国道123号
ウィキペディアから無料の百科事典
一般国道 | |
---|---|
国道123号 | |
地図 | |
総延長 | 71.1 km |
実延長 | 71.1 km |
現道 | 69.9 km |
制定年 | 1963年(昭和38年) |
起点 | 栃木県宇都宮市 平松町交差点(北緯36度33分7.49秒 東経139度54分27.80秒 / 北緯36.5520806度 東経139.9077222度) |
主な 経由都市 | 栃木県芳賀郡益子町 茨城県常陸大宮市 |
終点 | 茨城県水戸市 袴塚3丁目交差点(北緯36度23分50.52秒 東経140度26分40.51秒 / 北緯36.3973667度 東経140.4445861度) |
接続する 主な道路 (記法) | 国道4号 国道408号 国道121号 国道294号 国道118号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
国道123号(こくどう123ごう)は、栃木県宇都宮市から茨城県水戸市に至る一般国道である。
概要
[編集]栃木・茨城の県庁所在地を結ぶ主要ルートであり、全線にわたって2車線が確保されるなど一定以上の整備状態にある。起終点の市街地を除けば、主に農村地帯を通過する。また宇都宮・水戸間の交通には、国道50号および栃木県道・茨城県道1号宇都宮笠間線を用いるルートの方が距離が短く、こちらを利用する車も多い。起点から栃木県芳賀郡益子町まで栃木県道・茨城県道1号宇都宮笠間線と重複している。茨城県内では、主に那珂川に沿って通っている。
路線データ
[編集]一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:宇都宮市(平松町交差点 = 国道4号交点、栃木県道・茨城県道1号宇都宮笠間線上)
- 終点:水戸市(袴塚3丁目交差点 = 国道118号・国道400号交点)
- 重要な経過地:栃木県芳賀郡益子町、同郡茂木町
- 総延長 : 71.1 km(茨城県 32.2 km、栃木県 38.9 km)重用延長を含む。[2][注釈 2]
- 重用延長 : 0.1 km(茨城県 0.1 km、栃木県 - km)[2][注釈 2]
- 未供用延長 : なし[2][注釈 2]
- 実延長 : 71.1 km(茨城県 32.2 km、栃木県 38.8 km)[2][注釈 2]
- 指定区間:なし[3]
歴史
[編集]現行の道路法(昭和27年法律第180号)に基づく二級国道として初回指定された1953年(昭和28年)では、千葉水戸線として指定されていた[4]。1963年(昭和38年)に一級国道51号への昇格に伴い、同日新たに指定された宇都宮水戸線に採番された[5]。
年表
[編集]- 1963年(昭和38年)4月1日 - 二級国道123号宇都宮水戸線(宇都宮市 - 水戸市)として指定施行[5]。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道123号として指定施行[1]。
- 1970年(昭和45年)6月4日 - 東茨城郡常北町大字那珂西 - 水戸市飯富町の狭隘道路(1.9 km)をバイパス改築供用開始[6]。
- 1973年(昭和48年)4月12日 - 茨城県東茨城郡御前山村大字長倉地内の国道123号バイパス(1.18 km)を供用開始[7]。
- 1984年(昭和59年)9月13日 - 東茨城郡御前山村大字野田地内の旧道区間(1.27 km)が指定解除され、御前山村道へ降格[8]。
- 1984年(昭和59年)10月15日 - 水戸市飯富町地内(旧道分岐 - 飯富養護学校入口交差点)の旧道(約2.4 km)が国道指定解除され、水戸市道へ降格[9]。
- 1989年(平成元年)3月9日 - 水戸市飯富町 - 同市渡里町の旧道区間(982 m)が一般道に降格[10]。
- 2000年(平成12年)4月1日 - 水戸市飯富町 - 同市袴塚3丁目の区間を、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定[11]。
- 2006年(平成18年)9月25日 - 水戸北スマートインターチェンジ (SIC) 開設に伴い、IC取付道路を供用開始[12]。
- 2007年(平成19年)4月2日 - 常陸大宮市(県境) - 同市野口の区間を、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定[13]。
- 2012年(平成24年)3月30日 - 茂木バイパス開通に伴い旧道となった茂木町大町交差点経由ルートが国道指定解除[14]。
- 2017年(平成29年)3月6日 - 東茨城郡城里町石塚(笠間街道入口交差点 - 桂城北バイパス交点)の現道(910 m)が桂城北バイパスの部分開通により、国道指定を解除される[15]。
- 2019年(令和元年)
路線状況
[編集]バイパス
[編集]通称
[編集]- 茂木街道
- 石井街道(宇都宮市内)
- 水戸街道
重複区間
[編集]道路施設
[編集]主な橋梁
[編集]道の駅
[編集]地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]交差する道路の特記がないものは市道・町道。
交差する道路 | 市町村名 | 交差点名 | |
---|---|---|---|
県道1号 宇都宮市街地・鹿沼方面 | |||
国道4号(宇都宮バイパス) | 宇都宮市 | 平松町 | |
産業道路 | - | 産業道路入口 | |
新4号国道(石橋宇都宮バイパス) | 石井 | ||
県道158号下岡本上三川線 | 新鬼怒橋西 | ||
国道408号 | 鐺山 | ||
清原中央通り | 国道408号真岡宇都宮バイパス鬼怒テクノ通り | 清原工業団地 | |
県道154号下高根沢氷室線 | 清原東小前 | ||
- | 県道156号石末真岡線 | 芳賀町 | 橋場 |
