松本克平 (俳優)

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まつもと かっぺい
松本 克平
本名 赤沢 義巳(あかざわ よしみ)
生年月日 (1905-04-25) 1905年4月25日
没年月日 (1995-10-03) 1995年10月3日(90歳没)
出生地 日本の旗 日本長野県南安曇郡明盛村
職業 俳優新劇史家、演劇評論家
ジャンル 映画テレビ舞台
活動期間 1929年 - 1991年
配偶者 あり
著名な家族 赤沢亜沙子(長女)
事務所 俳優座
主な作品
警視庁物語』シリーズ
受賞
読売文学賞
1966年『日本新劇史』
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松本 克平(まつもと かっぺい、1905年明治38年〉4月25日 - 1995年平成7年〉10月3日)は、日本俳優新劇史家、演劇評論家。本名:赤沢 義巳(あかざわ よしみ)。長女は女優の赤沢亜沙子

戦前は東京左翼劇場新協劇団などに所属、戦後は俳優座に入って中堅俳優として多くの舞台に立ち、亡くなるまで現役として活動した。舞台以外にも映画テレビドラマでも脇役として活躍。新劇史家として『日本新劇史』『日本社会主義演劇史』等の著作を上梓している。自伝に『八月に乾杯 松本克平新劇自伝』。

来歴・人物

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1905年(明治38年)4月25日長野県南安曇郡明盛村に生まれる。旧制松本中学早稲田第二高等学院を卒業[1]。旧制中学の同級生に臼井吉見古田晁がいる。早稲田大学文学部英文科中退[2]

1929年(昭和4年)、劇作家を志望して東京左翼劇場に研究生として入る[1][3][2]が、俳優に転向し『吼えろ支那』で初舞台を踏む[1][4]。松本克平という芸名は、山本安英の夫である藤田満雄が「松本出身のKPD(ドイツ共産党の略)」という意味で命名した[5]1933年(昭和8年)、中央劇場に参加、当時は日本プロレタリア演劇同盟(通称:プロット)東京支部の組織部長も務めていた[6]。翌1934年(昭和9年)、村山知義小沢栄太郎らと新協劇団の結成に参加し、『どん底』の男爵役で注目される[1]1939年(昭和14年)、新協劇団賞を受賞[1]

1940年(昭和15年)8月19日、新劇弾圧により劇団を強制解散させられ、松本を含む数百人の劇団員が検挙される。翌1941年(昭和16年)12月に出所した[2]松本は、井上正夫主宰の井上演劇道場の文芸部員となった[1]

1946年(昭和21年)、村山知義らの第二次新協劇団に参加。1948年(昭和23年)、俳優座に入団し、『桜の園』のガーエフ役、『ワーニャ伯父』のセレブリャーコフ役[7]、『夜の来訪者』の工場主役、『有福詩人』の仁斎役などに、地味だが巧みな演技を見せ、同座の中堅として活躍する[1]。晩年も1991年5月の村瀬幸子との二人芝居『八月に乾杯!』(遺作)などの舞台に立ち、劇団の長老格として最後まで現役として活動した。1994年(平成6年)、第22回日本新劇製作者協会賞を受賞[8]

映画には1937年(昭和12年)の『風流演歌隊』で初出演し、戦後から『女性の勝利』、『破戒』などに脇役で出演。1956年(昭和31年)からは『警視庁物語シリーズ』で捜査一課長役を8年間演じた。そのほか『純愛物語』、『怪談』、『砂の器』など多くの作品に出演した。1960年代以降はテレビドラマでも活躍、時代劇では悪役も演じた。

俳優活動の傍ら、プロレタリア演劇を中心に日本新劇史の研究にも努め[2]、多数の著書を出版している。1967年(昭和42年)には著書『日本新劇史』で第18回読売文学賞を受賞している。また、演劇評論家としても知られる。

1995年(平成7年)10月3日午前2時3分、急性肺炎のため死去(享年90歳)[9]

