木暮武太夫 (1893年生の政治家)

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1932年

木暮 武太夫(こぐれ ぶだゆう[1]、旧名・正一[2]1893年明治26年)2月17日 - 1967年昭和42年)7月10日)は、日本政治家実業家、群馬県多額納税[2][3][4]位階正三位衆議院議員参議院議員[1]運輸大臣。旅館業、木暮旅館主[2]。群馬県観光協会、日本温泉協会各会長[1]関東いすゞ自動車販売社長[5]。25代目武太夫[6][7]

来歴・人物

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群馬県北群馬郡伊香保町(現渋川市)出身。先代・木暮武太夫元衆議院議員の長男[2][注 1]。木暮家の祖先は武田家遺臣であり、天正年間伊香保に土着し[9]、群馬きっての旧家として知られ、「県下唯一の金持ち」と称せられていた[10]。1893年生まれの木暮武太夫(旧名・正一)は、木暮家の第25代当主であった[11]。旧制前橋中学校(現・群馬県立前橋高等学校)卒[12]

1917年慶應義塾大学部理財科を優等にて卒業[2][10]三井銀行に勤めた[5]旅館業を営んだ[2]。伊香保町議会議員も務めた[13]1924年、衆議院議員に当選以来、当選8回[5]。1926年、家督を相続し正一を改め襲名した[2]第1次近衛内閣幣原内閣商工政務次官を務めた[5]

1956年群馬地方区参議院議員となり、当選2回[5]第2次池田内閣では運輸大臣を務めた。また伊香保自動車取締役、関東いすゞ自動車販売群馬バス各社長、群馬大同銀行、群馬信用保証協会、国際観光旅館連盟、日本温泉協会各会長などを務めた[1][5]

趣味は読書、旅行[2][4]。宗教は仏教[2][4]。族籍は群馬県平民[14]。住所は群馬県北群馬郡伊香保町[2]

略歴

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1953年

所属政党

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エピソード

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家族・親族

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木暮家
親戚

選挙歴

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当落 選挙 執行日 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第15回衆議院議員総選挙 1924年05月10日 群馬4区 (戦前) 立憲政友会 2 2/ /
第16回衆議院議員総選挙 1928年02月20日 群馬2区 (戦前) 立憲政友会 4 4/ /
第17回衆議院議員総選挙 1930年02月20日 群馬2区 (戦前) 立憲政友会 4 3/ /
第18回衆議院議員総選挙 1932年02月20日 群馬2区 (戦前) 立憲政友会 4 2/ /
第19回衆議院議員総選挙 1936年02月20日 群馬2区 (戦前) 立憲政友会 4 / /
第20回衆議院議員総選挙 1937年04月30日 群馬2区 (戦前) 立憲政友会 4 4/ /
第21回衆議院議員総選挙 1942年04月30日 群馬2区 (戦前) 翼賛政治体制協議会推薦 4 3/ /
第25回衆議院議員総選挙 1952年10月01日 旧群馬3区 自由党 4万282票 12.57% 4 4/10 /
第26回衆議院議員総選挙 1953年04月19日 旧群馬3区 自由党 4万5966票 14.36% 4 5/7 /
第4回参議院議員通常選挙 1956年07月08日 群馬県選挙区 自由民主党 31万6867票 49.33% 2 1/4 /
第6回参議院議員通常選挙 1962年07月01日 群馬県選挙区 自由民主党 31万9019票 48.33% 2 1/5 /

※第19回衆院選は畑桃作の当選無効による繰り上げ当選。

脚注

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注釈

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  1. ^ 先代武太夫は慶應義塾福沢諭吉の薫陶を受け[8]1890年、衆議院議員に選ばれた[8]

出典

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  1. ^ a b c d 『議会制度七十年史 第1』257頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年5月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 『人事興信録 第14版 上』コ79頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年10月29日閲覧。
  3. ^ 『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』群馬県23頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年9月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 『人事興信録 第11版 上』コ120頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年9月4日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 木暮 武太夫とはコトバンク。2016年10月29日閲覧。
  6. ^ 朝日新聞デジタル 『伊香保温泉を近代化 2人の武太夫展』 2020年12月22日
  7. ^ 木暮家の当主は代々「武太夫」を襲名する。
  8. ^ a b 『群馬県の代表的人物並事業』63-65頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年10月28日閲覧。
  9. ^ a b 『人事興信録 第4版』こ37-38頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年9月17日閲覧。
  10. ^ a b c 『新代議士名鑑』79頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年5月17日閲覧。
  11. ^ 柳沼広幸 (2020年12月22日). “伊香保温泉を近代化 2人の武太夫展”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2023年8月26日閲覧。
  12. ^ 母校人物群像”. maetaka-ob.jp. 群馬県立前橋高等学校同窓会. 2023年8月26日閲覧。
  13. ^ "木暮 武太夫". 新訂 政治家人名事典 明治~昭和. 日外アソシエーツ. October 2003. 2023年12月19日閲覧コトバンクより。
  14. ^ a b 『人事興信録 第7版』こ58頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年10月29日閲覧。
  15. ^ 総理庁官房監査課 編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、270頁。NDLJP:1276156 
  16. ^ 県連の歩み|昭和30年~34年”. www.jimin-gunma.jp. 自由民主党群馬県支部連合会. 2023年8月26日閲覧。
  17. ^ 『官報』第11513号14頁 昭和40年4月30日号
  18. ^ 第55回国会 参議院 本会議 第24号 昭和42年7月12日
  19. ^ a b 国際観光旅館連盟編纂『国観連の半世紀 1948-1998』47頁、国際観光旅館連盟、1998年
  20. ^ 『官報』第12171号21頁 昭和42年7月12日号
  21. ^ 木暮, 武太夫, 1918-1988、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス。
  22. ^ 閨閥学 木暮家(木暮武太夫の子孫・家系図)
  23. ^ a b 『人事興信録 第23版 下』よ7頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年1月28日閲覧。

参考文献

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  • 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
  • 蛯名慶五郎『群馬県の代表的人物並事業』蛯名慶五郎、1917年。
  • 加藤紫泉『新代議士名鑑』国民教育会、1924年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第11版 上』人事興信所、1937 - 1939年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。
  • 衆議院、参議院編『議会制度七十年史 第1』大蔵省印刷局、1960年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第23版 下』人事興信所、1966年。

関連項目

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公職
先代
南好雄
日本の旗 運輸大臣
第27代:1960年 - 1961年
次代
斎藤昇
議会
先代
井野碩哉
日本の旗 参議院予算委員長
1959年
次代
小林英三
党職
先代
自由民主党群馬県支部連合会会長
初代:1957年 - 1967年
次代
長谷川四郎