県道156号石末真岡線 | 西水沼 | ||
東高橋 | |||
県道61号真岡那須烏山線 | 市貝町 | 下赤羽 | |
県道255号塙上根線 | 益子町 | 七井台町西 | |
- | 県道163号黒田市塙真岡線 | 七井台町東 | |
県道1号宇都宮笠間線 | - | 七井駅西 | |
国道121号・国道294号 | 七井中央 | ||
県道1号宇都宮笠間線 | 大沢 | ||
小宅 | |||
- | 茂木町 | 北高岡 | |
県道69号宇都宮茂木線 国道294号 | -(屈折) | 天矢場 | |
県道206号飯茂木線 | 道の駅もてぎ | ||
県道109号茂木停車場線 | 弾正町 | ||
- | 神井 | ||
県道51号水戸茂木線 | 神井大橋 | ||
県道27号那須黒羽茂木線 | (大字増井地内) | ||
- | 県道291号下伊勢畑増井線 | 林入口 | |
県道27号那須黒羽茂木線 | - | 塩田 | |
- | 県道212号赤沢茂木線 | (大字飯野地内) | |
県道338号芳賀茂木線 | - | 新那珂川橋東 | |
県道164号長倉小舟線 | - | 常陸大宮市 | 長倉宿入口 |
- | 県道39号笠間緒川線 | 金井 | |
県道39号笠間緒川線 | - | (金井地内) | |
県道12号那須烏山御前山線 県道21号常陸大宮御前山線 | -(屈折) | 野口 | |
県道112号阿波山徳蔵線新道 | 城里町 | 大桂大橋入口 | |
県道112号阿波山徳蔵線旧道 | 阿波山十字路 | ||
県道61号日立笠間線 | - | (石塚地内) | |
県道61号日立笠間線 | 笠間街道入口 | ||
- | 県道356号城里那珂線 | (那珂西地内) | |
県道356号城里那珂線 | (那珂西地内) | ||
E6 常磐自動車道 | 県道51号水戸茂木線 | 水戸市 | 成沢入口·水戸北SIC |
県道63号水戸勝田那珂湊線 | - | 国田大橋西 | |
- | 県道113号真端水戸線 | 渡里駐在所前 | |
国道118号・国道400号 | - | 袴塚3丁目 | |
国道118号 水戸市街地方面 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月7日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月21日閲覧。
- ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^ a b ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和37年5月1日政令第184号)の原文があります。
- ^ “道路の区域変更・道路の供用開始(昭和45年6月4日 茨城県告示第783・786号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5816号: pp. pp. 5–6, (1970年6月4日)
- ^ “道路区域の変更・道路の供用開始(昭和48年4月12日 茨城県告示第397・398号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外: p. p. 3, (1973年4月12日)
- ^ “道路の区域変更(昭和59年9月13日 茨城県告示第1140号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7279号: p. p. 7, (1984年9月13日)
- ^ “道路の区域変更(昭和59年10月15日 茨城県告示第1242号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7288号: p. p. 3, (1984年10月15日)
- ^ “道路の区域変更(平成元年3月9日 茨城県告示第304号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第26号: p. p. 8, (1989年3月9日)
- ^ “車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成12年3月2日 茨城県告示第237号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1139号: p. p. 6, (2000年3月2日)
- ^ “道路の供用の開始(平成18年9月25日 茨城県告示第1078号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1810号: pp. p. 9, (2006年9月25日)
- ^ “車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成19年4月2日 茨城県告示第445号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1863号: pp. pp. 7–8, (2007年4月2日)
- ^ 栃木県公報 平成24年3月30日(金)第2363号 2013年1月14日閲覧。 Archived 2014年12月30日, at the Wayback Machine.
- ^ “道路の区域の変更(平成29年3月6日 茨城県告示第219号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2875号: p. p. 4, (2017年3月6日)
- ^ “水戸の国道、那珂川氾濫で浸水 ホームセンター水没”. 日本経済新聞 (2019年10月14日). 2019年10月14日閲覧。
- ^ 台風19号 国道123号通行止め解除 - 東京新聞.2019年10月19日