大久保謙作

ウィキペディアから無料の百科事典

大久保 謙作
別名 BON
生誕 (1960-03-05) 1960年3月5日(64歳)
出身地 日本の旗 日本 神奈川県川崎市
学歴 文化学院
ジャンル J-POP
職業 ミュージシャン
担当楽器 ベース
活動期間 1982年 -
レーベル Sony Records
共同作業者 米米CLUB

大久保 謙作(おおくぼ けんさく、1960年3月5日 - )は神奈川県川崎市出身のミュージシャン実業家米米CLUBベーシストでありリーダーを務める。血液型はA型。米米CLUBメンバーとしての活動は「BON(ボン)」名義で行っている。

来歴[編集]

1982年文化学院在学中に在籍していた映画研究会「A-Ken」のメンバーを中心に米米CLUBを結成。ベーシスト、リーダーとして活動する。1997年に米米CLUBは解散。その後、他のミュージシャンとのセッションやユニットに参加して音楽活動を続ける。また、タレント活動も行った。2006年4月の米米CLUB再結成に伴い、再びベーシストとして活動している。

1990年代より飲食店経営、プロデュースに乗り出した実業家の一面もある。

人物[編集]

  • 「BON」の由来は小学校の書道の時間に名前を書く際、「おおくぼけんさく」と書くべきところを「け」を書き忘れ「おおくぼんさく」と書いたことからあだ名をつけられ、現在に至る。
  • 好きな音楽のジャンルはロック。特にピンク・フロイドのファン。
  • 趣味は食べ歩き、ゴルフフットサル、パソコン(特にMac)。Macに関してはファンクラブの会報誌にてコーナーを持っていた事もあった。
  • たらこパスタが大好物であり、あらゆる有名店に足を運び舌鼓を打っていた。やがて、自身で納得のいく究極のたらこパスタを提供したいと考え、2016年10月6日、代官山地下グルメ街に日本初のたらこパスタ専門店「talatala・taracco」(タラタラ・タラッコ)を開店する[1]

実業家として[編集]

  • 1994年7月、渋谷区代官山町にMINAKOと共同で「Kappa due chi(カッパドゥエチ)」というイタリア料理をメインにしたレストランをオープン[注 1]。店名は、米米CLUBの略称である『K2C』をギリシア語読みにした「Κ(読み:カッパ)」「2(読み:ドゥエ)「C(読み:チ)」である[注 2]。1997年の米米CLUB解散に伴いリニューアル。7月7日より店名の頭文字をKからCに変更した。閉店したあとも「カッパドゥエチ」の屋号は飲食店事業を展開する「CAPPA DUE CHI 58 GROUP」の会社名に残っている[注 3]
  • 2016年10月6日、フードコート「代官山地下グルメ街」(「Cappa due chi」があった場所)のオープンに伴い、ダイニングカフェ「Cafe 58」(ゴッパ)、たらこパスタ専門店「talatala・taracco」をオープン[2]。代官山駅から徒歩1分という好立地においてリーズナブルで美味しい食事が出来ると好評であったが、2020年年頭から猛威を振るった新型コロナウイルス感染拡大の影響の煽りを受け[注 4]、同年9月6日に閉店。9月中旬より、目黒区青葉台のテイクアウト専門店「58FACTORY DIRECT」に統一された[3]

エピソード[編集]

  • 2018年6月5日にテレビ番組『マツコの知らない世界』に「たらこパスタが好きすぎて専門店を開業した人」として出演した大久保が、たらこパスタに並々ならぬ拘りを持っていることを熱く語った様子を築地場外市場で魚卵専門店を営む店主が視聴し、間もなく自ら「talatala・taracco」に赴いた。店主は大久保とたらこ談義をしたのち「(魚卵専門店の)イートインコーナーでたらこパスタを提供したい」旨を伝えたところ、大久保は快くレシピを教え[4]、同年6月21日からメニューに加わった。大久保もその味を確かめるべく足を運んでいる[5]
  • 1997年に出演した音楽番組「電リク!BeatBox」の共演者と音楽ユニット『東京マンデーズ』を結成し、シングルとアルバムを1枚ずつリリースした(限定1000枚)。

メディア出演[編集]

テレビ[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 代官山でランチ&ディナーが1000円以下!「代官山地下グルメ街」がコスパ抜群”. 女子旅プレス. ネットネイティブ (2016年10月4日). 2024年6月18日閲覧。
  2. ^ 東京・代官山 タラタラ・タラッコ たらこパスタに最も美味しい麺を探し求めて出会った「冷凍パスタ」”. 日本冷凍めん協会. 2020年10月1日閲覧。
  3. ^ 代官山地下グルメ街、閉店へ たらこパスタ店は中目黒でテークアウト販売へ”. シブヤ経済新聞. みんなの経済新聞 (2020年8月24日). 2024年6月18日閲覧。
  4. ^ a b 築地が変化!生き抜く為の“最新グルメ””. あさチャン!. TBSテレビ (2019年3月26日). 2024年6月18日閲覧。
  5. ^ マツコの知らない世界をきっかけにタラタラタラッコに来店して頂いた築地のタラコの卸問屋さんのお店へ行ってきました”. 大久保謙作Instagram (2018年6月21日). 2024年6月18日閲覧。
  6. ^ マツコの知らない世界 2018年6月5日放送分▼たらこパスタの世界”. TBSテレビ. 2020年10月1日閲覧。

注釈[編集]

  1. ^ 内装は“エーゲ海の孤島”をコンセプトに乃村工藝社が手掛けた(月刊商店建築 1994年11月号 p.156)
  2. ^ 店にはメンバーもよく集まり、店内の壁に石井竜也が気まぐれに描いたパステル画がそのまま残された。多国籍創作料理とその壁画目当てにファンが連日押し寄せていた。米米CLUBのライブが都内で行われる日には、ライブ終了後にファンが集えるよう閉店時間を大幅に延長したり、特別メニューを提供するなどファンサービスに長けていた。
  3. ^ 大久保も代表取締役のひとりに名を連ねている。
  4. ^ 緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置など含む。

外部リンク[編集]