逆疑問符

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¿

逆疑問符(ぎゃくぎもんふ[1]: inverted question mark, 西: signo de interrogación invertido¿)または逆転疑問符[2](ぎゃくてんぎもんふ)は約物のひとつである。スペイン語疑問符とともに用いられ、疑問を表し、疑問文の冒頭に置かれる。文の途中にも置かれ、疑問文の開始を示す。1754年の『正書法』第2版によって導入された[3]。スペインガリシア州の公用語であるガリシア語でも、かつての正書法ではカスティーリャ語同様に使われたが、2003年の正書法改定で、基本的に使わないことになった。

  • ¿Qué dices?(どういう意味?)
  • ¿Por qué no te callas?(どうして君は黙っていられないのかね?)

符号位置[編集]

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
¿ U+00BF 1-9-22 ¿
¿
¿
逆疑問符
INVERTED QUESTION MARK

脚注[編集]

  1. ^ JIS X 0213
  2. ^ 清水憲男「逆転疑問符の文献学」『上智大学外国語学部紀要』第39号、上智大学外国語学部、2004年、119-139頁、ISSN 02881918NAID 120005874881 
  3. ^ 寺﨑英樹『スペイン語史』大学書林、2011年5月20日、242頁。ISBN 9784475016254 

関連項目[編集]