田中雅彦 (バドミントン選手)

ウィキペディアから無料の百科事典

田中 雅彦
基本情報
生年月日 (1966-12-10) 1966年12月10日(57歳)
性別 男性
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県横浜市
身長 170cm
体重 63kg
血液型 O型
選手情報
利き腕
競技開始年齢 12歳
主な戦績
世界ランク(最高) シングルス369位
経歴
所属 Wellness Park Oberlaa
Union PRA Wien
RBC Sportivo Wien
VIC Badminton Club

田中 雅彦(たなか まさひこ、1966年12月10日 - )は、オーストリアバドミントン選手。身長170 cm。右利き。神奈川県横浜市神奈川区出身。横浜市立松本中学校神奈川県立鶴見高等学校京都外国語大学(大学院)を経て渡欧。元オーストリア代表。ヨネックスなどと用具契約。

概要[編集]

1992年に単独ヨーロッパに渡り、オーストリアウィーンのクラブチームにスカウトされる。その後、オーストリアのプロリーグで活躍し、国際大会に参加した日本人初のプロバドミントン選手。

1997年から2002年にかけてウィーンランキングトーナメントのシングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの三種目で優勝する三冠を達成、同大会では数多くの入賞を果たしている。また、ウィーンランキングでもシングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの三種目で1位になっている。

国際大会では近隣諸国であるハンガリースロベニアの大会で実績を残し、2001年にオーストリア代表としてヨーロッパサーキットに参戦を開始、オーストリア国際以外にポルトガル国際、クロアチア国際、キプロス国際などに単独で乗り込み国際大会での経験を積んだ。また同年、全英オープン に参加した後、ジャパンオープンにもオーストリア代表としてエントリー、国立代々木競技場に凱旋帰国した。ジャパンオープンではリー・チョンウェイ(世界ランキング1位、オリンピック銀メダリスト)と対戦している[1]

2004年にはテレビ朝日系「ポカポカ地球家族」がウィーンを取材に訪れ、2005年2月19日にこれが放送されると、日本のバドミントン界で大きな反響を呼んだ。以来、日本から数多くのバドミントンプレーヤーがウィーンを訪れている。

2010年2月にウィーンで開催されたオーストリア国際では、スイスプロリーグで活躍する平松孝浩と組んで男子ダブルスに参戦[2]、この大会を機に国際大会から引退した。43歳という年齢での国際大会参加は話題となった。

2021年からオーストリア最高峰のエリートランキングトーナメントに、参加者中最高年齢の54歳でシングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの三種目にエントリーするフル参戦を開始[3]

プレースタイル[編集]

得意種目のシングルスはフットワークを生かしてひろう守備型。腕力の強いヨーロッパ人に対して、ミスの少ないプレーで相手のスタミナを奪う。シングルスのみならず、男子ダブルスと混合ダブルスもこなす。

脚注[編集]

  1. ^ 2001年ジャパンオープン BWF Tournamentsoftware 2001年4月8日
  2. ^ 2010年オーストリア国際 BWF Tournamentsoftware 2010年2月24日
  3. ^ オーストリア・バドミントン協会公式戦 OBV Tournamentsoftware

外部リンク[編集]