琵琶湖要塞1997

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琵琶湖要塞1997』(びわこようさい いちきゅうきゅうなな)は、荒巻義雄による小説である。『要塞シリーズ』第4部で、『阿蘇要塞1995』の続編である。

人工天体「グロブロー」上に展開された戦争シミュレーション世界「コード1997」を舞台に、シリーズ当初は味方であったIBM軍との戦いを含め、全世界にわたる日本列島防衛軍の戦いが描かれる。

前作までとの違いとしては、外交的要素の本格的導入がある。また、前作から引き続き作中への読者参加が行われている。

本作をもって『要塞シリーズ』第1期の完結が宣言された。

中央公論社より新書版(全6巻)が刊行され、後に中公文庫版(全6巻)も発売された。

また、荒巻義雄原作、夢野れい作画により劇画化された(中央公論社)。

概要[編集]

書誌情報[編集]

  • 琵琶湖要塞1997 1「水中要塞覚醒篇」
    • 新書版ISBN 978-4125001708 文庫版ISBN 978-4122023482
  • 琵琶湖要塞1997 2「国後・択捉強襲篇」
    • 新書版ISBN 978-4125001760 文庫版ISBN 978-4122023741
  • 琵琶湖要塞1997 3「超飛行艇海煌出撃篇」
    • 新書版ISBN 978-4125001821 文庫版ISBN 978-4122023994
  • 琵琶湖要塞1997 4「天山回廊長征篇」
    • 新書版ISBN 978-4125001869 文庫版ISBN 978-4122024212
  • 琵琶湖要塞1997 5「北極氷原血戦篇」
    • 新書版ISBN 978-4125001913 文庫版ISBN 978-4122024397
  • 琵琶湖要塞1997 6「二千年紀末平和創造篇」
    • 新書版ISBN 978-4125002231 文庫版ISBN 978-4122024700


関連項目[編集]