出演作品

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映画

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太字の題名はキネマ旬報ベスト・テンにランクインした作品

  • 初恋(1939年、東宝映画) - 女工監督
  • 空想部落(1939年、南旺映画) - 島岩平
  • 煉瓦女工(1946年、南旺映画) - 政吉
  • 女性の勝利(1946年、松竹) - 河野
  • 女優(1947年、東宝
  • 破戒(1948年、松竹) - 叔父
  • わが恋は燃えぬ(1949年、松竹) - 壮士荒井
  • 野良犬(1949年、新東宝)- 呑み屋のおやじ
  • 暴力の街(1950年) - 松野記者
  • 海の花火(1951年、松竹) - 下関の船長
  • 黎明八月十五日(1952年、東映) - 林記者
  • 慟哭(1952年、新東宝) - 長谷川亀雄
  • 悲劇の将軍 山下奉文(1953年、東映) - 宮内大本営作戦部長
  • 死の追跡(1953年、東映) - 橋本刑事
  • 思春の泉(1953年、新東宝) - 宿屋主人
  • 唐人お吉(1954年、北星) - 斎藤源之丞
  • 女の園(1954年、松竹) - 芳江の父
  • 花と竜(1954年、東映) - 大庭春吉
  • 伊豆の踊子(1954年、松竹) - 湯沢館主人善兵衛
  • 勲章(1954年、俳優座) - 黒住康三
  • 壮烈神風特攻隊(1954年、東映) - 大本営陸軍大佐参謀
  • 女人の館(1954年、日活) - 校長
  • 青竜街の狼(1955年、東映) - 警察署長
  • 終電車の死美人(1955年、東映) - 住田捜査一係長
  • 浮草日記(1956年、山本プロ) - 中村扇蔵
  • 殺人現行犯(1955年、東映) - 五十田係長
  • 野菊の如き君なりき(1955年、松竹) - 船頭
  • 警視庁物語シリーズ(東映) - 捜査一課長
    • 警視庁物語 逃亡五分前(1956年)
    • 警視庁物語 魔の最終列車(1956年)
    • 警視庁物語 上野発五時三十五分(1957年)
    • 警視庁物語 夜の野獣(1957年)
    • 警視庁物語 七人の追跡者(1958年)
    • 警視庁物語 顔のない女(1959年)
    • 警視庁物語 一〇八号車(1959年)
    • 警視庁物語 遺留品なし(1959年)
    • 警視庁物語 血液型の秘密(1960年)
    • 警視庁物語 十五才の女(1961年)
    • 警視庁物語 全国縦断捜査(1963年)
    • 警視庁物語 自供(1964年)
    • 警視庁物語 行方不明(1964年)
  • 女優(1956年、近代映画協会
  • 無法街(1956年、東映) - 神山捜査主任
  • にっぽんGメン 特別武装班出動(1956年、東映) - 佐上捜査三課長
  • 忍術快男児(1956年、東映) - 代議士奥山
  • 野口英世の少年時代(1956年、東映教育) - 郡の教育主任
  • 森は生きている(1956年、劇団民藝) - 一月
  • (1957年、松竹)- 石渡部長刑事
  • 正義派(1957年、松竹) - 君平太
  • 妻こそわが命(1957年、大映) - 田辺会長
  • 日清戦争風雲秘話 霧の街(1957年、東映) - 有賀秘書官
  • 若さま侍捕物帖 鮮血の人魚(1957年、東映) - 佐山八十兵衛
  • 鳴門秘帖(1957年、大映) - 徳島藩山奉行・関屋孫兵衛
  • 純愛物語(1957年、東映) - 医務課長
