侍ジャパンシリーズ

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侍ジャパンシリーズ(さむらいジャパンシリーズ、英語: Samurai Japan Series)は、野球日本代表のうち、日本プロ野球(NPB)の選手を中心にしたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やプレミア12夏季オリンピック出場を目指す「トップチーム」の強化試合シリーズで、概ね3月、または11月に開催されている。強化試合自体は以前より行われていたが、2018年より「侍ジャパンシリーズ」の名称が初めて使用された。同シリーズは原則日本野球機構(NPB)およびNPBエンタープライズの主催により行われ、WBCの公式強化試合など他の主催試合ではこの名称は使用されていない。

野球の国際親善試合としては、長年アメリカ合衆国メジャーリーグベースボール(MLB)の選抜チームとNPBの選抜、あるいは単独チームとの対戦を行う「日米野球」などが知られていたが、野球日本代表の強化、並びに世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催の国際大会にプロチームの出場が強化されて以後は、ナショナルチームによる強化試合に充当するようになった。

2023年より、ラグザスが侍ジャパンのタイトルパートナーとなり、NPBエンタープライズ主催の強化試合などについて冠スポンサーとして特別協賛する[1]

試合一覧[編集]

2013年の侍ジャパン体制発足以後の、NPB・NPBエンタープライズ主催の強化・壮行試合は以下の通り[2][3]。ただし、侍ジャパンシリーズと称していないものも含む。

開催日 大会名 結果 スコア 対戦相手 開催球場 備考
2014年 11月10日 2014 SUZUKI 日米野球 壮行試合 0-1 福岡ソフトバンクホークス北海道日本ハムファイターズ連合 福岡 ヤフオク!ドーム
2015年 3月10日 ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 4-3 欧州代表 東京ドーム
3月11日 2-6
11月5日 世界野球 WBSCプレミア12 侍ジャパン強化試合 日本VSプエルトリコ 8-3  プエルトリコ 福岡 ヤフオク!ドーム
11月6日 3-2
2016年 3月5日 日本通運 presents 侍ジャパン強化試合 日本vsチャイニーズ・タイペイ 5-0  チャイニーズタイペイ ナゴヤドーム
3月6日 9-3 京セラドーム大阪
11月10日 侍ジャパン強化試合 3-7  メキシコ 東京ドーム
11月11日 11-4
11月12日 8-9  オランダ
11月13日 12-10
2017年 2月25日 2017 侍ジャパン オープニングマッチ 0-2 福岡ソフトバンクホークス KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎
2月28日 アサヒスーパードライ プレゼンツ 侍ジャパン壮行試合 5-8 CPBL選抜チャイニーズタイペイ 福岡 ヤフオク!ドーム
3月1日 9-1
2018年 3月3日 ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018 「日本 vs オーストラリア」 2-0  オーストラリア ナゴヤドーム
3月4日 6-0 京セラドーム大阪
11月7日 ENEOS侍ジャパンシリーズ2018 5-6 チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ 福岡 ヤフオク!ドーム
2019年 3月9日 ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 「日本 vs メキシコ」 2-4 メキシコの旗 メキシコ 京セラドーム大阪
3月10日 6-0
10月31日 ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 「日本 vs カナダ」 5-6  カナダ 沖縄セルラースタジアム那覇
11月1日 3-0
2021年 7月24日 ENEOS 侍ジャパン強化試合 3-5 東北楽天ゴールデンイーグルス 楽天生命パーク宮城
7月25日 5-0 読売ジャイアンツ
2022年 3月5日 ENEOS 侍ジャパンシリーズ2022 「日本vsチャイニーズ・タイペイ」 - - チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ 東京ドーム 開催中止
3月6日 - -
11月5日 侍ジャパン強化試合2022 5-4 北海道日本ハムファイターズ 東京ドーム
11月6日 8-4 読売ジャイアンツ
11月9日 侍ジャパンシリーズ2022 「日本 対 オーストラリア」 8-1 オーストラリアの旗 オーストラリア 札幌ドーム
11月10日 9-0
2023年 2月25日 カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎 8-4 福岡ソフトバンクホークス ひなたサンマリンスタジアム宮崎
2月26日 4-2
3月3日 カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 名古屋 2-7 中日ドラゴンズ バンテリンドーム ナゴヤ
3月4日 4-1
2024年 3月6日 カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表 5-0 欧州代表 京セラドーム大阪
3月7日 2-0 日本が継投による完全試合を達成[4]

脚注[編集]

  1. ^ ラグザス株式会社が侍ジャパンオフィシャルタイトルパートナーに決定”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2023年7月3日). 2023年11月14日閲覧。
  2. ^ バックナンバー 侍ジャパン強化試合”. NPB.jp 日本野球機構. 2023年11月14日閲覧。
  3. ^ トップチームスケジュール”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2023年11月14日閲覧。
  4. ^ “【侍ジャパン】継投での完全試合を達成!関大・金丸夢斗から6投手が完全投球リレー完成させる”. 日刊スポーツ. (2024年3月7日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202403070001473.html 2024年3月7日閲覧。 

外部リンク[編集]