小書きヲ

ウィキペディアから無料の百科事典

平仮名
文字
𛅒
字源 をの小書き
Unicode U+1B152
片仮名
文字
𛅦
字源 ヲの小書き
Unicode U+1B166
言語
言語 nan
ローマ字
発音
種別

小書きの「を」は小書き平仮名の「」、小書きの「ヲ」は小書き片仮名の「」であり、台湾語仮名で使用される仮名のひとつである。前の音と組み合わせ1モーラを形成する。通常は日本語では使用されない。

台湾語仮名では、「オ」と「ヲ」は異なる発音の表現とされている。「オ」の白話字は「o·」であり、「ヲ」の白話字は「o」である。第4声のお段の音の後に来る第8声の白話字での「oh」の発音を小書きの「ヲ」で表記して使用する(白話字での「o」に対応する仮名は、前の音がお段でも「ヲ」になる)。

𛅒、𛅦に関わる諸事項[編集]

  • 2017年10月に暫定的にUnicode番号が確定した。カタカナはU+1B166に割り当てられ、平仮名はU+1B152に割り当てられた[1]
  • 2019年3月にUnicode 12.0で平仮名及び片仮名が登録された。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 林美秀「日本統治時代における台湾語仮名表記の変化過程 -「オ」「ヲ」表記の分析を通して-」『岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要』第25巻第1号、岡山大学大学院文化科学研究科、2008年3月、13-28頁、doi:10.18926/13256ISSN 1881-1671NAID 120002310388 

脚注[編集]