  • 花太郎呪文(1958年、大映) - 勘兵衛
  • 江戸の花笠(1958年、東映) - 竹柴幸輔
  • 忠臣蔵(1958年、大映) - 梶川与惣兵衛
  • 続禁男の砂(1958年、松竹) - 八木沢医師
  • 日蓮と蒙古大襲来(1958年、大映) - 宿谷入道則光
  • 絶唱(1958年、日活) - 源助
  • 蟻の街のマリア(1958年、歌舞伎座) - 都庁部長
  • 月光仮面(東映)
    • 月光仮面 魔人の爪(1958年) - 結城博士
    • 月光仮面 怪獣コング(1959年) - 警視総監
  • 無法街の野郎ども(1959年、東映) - 竹永捜査課長
  • 第五福竜丸(1959年、近代映画協会) - 東一副院長
  • 海っ子山っ子(1959年、桜映画社) - 青葉丸
  • キクとイサム(1959年、大東映画) - おかつの亭主
  • 地獄の底までつき合うぜ(1959年、東映) - 望月警察署長
  • 旗本退屈男 謎の大文字(1959年、東映) - 中御門宗房
  • かげろう絵図(1959年、大映)- 瓦師六兵衛
  • 人間の壁(1959年、山本プロ) - 与田消防団長
  • 空港の魔女(1959年、東映) - 捜査第三課課長
  • 彼女だけが知っている(1960年、松竹) - 北江捜査第一課長
  • 四万人の目撃者(1960年、松竹) - 木原検事正
  • 男の挑戦(1960年、東映) - 長谷川刑事
  • わが胸に鐘は鳴る(1960年、東映教育) - 院長先生
  • 弾丸大将(1960年、東映) - 警察署長
  • 最後の切り札(1960年、松竹) - 渡辺警部
  • 武器なき斗い(1960年、大東映画) - 峯
  • 俺が地獄の手品師だ(1961年、東映) - 北海刑務所長
  • 大暴れマドロス野郎(1961年、日活) - 三宅船長
  • 風来坊探偵 岬を渡る黒い風(1961年、ニュー東映) - 江藤重吉
  • 宇宙快速船(1961年、ニュー東映) - 谷川博士
  • 太平洋のGメン(1962年、東映) - ××丸船長
  • 八月十五日の動乱(1962年、東映) - 林近衛師団長
  • 怪談(1965年、東宝) - 世話人
  • 徳川家康(1965年、東映) - 関口刑部親永
  • 青春の裁き(1965年、日活) - 古島辰造
  • 青春とはなんだ(1965年、日活) - 友田PTA会長
  • 四谷怪談(1965年、東宝) - 庵主浄念
  • スパイ(1965年、大映) - 局長
  • 獣の剣(1965年、松竹) - 山岡監物
  • やくざGメン 明治暗黒街(1965年、東映) - 岡野直親
  • 新・事件記者 殺意の丘(1966年、東京映画) - 菅井室長
  • 愛欲(1966年、東映) - 井上
  • 一万三千人の容疑者(1966年、東映) - 玉井刑事部長
  • 男なら振り向くな(1967年、松竹) - 門田弁護士
  • 若者の旗(1970年、俳優座映画放送) - 須崎
  • 沈黙 SILENCE(1971年、表現社) - 仮牢役人
  • 子連れ狼 三途の川の乳母車(1972年、東宝) - 平野市郎兵衛
  • 忍ぶ糸(1973年、東宝映画) - 増住大二郎
  • 朝やけの詩(1973年、東宝) - 与一
  • 砂の器(1974年、松竹)- 三森署々長
  • 皇帝のいない八月(1978年、松竹) - 若生文部大臣
  • ブルークリスマス(1978年、東宝) - 鈴木理事
  • 日本の熱い日々 謀殺・下山事件(1981年、松竹)- 波多野東大教授
  • さくら隊散る(1988年、近代映画協会) - 証言者
  • 八月の狂詩曲(1991年、黒澤プロ) - 錫二郎

