • 2005年のSUMMER SONIC出演後、バンドの活動が停止し3年間沈黙を続けていたが、2008年10月、ソロユニットAA=として音楽活動を再開。ユニット名はジョージ・オーウェル作「動物農場」の一文All animals are equalの略。
  • 2009年2月25日AA=として1stアルバム『#1』をcommmonsから発売。間髪を入れずに、ファーストアルバム「#1』を従えて「TOUR#1」を敢行。2009年3月20日NAGOYA CLUB QUATTRO、2009年3月21日SHINSAIBASHI CLUB QUATTRO、2009年3月24日SHIBUYA-AX公演は全てソールドアウト。
  • 2011年には古巣のSPEEDSTARレコードに移籍。現在までに4枚のアルバム、1枚のCDシングル、4曲のデジタルシングル、2枚のライブDVDを発表、ツアー、イベント出演と精力的に活動をしている。
  • 2011年4月、東北地方太平洋沖地震の復興支援プロジェクトとしてAA= AiDを立ち上げ、7月1日にフリーダウンロード楽曲「We're not alone」を発表し、各団体への募金等、復興支援への行動を呼びかけた。同時にチャリティーTシャツの販売も行う。同年発売されたAA=のアルバム『#3』には同曲のAA=バージョンが収録され、この1曲分の印税・著作権印税が義援金として寄付されることとなった。AA=AiDの活動として現在までに500万円を超える寄付をしている。
  • 蜷川実花監督作品の映画「ヘルタースケルター」のエンディングテーマ曲として『The Klock』を提供。
  • 新生アイドル研究会BiSにシングル曲「STUPiG」を楽曲提供&プロデュース。

人物・活動概観[編集]

  • THE MAD CAPSULE MARKETSの全ての楽曲をプロデュースし、作曲・編曲の大半は彼が手がけ、後期はほぼ全て彼の手によるものである。作詞の多くも手がけている。バッキング・ボーカルシンセサイザーやプログラミング、一部においてギターも演奏し、メイン・ボーカルをとっている曲もある。AA=ではメイン・ボーカルもつとめる。『#3』では全曲自らボーカルを担当している。
  • BERRIE時代(1990年頃まで)は「紅麗死異剛市」(死異の上に×)、1994年までは「CRA¥」(クレイ)、1998年までは「TAKESHI"¥"UEDA」と名乗っていた。現在の表記は上田剛士、もしくはTAKESHI UEDAとなっている。
  • フェンダー製の自身のシグネチャー・モデルのベースが存在する。
  • ただし、セッション・ベースプレイヤーとして他のミュージシャンのレコーディングに参加することはあまりない(例外的に参加しているのはSOFT BALLETSCHAFTのアルバム)。
  • ゲーマーであり、レコーディングの休憩はスタジオ内でよくTVゲームをして過ごす。RPGよりもスポーツゲームなどの類が好きで、MAD時代のファンクラブの会報でもウイニングイレブンに熱中している写真が載っていたことがあった。
  • MADはBUCK-TICKと親交があり、特に今井寿にはメンバー共々初期の頃から目をかけてもらっていた。互いにルーツがYMOであるなど音楽性も共通したものを持っている。今井は上田のベースプレイを「シンベみたい」と評しており、MADのデビュー時のサウンドから既にデジタル的な要素を感じ取っていたという。
  • また洋楽では、ミニストリーなどのインダストリアルメタルやアタリ・ティーンエイジ・ライオットのデジタルハードコアなどの影響も見られる。その他の好きなジャンルも多岐に渡り、ツアーの移動中はクラシックなども聴いているらしい。
  • アタリ・ティーンエイジ・ライオットのアレック・エンパイアは彼のサウンドをデジタルハードコアのラモーンズと表現した。
  • 弥勒菩薩が好きであり、旧友であるBALZACのHIROSUKE氏とともに京都によく訪れ、寺院を回るなどを行っていた。
  • 自身も、幼少の頃仏教系の保育園に通っていたことから、仏教に対して身近に思っているとも語る。
  • THE MAD CAPSULE MARKETSのワールドツアー時に、戦争の影響を目の当たりにしたことから、平和に対する意識が変わったとも語る。
  • かつてはそうではなかったが、現在は、殆ど飲酒をしない。また、喫煙もしない。
  • 大のサッカーファンとしても知られており、イングランドのフットボールクラブであるマンチェスター・ユナイテッドの大ファンである。自身のツイッターでも度々、ユナイテッドについて呟いている。

ディスコグラフィー[編集]

THE MAD CAPSULE MARKETSの作品については同項目を参照。

AA=[編集]

シングル[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2012年7月11日 The klock VICL-36710 映画「ヘルタースケルター」エンディングテーマ
オリコン最高30位、登場回数4回

