石田名香雄

ウィキペディアから無料の百科事典

石田 名香雄
生誕 1923年3月6日
死没 (2009-12-04) 2009年12月4日(86歳没)
居住 日本の旗 日本
研究分野 ウイルス学
研究機関 東北大学
出身校 東北大学
博士課程
指導学生
片峰茂 ほか
主な業績 センダイウイルスの発見・研究
主な受賞歴 勲一等瑞宝章日本学士院賞
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

石田 名香雄(いしだ なかお、1923年大正12年〉3月6日 - 2009年平成21年〉12月4日)は、日本医学者ウイルス学者。元東北大学学長。仙台市名誉市民[1]。二男は分子生物学者の石田直理雄

人物

[編集]

新潟県上越市生まれ。旧制仙台一中旧制二高東北帝国大学医学部卒業。ウイルスベクターとして知られるセンダイウイルス、また、制癌抗生物質ネオカルチノスタチンを発見した。野口英世記念医学賞日本学士院賞などを受賞。お酒が好きなことで知られており、利酒が趣味だった。学生に抜群の人気があった。

略歴

[編集]
  • 1946年 - 東北帝国大学医学部卒業
  • 1951年 - 東北大学医学博士[2]
  • 1953年 – センダイウイルスを発見

ミシガン大学ウイルス研究所留学

  • 1960年 - 東北大学医学部教授(細菌学講座)
  • 1965年 - 制癌抗生物質ネオカルチノスタチンを発見
  • 1975年 - 東北大学医学部長
  • 1983年 - 東北大学学長
  • 1989年 - 東北大学名誉教授

受賞・栄典

[編集]

主な著書

[編集]
和文の編著作
  • 宮川正澄、三橋進、石田名香雄 編『実験感染学』朝倉書店、1967年。 
  • 石田名香雄、沼崎義夫編 編『ウイルスの今日的意味』医薬ジャーナル社、1990年。ISBN 475321284X 
英文の編著作
  • Maeda, H.; Edo, K.; Ishida, N., eds (1997). Neocarzinostatin: the past, present, and future of an anticancer drug. Springer. ISBN 4431701877 

脚注

[編集]
  1. ^ 仙台市名誉市民”. 仙台市. 2022年7月11日閲覧。
  2. ^ 石田 名香雄「放射菌抗菌性物質に関する研究」、東北大学、1951年2月6日、NAID 500000529393国立国会図書館書誌ID:000011048447 
  3. ^ 恩賜賞・日本学士院賞・日本学士院エジンバラ公賞授賞一覧”. 日本学士院. 2009年12月11日閲覧。
  4. ^ 「96秋の叙勲受章者 勳一等・勳二等」『読売新聞』1996年11月3日朝刊

外部リンク

[編集]