テレビドラマ

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  • 子供の時間 / 小熊と幽霊と泥棒と(1953年、NHK
  • 二人だけに分かる言葉(1953年、NHK)
  • 母の初恋(1953年、NHK)
  • 幸福への起伏(1954年、NHK)
  • 忠臣蔵の人々(1956年 - 1957年、KR)
  • 東京の虹(1957年、NHK)
  • ダイヤル110番 (NTV)
    • 第13話「限りなき部屋」(1957年)
    • 第29話「手の中のボタン」(1958年)
    • 第44話「尾行者」(1958年)
    • 第72話「息子の死」(1959年)
    • 第80話「おてもやん」(1959年)
    • 第94話「三行広告」(1959年)
    • 第100話「白骨死体」(1959年)
    • 第125話「脱走者」(1960年)
    • 第149話「穴場の虫」(1960年)
    • 第151話「腐れ縁」(1960年)
    • 第168話「欲望の街」(1960年)
    • 第172話「魔窟」(1960年)
    • 第186話「賭け」(1961年)
    • 第195話「欲の河」(1961年)
    • 第205話「誘い出し誘拐事件」(1961年)
    • 第218話「奪われたもの」(1961年)
    • 第245話「事件の底辺」(1962年)
    • 第279話「捜査二課16号室」(1963年)
    • 第282話「囮」(1963年)
    • 第331話「幽霊は自転車でやってきた」(1964年)
  • ここに人あり(NHK)
    • 第40回「萌えよ野の花」(1958年)
    • 第106回「晴れ間」(1959年)
  • テレビ劇場(NHK)
    • 愛妻戦争(1958年) - 万稔課長
    • 羽衣の女(1959年)
    • 風は五月を(1959年)
    • 馬六先生人生日記より 最初の往診(1959年)
    • 空白の意匠(1959年)
    • 馬六先生人生日記 あんぱんとクリスマス(1960年)
  • 俳優座アワー / 殺意(1958年、NTV)
  • 雑草の歌(NTV)
    • 第9回「受胎調節を説く和尚」(1958年)
    • 第57回「光は歌声より」(1959年)
    • 第71回「明るい瞳」(1959年)
    • 第74回「歯ぎしり」(1959年)
    • 第96回「白衣の声」(1960年)
    • 第112回「みどりの風」(1960年)
    • 第114回「やと」(1960年)
    • 第118回「この溝をこえて」(1960年)
    • 第123回「父子寮」(1960年)
    • 第137回「白い小さなお仲人」(1960年)
    • 第144回「総務部付」(1961年)
  • 東芝日曜劇場(TBS)
    • 第83回「琉球哀詩」(1958年)
    • 第88回「敏腕記者」(1958年)
    • 第106回「別れ囃子」(1958年)
    • 第255回「壬申の乱」(1961年)
    • 第414回「五月の嵐」(1964年)
    • 第720回「花が実を結ぶとき」(1970年)
  • 夫婦百景(NTV)
    • 第8回「学生夫婦」(1958年)
    • 第73回「世話焼き夫婦」(1959年)
    • 第83回「文化功労賞夫婦」(1959年)
    • 第191回「お年玉異変」(1962年)
    • 第197回「結婚試験」(1962年)
    • 第250回「ある妻の話」(1963年)
  • 私だけが知っている(NHK)
    • 女優と鸚鵡(1958年)
    • 茜荘事件(1959年)
    • 毒(1959年)
    • 鍵穴(1960年)
  • 灯、今も消えず(NTV)
    • 勝海舟(1958年)
    • 近松門左衛門(1959年) - 荻生徂徠
  • 事件記者(NHK)
    • 第16話「誘拐犯人」(1958年) - 難波教授
    • 第56話「顔写真」(1960年) - 木村伸彦
