悲しい色やねん

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悲しい色やねん』(かなしいいろやねん、英題:Love and Action in Osaka)は、小林信彦1987年に発表した短編小説(『小説新潮1988年1月号に発表、1987年12月に新潮文庫から刊行された短編集『悲しい色やねん』にも収録)。また、これを原作とした1988年公開の日本映画である。

映画化前提で題名も決まった状態で小林に「原作小説の執筆」の依頼がされたもの[1][2]。 小林自身も「映画はプロットが違う」と書いているが、「映画での主人公のヤクザ」は小説では間接的にしか登場せず、主な登場人物は作家(語り手、小林の分身)と関西の若手落語家である。また小説中で、題名のモチーフとなったと思われる上田正樹悲しい色やね」にも言及される。

概要[編集]

あらすじ[編集]

映画[編集]

悲しい色やねん
監督 森田芳光
脚本 森田芳光
原作 小林信彦
製作 黒澤満、青木勝彦
出演者 仲村トオル
髙嶋政宏
藤谷美和子
石田ゆり子
音楽 梅林茂
主題歌 上田正樹「悲しい色やね」
撮影 前田米造
編集 冨田功
製作会社 東映サンダンス・カンパニー
配給 東映
公開 日本の旗 1988年12月10日
上映時間 102分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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キャスト[編集]

スタッフ[編集]

製作[編集]

企画はサンダンス・カンパニーの古澤利夫(藤崎貞利)[3]詳細は『それから』を参照)。最初から仲村トオル主演映画として企画された[2]

脚注[編集]

  1. ^ 小林信彦『侵入者』(文春文庫)収録の「創作の内幕」より
  2. ^ a b 古澤利夫『映画の力』ビジネス社、2019年、407頁。ISBN 9784828420769 
  3. ^ 『映画の力』、393-398頁。

外部リンク[編集]