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2009年2月25日 #1 RZCM-46122B:初回生産限定盤
RZCM-46123:通常盤
全13曲
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「4LEGS GOOD, 2LEGS BAD」  
2.「I HATE HUMAN」  
3.「PEACE!!!」  
4.「FREEDOM」  
5.「LOSER」  
6.「ROOTS」  
7.「ALL ANIMALS ARE EQUAL」  
8.「<ELECTRIK-ZWEEP>」  
9.「ELECTRIK」  
10.「PEOPLE KILL PEOPLE」  
11.「STARRY NIGHT」  
12.「NEW HELLO」  
13.「R.I.P.」  

参加ミュージシャン

オリコン最高29位、登場回数4回
2nd 2010年6月9日 #2 RZC1-46591:タワーレコード限定盤
RZCM-46512:通常盤
全12曲
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「prologue {2+2=4}」  
2.「2010 DIGItoTALism」  
3.「INDUSTRIAL」  
4.「BASS JUNKEES」  
5.「GREED...」  
6.「meVIR」  
7.「BPMaster」  
8.「4 leaf clover」  
9.「TEKNOT」  
10.「F」  
11.「FREEZE」  
12.「epilogue {sonata no.8}」  

参加ミュージシャン

  • 白川貴善 - ボーカル
  • 児島実 - ギター
  • 金子統昭 - ドラム
オリコン最高25位、登場回数5回
3rd 2011年12月14日 #3 VIZL-451:初回限定盤
VICL-63811:通常盤
全12曲
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「#3 INTRO」  
2.「WORKING CLASS」  
3.「DISTORTION」  
4.「posi - JUMPER」  
5.「sTEP COde」  
6.「Dry your tears」  
7.「coLors」  
8.「Sunshine glow」  
9.「PEOPLE POWER」  
10.「DREAMER」  
11.「We're not alone (AA= Ver.)」  
12.「#3 OUTRO」  

参加ミュージシャン

  • 児島実 - ギター、コーラス
  • 金子統昭 - ドラム
オリコン最高26位、登場回数5回
SPLIT ALBUM 2013年11月27日 # VICL-64081
全7曲
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「DRONE」  
2.「WARWARWAR -# Mix-」  
3.「VICIOUSNESS」  
4.「WILL」  
5.「DISTRAP」  
6.「PRG」  
7.「KILROY WAS HERE」  
オリコン最高46位、登場回数4回
SPLIT ALBUM 2013年12月11日 4 VICL-64082
全7曲
Repeat:
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「HUMANITY2 -4 Mix-」  
2.タイトルなし  
3.「The Jam」  
4.「Path of the arrow」  
5.「Lasts」  
6.「The Klock (New Recording)」  
7.「Endroll」  
オリコン最高40位、登場回数3回

配信限定[編集]

DVD[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2009年9月2日 TOUR #1 RZBM-46318 オリコン最高62位
2nd 2013年2月13日 TOUR #3 ver.1.0+2.0 VIBL-658 オリコン最高26位

AA= AiD[編集]

TAKESHI UEDA(AA=)[編集]

シングル[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2013年12月18日 FIGHT IT OUT feat.K(Pay money To my Pain)/F.A.T.E. NFCD-27362 AKIHIRO NAMBA×TAKESHI UEDA名義
オリコン初登場138位

アルバム[編集]

  1. ORIGINAL SOUNDTRACK with JOKER GAME2012年12月19日
    収録楽曲「executioner」は、北原里英AKB48)主演映画「ジョーカーゲーム」主題歌

カバーアルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2023年3月29日 TEENAGE DREAMS VIZL-2173:初回限定盤
VICL-65797:通常盤
オリコン初登場36位

楽曲提供[編集]