    • 第102話「白い罠」(1962年)
    • 第335話「先手」(1965年)
  • 東京0時刻(KR)
    • 七百万円の誘惑(1959年)
    • 狂った妻(1959年)
  • 東芝家族劇場(NET)
    • 第3回「奇妙な侍」(1959年)
    • 第6回「星みがき」(1959年)
  • 東芝土曜劇場(CX)
    • 第5回「草を刈る娘」(1959年)
    • 第41回「雪夜の客」(1959年)
    • 第52回「護送」(1960年)
    • 第118回「独身者の妻」(1961年)
    • 第157回「未亡記事」(1962年)
  • ヤシカゴールデン劇場 / 夫婦(1959年、NTV)
  • 慎太郎ミステリー・暗闇の声(KR)
    • 見知らぬ顔(1959年)
    • 大尉よ、いつ帰る(1959年)
    • 貴方は、あした(1960年)
  • お好み日曜座(NHK)
    • 女の剣(1959年)
    • バラはあなたに(1960年)
  • おかあさん(TBS)
    • 第8回「粉雪」(1959年)
    • 第41回「完全女性」(1960年)
    • 第55回「秋灯」(1960年)
    • 第135回「合掌 三河島事件より」(1962年)
  • ゴールデン劇場(NTV)
    • 太陽と牛の唄(1959年)
    • 転落の賊(1959年)
  • 日立劇場(KR)
    • 第11回「空気のなくなる日」(1959年)
    • 第14回「月のある庭」(1960年)
    • 第31回「象を喰った連中」(1960年)
  • ゴールドステージ / 聖夜の妖精(1959年、NTV)
  • これが真実だ 第6回「忠臣蔵」(1959年、CX)
  • サンヨーテレビ劇場(KR)
    • きょうあるいのち(1960年)
    • ある村のはなし(1961年)
  • ステージ・アルバム 第6回「白夜」(1960年、NHK) - 宮崎
  • 戦争(CX)
    • 第6回「メニュー」(1960年)
    • 第19回「夏」(1960年)
  • 指名手配(NET)
    • 第36話「ギター殺人事件」(1960年)
    • 第62話 - 第66話「死体なき殺人」(1960年 - 1961年)
    • 第88話・第89話「天網恢恢」(1961年)
    • 第95話・第96話「黒衣の花嫁」(1961年)
    • 第111話・第112話「その紙幣を追え」(1961年)
    • 第116話・第117話「罠」(1962年)
  • プリンス劇場 / ぶた(1960年、CX)
  • スリラー劇場・夜のプリズム 第80回「殺しの押売り」(1960年、NTV)
  • ミステリー影 / 死者の設計(1960年、NET)
  • 百万人の劇場 / 稲妻(1960年、CX)
  • 剣豪秘伝 第45回「血の果て」(1960年、NET)
  • 人生うらおもて 第25回「大変な娘」(1961年、NTV)
  • この光は消えず / キュリー夫人(1961年、NHK)
  • 灰色のシリーズ 第36回「白い手袋」(1961年、NHK)
  • 文芸アワー / 尾行(1961年、NTV)
  • 第24回「宮本武蔵一乗寺の決闘」(1961年、CX) - 沢庵
  • 西鶴物語 第25回「弔の中へ樽肴」(1961年、NET)
  • 愛の劇場 第112回「父の初恋」(1961年、NTV) - 西村  
  • 創作劇場(NHK)
    • ある抵抗(1961年)
    • ある日浜辺にて(1962年)
  • テレビ指定席(NHK)
    • 生活の河(1961年)
    • 賭ける(1961年)
    • 落葉樹(1962年)
    • 村で一番の栗の木(1962年)
    • ある結婚(1963年)
    • 婚前未定旅行(1965年)
  • 東海道線物語 黎明編(1961年、MBS)
  • 日立ファミリーステージ / ビル・ピリリは歌う(1962年、TBS)
  • 純愛シリーズ(TBS)
    • 第28・29回「幻想家族」(1962年) - 父・謙介
