元文

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元文(げんぶん、旧字体元文󠄁)は、日本元号の一つ。享保の後、寛保の前。1736年から1741年までの期間を指す。この時代の天皇桜町天皇江戸幕府将軍は徳川吉宗

改元

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この改元の際、中御門上皇清原氏系の伏原宣通を勘案者に加えるように命じたところ、菅原氏系の学者が明経道(清原氏)が紀伝道(菅原氏)の領域を侵すものだと猛反対して朝廷内部が紛糾した。結局、桜町天皇の決断で宣通起用は中止されたものの、桜町天皇と関白一条兼香による官制改革のきっかけとなる事件の一つであった[1]

出典

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文選』の「武創基、集大命、皆体天作制、順時立政、至于帝皇、遂重熙而累盛」から。

武によって世を開き、文によって天命を伝え、天に従い、時に随って政事を行えば、国は大いに栄えるという意味である

元文年間の出来事

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誕生

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死去

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西暦との対照表

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※は小の月を示す。

元文元年(丙辰 一月※ 二月 三月 四月※ 五月 六月※ 七月※ 八月 九月※ 十月※ 十一月 十二月
グレゴリオ暦 1736/2/12 3/12 4/11 5/11 6/9 7/9 8/7 9/5 10/5 11/3 12/2 1737/1/1
ユリウス暦 1736/2/1 3/1 3/31 4/30 5/29 6/28 7/27 8/25 9/24 10/23 11/21 12/21
元文二年(丁巳 一月※ 二月 三月 四月 五月※ 六月 七月※ 八月※ 九月 十月※ 十一月 閏十一月※ 十二月
グレゴリオ暦 1737/1/31 3/1 3/31 4/30 5/30 6/28 7/28 8/26 9/24 10/24 11/22 12/22 1738/1/20
ユリウス暦 1737/1/20 2/18 3/20 4/19 5/19 6/17 7/17 8/15 9/13 10/13 11/11 12/11 1738/1/09
元文三年(戊午 一月※ 二月 三月 四月※ 五月 六月※ 七月 八月※ 九月 十月※ 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1738/2/19 3/20 4/19 5/19 6/17 7/17 8/15 9/14 10/13 11/12 12/11 1739/1/10
ユリウス暦 1738/2/8 3/9 4/8 5/8 6/6 7/6 8/4 9/3 10/2 11/1 11/30 12/30
元文四年(己未 一月 二月※ 三月 四月※ 五月 六月 七月※ 八月 九月※ 十月 十一月※ 十二月
グレゴリオ暦 1739/2/8 3/10 4/8 5/8 6/6 7/6 8/5 9/3 10/3 11/1 12/1 12/30
ユリウス暦 1739/1/28 2/27 3/28 4/27 5/26 6/25 7/25 8/23 9/22 10/21 11/20 12/19
元文五年(庚申 一月※ 二月 三月※ 四月※ 五月 六月 七月※ 閏七月 八月 九月※ 十月 十一月※ 十二月
グレゴリオ暦 1740/1/29 2/27 3/28 4/26 5/25 6/24 7/24 8/22 9/21 10/21 11/19 12/19 1741/1/17
ユリウス暦 1740/1/18 2/16 3/17 4/15 5/14 6/13 7/13 8/11 9/10 10/10 11/8 12/8 1741/1/6
元文六年(辛酉 一月※ 二月 三月※ 四月※ 五月 六月※ 七月 八月 九月※ 十月 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1741/2/16 3/17 4/16 5/15 6/13 7/13 8/11 9/10 10/10 11/8 12/8 1742/1/7
ユリウス暦 1741/2/5 3/6 4/5 5/4 6/2 7/2 7/31 8/30 9/29 10/28 11/27 12/27

脚注

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  1. ^ 久保貴子「改元にみる朝幕関係」『近世の朝廷運営-朝幕関係の展開-』(岩田書院、1998年) ISBN 4-87294-115-2 P243-246
  2. ^ 『武市佐市郎集 風俗事物編』、平成7年3月15日発行、武市佐市郎、高知市民図書館、P25。
  3. ^ 『武市佐市郎集 風俗事物編』、平成7年3月15日発行、武市佐市郎、高知市民図書館、P16

関連項目

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