愛知国際アリーナ

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株式会社愛知国際アリーナ
種類 株式会社
本社所在地 愛知県名古屋市中区栄5丁目25番25号
設立 2021年5月13日
業種 サービス業
代表者 鷺 徳次(代表取締役社長
主要株主 前田建設工業
NTTドコモ
東急
中部日本放送
外部リンク https://ig-arena.jp/
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愛知国際アリーナ(あいちこくさいアリーナ)は、愛知県名古屋市北区に建設中の多目的アリーナ。

概要[編集]

二の丸にある愛知県体育館は築60年以上が経ち老朽化され、移転計画が浮上した。

2017年(平成29年)6月、大村秀章愛知県知事はアジア競技大会を開催する2026年(令和8年)までに愛知県体育館を「国際競技大会を開催するにふさわしい、スケールアップした施設とすることが必要」として、増床新築移転することを決断。名城公園北園を移転有力候補地とし、現体育館の改修は最低限に留めて大相撲名古屋場所などのイベントについては支障なく開催し、新体育館の完成後には移行できるようにする[新聞 1]

これに関連して同年6月22日に名古屋市会本会議にて民進党議員から発せられた「愛知県体育館の整備計画などについて」の質問に対して、市の担当者が新たな移転候補地として名城公園北園を挙げ、整備に前向きな姿勢を持っていることを答弁し、河村たかし名古屋市長も歓迎する意思を示した[新聞 2]

愛知県は、現在地から800メートル北の名城公園北園内の野球場に移転新築する基本計画を発表。敷地面積約4万6000平方メートル、建築面積約2万6700平方メートル延床面積は5万8400平方メートルで、メインアリーナに最大1万7000人[1]の観客を収容できる見通し[2]。他にサブアリーナ、多目的ホールを備え、延べ床面積は6万3000平方メートル[1]。また、メインアリーナの天井には大型映像装置を設置し、スポーツやコンサートなどで活用できるようにする。2022年(令和4年)7月に着工し、2025年(令和7年)夏の利用開始を目指している。2026年(令和8年)のアジア競技大会の会場になる予定。完成すれば横浜アリーナ有明アリーナに並ぶ規模となる。大村知事は「一万人規模の施設が都心にあるのは計り知れないアドバンテージ。日本を代表するスポーツアリーナになると確信している。」と語った[新聞 3][新聞 4]

新体育館は隈研吾が設計し、前田建設工業NTTドコモアンシュッツ・エンターテイメント・グループ(AEG)などで構成するAichi Smart Arenaグループが運営を担当予定。設計案にはバリアフリー上の問題が指摘されている[3]

新体育館は2025年から七月場所の会場として決定している[4]

新体育館の命名権イギリスの金融会社であるIGグループが取得することを2024年2月に発表した。契約期間は2025年からの10年間でその間の名称は「IGアリーナ」となる[新聞 5]

アクセス[編集]

出典[編集]

WEB[編集]

新聞[編集]

  1. ^ “愛知県体育館、移転新築 アジア大会までに、名城公園が有力”. CHUNICHI WEB. 中日新聞社. (2017年6月22日). https://web.archive.org/web/20170623102208/http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017062202000098.html 2017年7月6日閲覧。 
  2. ^ “愛知県体育館、名城公園の北園に移転へ、県と名古屋市、検討”. 日経WEB. 日本経済新聞社. (2017年6月22日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD22H0Z_S7A620C1CN0000/ 2017年7月6日閲覧。 
  3. ^ “愛知県体育館1万5000人収容”. 中日新聞朝刊. (2019年6月11日) 
  4. ^ “伝統を発展「愛知のシンボルに」”. 中日新聞朝刊. (2019年6月12日) 
  5. ^ 酒井志帆 (2024年2月8日). “愛知県新体育館は“IGアリーナ” 命名権料「アジア最大規模」”. 毎日新聞. 2024年2月9日閲覧。

文献[編集]

  1. ^ a b 2022年7月8日中日新聞朝刊14面
  2. ^ [1]愛知県体育館移転関連工事説明会について配布資料
  3. ^ 【独自】隈研吾氏デザインの愛知県新体育館にバリアフリーの大問題 26年アジア大会に影響も(関口威人) - 個人”. Yahoo!ニュース. 2022年6月18日閲覧。
  4. ^ ◎25年本場所日程を発表=大相撲”. 時事通信ニュース. 2023年8月30日閲覧。

外部リンク[編集]