    • 第53回「松の一番」(1962年)
  • 文芸劇場 第39回「草を刈る娘」(1962年、NHK)
  • シャープ火曜劇場 第48回「川は今も流れる」(1962年、CX)
  • 松本清張シリーズ・黒の組曲(NHK
    • 第20回「球形の荒野」(1962年8月16日 - 17日)
    • 第35回「破談変異」(1962年12月6日 - 7日)
  • 人生の四季 第54回「松茸山考」(1962年、NTV)
  • お気に召すまま 第1話「あなたがもう一人」(1962年、NET
  • 短い短い物語 第72回「民心安定局」(1962年、NET)
  • 判決(NET)
    • 第2話「殺意への証言」(1962年) - 瀬川拓次郎
    • 第21話「煉獄」(1963年)
    • 第61話「赤い実」(1963年) - 横山
    • 第138話「通信の秘密」(1965年) - 古屋
  • 青年弁護士 第2話「愛情の賭け」(1963年、NTV / 東映
  • 名作推理劇場・警察物語 第4話「非情」(1963年、NET)
  • 七人の刑事(TBS)
    • 第78話「浮かびあがりたい」(1963年)
    • 第293話「消えた人」(1967年)
    • 第350話「北の果てから」(1968年)
  • 講談ドラマ / 西郷隆盛(1963年、NHK)
  • 嫁ぐ日まで 第16回「名門」(1963年、CX)
  • 近鉄金曜劇場(TBS)
    • もし、あなただったら(1963年)
    • わくらばの記(1966年)
  • シャープ月曜劇場 第9回「いのちみじかけれど」(1963年、CX)
  • ポーラ名作劇場 第26回「仇討禁止令」(1963年、NET)
  • 鉄道公安36号 第7話「狂った軌道」(1963年、NET)
  • 夜の十時劇場 / 嘘と嘘(1963年、KTV)
  • 三匹の侍(CX)
    • 第1シリーズ 第4話「一殺多生」(1963年)
    • 第1シリーズ 第11話「左近見参」(1963年)
    • 第1シリーズ 第23話「剣影無情」(1964年)
  • 娘の結婚(NTV)
    • 第11回「メリークリスマス」(1963年)
    • 第22回「この父にして」(1964年)
  • 虹の設計(1964年 - 1966年、NHK)
  • 部長刑事 第305話「嫉妬」(1964年、ABC)
  • NHK劇場(NHK)
    • 視界無限(1964年)
    • 知恵の悲しみ(1968年)
    • もういちどの旅(1968年)
  • 30分劇場 第22回「おんぶ」(1964年、NTV) - 木川正介
  • シオノギテレビ劇場(CX)
    • 仲代達矢アワー・加賀騒動(1964年)
    • 城砦(1965年)
  • 謎の双曲線 第2話「花束」(1965年、12CH)
  • 東京警備指令 ザ・ガードマン 第28話「暗黒の掟」(1965年、TBS)
  • 木下恵介アワーTBS
  • 大河ドラマ(NHK)
  • ウルトラQ 第5話「ペギラが来た!」(1966年) - 南極越冬隊・天田隊長
  • 家庭劇場 第44回「お手伝いさん始末記」(1966年、NHK)
  • とし子さん(1966年、TBS / 国際放映)第3話「妻の座は堅し」- 正一の祖父
  • 泣いてたまるか(TBS)
    • 第23話「その一言が言えない」(1966年)
    • 第39話「あゝ純情くん」(1967年) - 商社の社長、長女の赤沢亜沙子がゲストヒロイン。
    • 第46話「先生仲人をする」(1967年)
    • 第67話「雪の降る街に」(1967年)
    • 第72話「禁じられた遊び」(1968年)
  • 若者たち(CX)
    • 第1話「出発」(1966年)
    • 第15話「石の門」(1966年)
  • 銭形平次(CX)
    • 第62話「七夕の唄」(1967年) - 出島屋
    • 第179話「謎の千両富」(1969年) - 天王寺の弥吉
    • 第402話「父と子と」(1974年) - 遠州屋徳衛門
  • 剣(NTV)
    • 第35回「祭囃子」(1967年)