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1999年11月3日 YMO-REMIXES TECHNOPOLIS2000-1 VICL-60483 [東風]をリミックス提供 オリコン最高25位、登場回数4回
1999年11月20日 DESTROY THE MONSTERS millemium GODZILLA remixs COCP-50197 [GODZILLA WALK]をリミックス提供 日本コロムビア
2000年3月4日 RIDGE RACER V AICT-138 バンダイナムコゲームスよりリリースされた「RIDGE RACER V」の劇中BGMにゲストアーティストとして楽曲参加 オリコン最高76位
2003年1月22日 WRENCHOVERFLOW VICL-61063
VIZL-73
「FACT」TRASH REMIXをリミックス提供 オリコン最高82位、登場回数3回
2005年9月7日 DELITIME 4 SOME ACTION CTCR-14438/B 「TIME 4 SOME ACTION」、「SECRET EXPRESS」を楽曲提供
「口車」をリミックス提供
オリコン最高76位、登場回数3回
2006年4月19日 10-FEET6-feat UPCH-1478 「4REST」..Kawasaki electro academy名義で参加 オリコン最高20位、登場回数5回
2006年12月6日 MERRYコールing VICL-36187
VICL-36188
「ジャパニーズモダニスト」Trash mixをリミックス提供 オリコン最高27位、登場回数3回
2007年7月25日 ガールズブランド「Katie」10周年記念コンピレーションアルバム「PINK&BLACK VICL-62429
VIZL-245
「RADIO SWEET」を楽曲提供 オリコン最高172位
2009年8月21日 BALZACミニアルバム「PARADOX PX-195 プロデューサーとして参加 ディスク・ユニオン
2010年12月1日 ロマンチスト〜THE STALIN・遠藤ミチロウTribute Album〜 BVCL-148 「先天性労働者」をカバー オリコン最高54位
2014年1月22日 新生アイドル研究会BiSSTUPiG AVCD-48839/B
AVCD-48840/B
AVCD-48841
楽曲提供&プロデュース オリコン最高7位
2014年2月26日 BABYMETALBABYMETAL TFCC-86461 ギミチョコ!!」楽曲提供&サウンドアレンジ オリコン最高4位、登場回数130回
2016年4月1日 BABYMETAL「METAL RESISTANCE TFCC-86546 「あわだまフィーバー」楽曲提供&サウンドアレンジ オリコン最高2位、登場回数48回
2020年5月29日 M4 SOPMODII (田村ゆかり) 「add ME」 VICL-65416
VIZL-1792
NZS-812~815
ドールズフロントライン」キャラクターソング
楽曲提供&プロデュース
2023年4月26日 愛美MAGICAL DESTROYER KICM-92133(初回限定盤)
KICM-2133(通常盤)
ECB-1594(キンクリ堂限定JUN INAGAWAコラボセット・Lサイズ)
ECB-1595(キンクリ堂限定JUN INAGAWAコラボセット・XXLサイズ)
表題曲の作曲、編曲、サウンド・プロデュースを担当[1] オリコン最高21位、登場回数3回[2]

音楽担当[編集]

ミュージックビデオ[編集]

監督 曲名
喜田夏記 FREEDOM」「LOSER」「PEACE!!!
近藤廣行 GREED...
出口晶崇 HUMANITY2」「Lasts」「The Klock」「The Klock -clean ver.-」「WARWARWAR」「“WORKING CLASS”TOUR #3 at AKASAKA BLITZ -2012.05.10-
中村ムニエル We're not alone
番場秀一 「sTEP COde」「the short film AA= #3
maxilla WILL
松本剛 ALL ANIMAL ARE EQUAL」「ROOTS from DVD「TOUR#1」

主なライブ[編集]

ワンマンライブ・主催イベント[編集]

  • 2009年 - TOUR #1
  • 2010年 - #2 Release Special Live
  • 2010年 - TOUR #2
  • 2012年 - TOUR #3
  • 2012年 - TOUR #3 ver2.0
  • 2013年 - Digital single release special live WAR3-HUMAN2 NIGHT
    w/Minoru Kojima/TAKAYOSHI SHIRAKAWA/ZAX
  • 2014年 - TOUR #4

出演イベント[編集]

  • 2008年12月30日,31日 - COUNTDOWN JAPAN 08/09
  • 2009年08月02日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009
  • 2009年08月08日,09日 - SUMMER SONIC 2009
  • 2010年05月16日 - BEA presents F-X 2010
  • 2010年08月07日,08日 - SUMMER SONIC 2010
  • 2010年08月13日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO
  • 2010年08月29日 - RUSH BALL 2010
  • 2010年12月30日 - COUNTDOWN JAPAN 10/11
  • 2012年08月03日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2012
  • 2012年08月08日 - Livemasters &CREATIVEMAN presents 【VOL.0】
  • 2012年09月15日 - AIR JAM 2012
  • 2012年09月23日 - BUCK-TICK FEST 2012 ON PARADE
  • 2012年12月07日 - MAN WITH A MISSION MASH UP THE WORLD TOUR
  • 2012年12月11日~21日 - Boo Xmas TOUR 2012
  • 2013年01月18日 - SPEEDSTAR RECORDS 20th Anniversary Live ~LIVE the SPEEDSTAR 20th~
  • 2013年05月12日 - Ozzfest Japan 2013
  • 2013年11月01日 - dustbox Care Package TOUR 2013
  • 2013年12月28日 - RADIO CRAZY 2013
  • 2013年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 13/14
  • 2014年04月19日 - MONSTER ENERGY OUTBURN TOUR 2014
  • 2014年04月26日 - ARABAKI ROCK FEST.14
  • 2014年05月01日 - New Audiogram ver.7.4
  • 2014年07月29日 - MUSIC ON! TV presents GG14
  • 2014年08月15日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2014 in EZO
  • 2014年11月16日 - KNOTFEST JAPAN 2014
  • 2014年11月23日 - J 2014 SPECIAL LIVE Akasaka BLITZ 5DAYS -LIKE A FIRE WHIRL-
  • 2014年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 14/15

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]