盗まれた街
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盗まれた街 The Body Snatchers | ||
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著者 | ジャック・フィニイ | |
訳者 | 福島正実 | |
発行日 | 1955年 1957年 | |
発行元 | Dell Books 早川書房 | |
ジャンル | SFサスペンス | |
国 | アメリカ合衆国 | |
言語 | 英語 | |
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『盗まれた街』(ぬすまれたまち、原題:The Body Snatchers)は、ジャック・フィニイによる小説。映画化もされた。
概要
[編集]『コリアーズ』誌に1954年から連載、翌年単行本化。サンタ・マイラのモデルは著者が住んでいたカリフォルニア州ミル・ヴァレー[1]。
当時のアメリカにおける赤狩りによる風潮を描いた典型的作品とされる。
あらすじ
[編集]1953年8月13日、カリフォルニア州の田舎サンタ・マイラで開業医を営むマイルズ・ボイズ・ベンネルのもとに家族が別人のようになったという相談が舞い込む。 やがて同じ相談が激増し、そのうちベンネルの友人のジャックが自宅の物置で見つけたという死体を見せる。その死体には指紋が無かった。
日本語訳
[編集]映画化作品
[編集]いずれの作品も結末は原作とは異なっている。
- 『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(Invasion of the Body Snatchers)ドン・シーゲル監督(1956年)
- 『SF/ボディ・スナッチャー』(Invasion of the Body Snacthers)フィリップ・カウフマン監督(1978年)
- 『ボディ・スナッチャーズ』(Body Snacthers)アベル・フェラーラ監督(1993年)
- 『インベージョン』 (The Invasion) - オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督(2007年)
脚注
[編集]- ^ 2007年の新装版の巻末解説
関連項目
[編集]- 人形つかい(1951年) - ロバート・A・ハインラインによるSF小説。アメリカ政府のエージェント3人組が、心を支配するエイリアンのパラサイトによる地球侵略を秘密裏に阻止しようとする物語。
- 父さんに似たもの(1954年) - フィリップ・K・ディックがファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクションに掲載した短編(タイトルは『父さんもどき』や『パパに似たやつ』、『パパそっくり』、『パパふたり』とも表記される)。
- 宇宙からの侵略生物(1957年) - 隕石の中にいた寄生生物による宇宙人侵略を描いたイギリスのSF映画。
- ポーの末裔 - H・P・ラヴクラフトとオーガスト・ダーレスの共作で、ラヴクラフトが亡くなる1937年以前に書かれ、1966年まで発表されなかった短編集『ポーの末裔』に収録されている作品。人間に憑依する地球外生命体を扱った物語。
- 21エモン - 原作「しあわせの星(TVアニメ版では37-38話)」は母星を失った入植者たちが主人公たちになり替わり、地球にやって来て静かな侵略を始める「盗まれた街」を入植者側の視線で見せる筋立て。同じ原作にハインラインの「人形つかい」を下敷きにした物語もある。
- クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!(2006年) - シナリオの前半部分は本作をヒントに作られているほか、登場人物の「ジャクリーン・フィーニー」の名は本作の原作者であるジャック・フィニイから採られている。
- ザ・ホスト(2008年) - ステファニー・メイヤーによる小説。人類がすでに寄生虫型エイリアンに乗っ取られている世界を描いている。
- カプグラ症候群 - 人が同一人物の複製品に置き換わっていると思い込む、実在の精神疾患。