    • 第42回「縁切寺異聞」(1968年)
    • 第43回「鬼子母」(1968年) - 松井田の長造
  • お庭番(NTV)
    • 第5 - 8話「隠密野郎」(1968年) - 石黒兵部
    • 第17 - 20話「皆殺しの歌」(1968年) - 酒井忠勝
    • 第31 - 32話「危機一髪」(1968年) - 本多伊予守
  • 日産スター劇場 / 持参金30億を狙え(1968年、NTV)
  • 帰って来た用心棒 第33話「影の女」(1968年、NET) - 老父
  • 旅がらすくれないお仙 第5話「伜と呼びたい」(1968年、NET)
  • 五人の野武士 第25話「礫打ち」(1969年、NTV)
  • 頑張れ!かあちゃん(1969年、NET) - 磯林
  • 紅い稲妻(1970年、CX / 新国劇映画社) - 円徹
  • 遠山の金さん捕物帳(NET)
    • 第4話「花嫁を食う男」(1970年) - 蜂谷彦九郎
    • 第130話「闇に咲く女」(1972年) - 相川屋惣兵衛
  • 日本怪談劇場 第9話「怪談 宵宮雨」(1970年、12ch)- 久庵
  • 火曜日の女シリーズ / オパールとサファイア(1971年、NTV / 東宝
  • 人形佐七捕物帳 第1話「江戸一番のいい男」(1971年、NET / 東宝) - 国分屋孫右衛門 
  • 軍兵衛目安箱 第24話「海を渡ってきた」(1971年、NET / 東映) - 卯兵ヱ 役
  • 鬼平犯科帳 第2シリーズ 第14話「平松屋おみつ」(1972年、NET / 東宝) - 甚五郎
  • 大岡越前(TBS / C.A.L
    • 第3部 第27話「死の匂いのする花」(1972年) - 住職
    • 第7部 第9話「天下一品意地くらべ」(1983年) - 太兵衛
  • 荒野の素浪人 第65話「必殺 荒野の決闘」(1973年、NET / 三船プロダクション
  • 江戸を斬る(TBS / C.A.L)
  • 水戸黄門(TBS / C.A.L)
    • 第1部 第15話「わしは天下の風呂番だ・今治」(1969年11月10日) - 服部頼母
    • 第2部 第12話「黒い契約書 -久保田-」(1970年) - 永山掃部
    • 第4部 第14話「落ちて来たおしら様 -弘前-」(1973年) - 上田仁左ヱ門
    • 第5部 第26話「福江城の対決 -五島-」(1974年) - 玉ノ浦三左衛門
    • 第7部 第20話「暴れ姫君 -会津-」(1976年) - 本庄八太夫
    • 第8部 第26話「うぐいす春風剣 -中津-」(1978年) - 三浦頼母
    • 第10部 第21話「じゃじゃ馬娘はお医者様 -岩村-」(1980年) - 牧玄斉
    • 第11部 第26話「一陽来復水戸の春 -岩槻・水戸-」(1981年) - 高畑勘解由
    • 第12部 第12話「八兵衛身代り危機一髪 -徳島-」(1981年) - 法敬
    • 第14部 第37話「野望を断った天下の名刀 -高松-」(1984年) - 大久保主計
  • 剣客商売 第14話「三冬の女ごころ」(1973年、CX / 東宝) - 清洲の佐平治
  • 土曜ワイド劇場(ANB)
  • 日本の戦後 第10集「オペラハウスの日章旗」(1978年、NHK) - 板倉卓造
  • 白い巨塔(1978年 - 1979年、フジテレビ) - 箮田央弘
  • 判決(1978年 - 1979年、テレビ朝日) - 裁判長
  • 不毛地帯(1979年、MBS) - 叶頼山
  • 桃太郎侍 第211話「バクチが教えた商人根性」(1980年、NTV / 東映)
  • 旅がらす事件帖(1980年 - 1981年、関西テレビ / 国際放映) - 水野越前守忠邦
  • ザ・サスペンス / 「入試問題」殺人事件(1982年、TBS)
  • 月曜ワイド劇場 / 婚約 北の国から来た花嫁(1983年、ANB)
  • 時代劇スペシャル(CX)
    • 花笛伝奇(1983年) - 木谷孫左衛門
    • 烙印の女たち(1984年) - 青山春蔵
  • 男と女のミステリー / 残月の決闘(1991年、CX) - 稲毛左近

