等電点

ウィキペディアから無料の百科事典

等電点(とうでんてん、: Isoelectric point、IEP)はアニオンになる官能基カチオンになる官能基の両方を持つ化合物において、電離後の化合物全体の電荷平均が0となるpHのこと。

アミノ酸の等電点[編集]

アミノ酸アミノ基カルボキシ基の両方を持っているので等電点がある代表的な化合物であるが、カルボキシ基を複数もつ酸性アミノ酸(アスパラギン酸及びグルタミン酸)は一般に等電点が低く、アミノ基を複数もつ塩基性アミノ酸(アルギニンヒスチジン及びリシン)は一般に等電点が高い。その他の中性アミノ酸の等電点はアミノ基の酸解離定数(pKa) とカルボキシル基の酸解離定数を足して2で割ると容易に算出できる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]