カリウムミョウバン
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カリウムミョウバン | |
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硫酸カリウムアルミニウム十二水和物 | |
別称 カリウム明礬 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7784-24-9 |
E番号 | E522 (pH調整剤、固化防止剤) |
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特性 | |
化学式 | AlK(SO4)2·12H2O |
モル質量 | 474.388 g mol−1 |
外観 | 無色結晶 |
密度 | 1.757 g/cm3 (20 ℃) |
融点 | 92.5℃ |
沸点 | 脱水分解 |
水への溶解度 | 6.74 g/100 g水溶液 (25 ℃) |
構造 | |
結晶構造 | 立方晶系 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH | −6061.8 kJ mol−1[1] |
標準モルエントロピー S | 687.4 J mol−1K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp | 651.03 J mol−1K−1 |
危険性 | |
EU Index | Not listed |
NFPA 704 | |
引火点 | 不燃性 |
関連する物質 | |
関連物質 | クロムミョウバン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
カリウムミョウバン(英: potassium alum)とはミョウバンの一種で、カリウムイオン、水和アルミニウムイオンおよび硫酸イオンを含む複塩である。ミョウバン参照。
概要
[編集]硫酸カリウムアルミニウムともいう。硫酸アルミニウムと硫酸カリウム水溶液を当量反応させると生成する複塩の結晶。
アルミニウムを水酸化カリウムに溶かして硫酸を加えても生成する。
十二水和物の結晶は[Al(H2O)6]3+ を含み、また6個の H2O に K+が囲まれている。十二水和物は水に対して吸熱的に溶解するため溶解度の温度依存性が大きく、再結晶により正八面体型の大結晶が得られる。64.5℃で9個の結晶水を失い、200℃では無水物となる[2]。無水物は焼明礬と呼ばれる。
媒染剤、なめし剤として用いられる。また血液凝固性があるので止血剤にも用いられる[3]。