ラジオドラマ

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  • 闖入者(1955年、朝日放送) - 弁護士
  • スリラー劇場 二月の悲劇(1959年、ラジオ東京)
  • 君腹を切れ(1959年、NHK)
  • 自転車の音(1964年、NHK)
  • 深い淵(1964年、NHK)
  • 海へ入る川(1964年、ニッポン放送)
  • 元旦日記(1965年、NHK)
  • ベッカム・ライのバラード(1965年、NHK)
  • 明日香のしらべ(1965年、NHK)

CM

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舞台

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  • どん底(1936年) - 男爵
  • 女房学校(1950年)
  • 桜の園(1951年) - ガーエフ
  • 賢女気質(1951年)
  • 椎茸と雄弁(1951年)
  • 正義の人々(1953年)
  • 若人よ蘇れ(1954年)
  • どれい狩り(1955年) - 大臣
  • 死せる魂(1956年)
  • 二人だけの舞踏会(1956年)
  • 死んだような平和(1957年)
  • 黄色い波(1961年)
  • 三文オペラ(1962年)
  • ワーニャ伯父さん(1963年) - セレブリャーコフ
  • 有福詩人(1964年、1989年) - 仁斎
  • ハムレット(1964年)
  • アンナ・カレーニナ(1964年)
  • 日本の幽霊(1965年)
  • 追究 アウシュヴィッツの歌(1967年)
  • しんげき忠臣蔵(1969年)
  • 石の火(1971年)
  • にっぽんKK幻想記(1973年)
  • 検察官(1974年)
  • リチャード三世(1974年)
  • どん底(1975年)
  • ルル(1977年)
  • 夜の来訪者(1977年) - 秋吉兼路
  • いち子と須磨子(1978年) - 相馬御風
  • コーカサスの白墨の輪(1980年) - 大百姓
  • 八月に乾杯(1981年、1987年)
  • 悲しみよ、そっと、ほとぼしれ(1982年)
  • メアリー・スチュアート(1983年)
  • 荒野の落日(1983年、1986年)
  • 海賊、森を走ればそれは焔(1984年)
  • 遁走譜(1984年) - 増宮平造
  • アメリカの時計(1986年)

著書

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  • 『日本新劇史 新劇貧乏物語』(1966年、筑摩書房
  • 『日本社会主義演劇史 明治大正篇』(1975年、筑摩書房)
  • 『私の古本大学 新劇人の読書彷徨』(1981年、青英舎)
  • 松本克平『八月に乾杯 : 松本克平新劇自伝』弘隆社、1986年。 NCID BN00781098NDLJP:12436362https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001864197。「国立国会図書館デジタルコレクション、個人送信サービスで閲覧可能」 
  • 『四人でしゃべった』(小沢栄太郎嵯峨善兵信欣三と、1987年、早川書房)※座談で戦前の演劇活動を回想
  • 『克平交友記』(1991年、「こつう豆本」日本古書通信社
  • 『新劇の山脈』(1991年、朝日書林)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g 『日本映画俳優全集・男優編』、キネマ旬報社、1979年、p.539
  2. ^ a b c d 三國一朗『昭和史探訪 日中戦争』、番町書房、1974年、p.47
  3. ^ 自伝『八月に乾杯』, p. 337.
  4. ^ 松本克平、デジタル版 日本人名大辞典+Plus、コトバンク、2014年11月23日閲覧
  5. ^ 『展望 第11〜12号』p.134
  6. ^ 照井日出喜「彼岸の築地小劇場(序) -大正デモクラシーから十五年戦争にいたる新劇運動-」『人間科學研究』第6号、北見工業大学、2010年3月、13-52頁、CRID 1390854107986878208doi:10.19000/0000007497ISSN 13495526 
  7. ^ 松本克平、新撰 芸能人物事典 明治〜平成、コトバンク、2014年11月23日閲覧
  8. ^ 日本新劇製作者協会・協会賞受賞者一覧、2014年11月23日閲覧
  9. ^ 「俳優座の松本克平さん死去 新劇史研究の著作も」読売新聞1995年10月3日夕刊15面

外部リンク

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